古今著聞集巻第八 好色第十一 三二八 宮内卿男疎遠の時詠歌の事 宮内卿は、娚にてある人に名たちし人也。おとこかれ/"\になりけるとき、よみ 侍ける。 都にも有けるものをさらしなやはるかにきゝしおばすての山