子供の頃から学校でも家庭でも理不尽な叱られ方をし続け、世の中
を信じられなくなり孤独になって最後には落ちこぼれる。
いや、落ちこぼれると言うのは世間からであって、賢いやつは世の
中うまく立ち回っている。
不器用なのか、出来ない子なのか、どちらか分からないけれど私は
世間の落ちこぼれである。
会社もうまく行かない、家族は失踪、猫様と二人だけの暮らし。
どこか人の人生を決める役場のようなところが私のことは捨て置け
と書類を捨てたに違いない。
家族が失踪してからいいことなど一度もない。
毎日が辛酸をなめる日々だ。
買い物したってそのときの一時的な欲求を満たすだけで楽しさや嬉
しさはないのだ。
人と親身に接することもしないし、孤立しているような状態である。
写真を撮ること、音楽を聴く事、猫様と遊ぶこと以外他にない生活。
仕事は最低限の出社でこなすことだけこなして後は人任せ。
その写真趣味だって休みの日には辛くて寝込んでしまうのでなかな
か思うように行かず、かと言ってイザと思うともう半日過ぎていた
りで結局だめだったりする。
誰からか電話やメールがあるわけでもないし、友達も全員切ってし
まったので一緒に遊ぶこともない。
そして愚痴をこうやってブログに書き付けるばかりの生活。
何か一つでもいいから生活に華が欲しい。
色のない無味乾燥な生活。
楽しみも全くもってない単調な毎日。
いい加減嫌になってきたが猫様がまだ十年以上生きるのでそれは見
届けねばならない。
世間から落ちこぼれた人間は何もせずじっとして居ろと言うことか。
