本日、お陰様で40歳になりました。
40歳というキリの良い年齢になりましたので、いま想うことを書いておきましょう。
男にとって40歳は、その後の人生を決める節目だそうです。
男性の平均寿命を80年と考えると、ちょうど折り返し地点ですね。
孔子の「論語」の中に、こんな一節があります。
「吾、十有五にして学に志す、三十にして立つ、四十にして惑わず、五十にして天命を知る」
わたしは、十五歳で学問に志し、三十歳で自立し、四十歳で迷わなくなり、五十歳で天命を知った。
40歳で迷わないためには、模索の年代である20代のときに、どれだけ「無駄」をし、30代で方向を決め、その目標にどれだけ「誠実」に「努力」したか、が大事になってきます。
自分が40歳になってみて、学生時代から抱いていた40歳のイメージとは、少し違うような気もしますが、(もっと落ち着いていて、薪割りや登山をしているようなイメージではなかった笑顔)仕事も趣味も好きなことができていることに感謝しているところです。
また、「論語」といえば、渋沢栄一の書籍「論語と算盤」でしょう。
つい最近、2021年の年末まで、渋沢栄一の生涯が描かれた「青天を衝け」が放送されていましたね。最終回まで観て、心に残る大河ドラマでありました。
僕は、ためになった本を10冊選びなさいと言われれば、「論語と算盤」は必ず入れておきたい本になります。この本から、今の僕が渋沢栄一から何を教えられたかといえば、「志の大切さ」と「道徳的価値の大切さ」の二つが大きいところです。
志を立てることは、人生という建築の骨組みであり、出発点であること。
その志を胸に、生きていくうえで最も大切なものが道徳。むずかしく考えなくてよい。物事は、自分の良心に照らし合わせて、正しい行為の道筋に沿って行うことが大切である、と教えられました。
僕は昔から、物事に対して「筋を通す」ということが好きなので、腑に落ちるものがありました。
また数年して読み返してみれば、違う部分にも気づくのでしょう。
これからの人生、成功や失敗を通り越して、その先の価値ある生涯を送るために、日々、精一杯の努力を重ねていきたいものです。