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OTA(Now On The Air)

JF3TBMの無線道楽雑記帳。その他、社会随筆も不定期に掲載。明日の活力にと、スパイスの効いたサプリのような。

●いきなりHF運用せず、SWLのススメ。

2025年02月09日 | ミニマル生活(原付一種愛)

再開組のハムから『HF、できたら7MHzに出たいのですが、GNDが効かずVSWRが落ちないので悩んでいます。どうしたらいいですか?』という相談を受けます。まずは『HFというものをきちんと理解しましょう。何でもいいから電線を外に張って「ロングワイヤー」でHFの受信しましょう』と、オススメしています。

【写真:GNDもテキトーなロングワイヤーでも『W』くらい受信可です】
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◆慌てず、SWLを通じ『HFを深掘り』して『HFへの解像度を上げよう』。
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昨日の記事で『解像度』について書きました。

 

要は『理解度を深めよう』という主旨です。

ショップで買ってきたアンテナを『ポン付け』で運用できる場合もありますが、

HFは波長も長く『思ったようにうまくいかないことも多々』です。

 

仕方がないから移動運用でダイポールを張って休日運用・・・。

 

ま、それもいいとは思いますが『めんどくさくないかな?』と感じます。

特に、今の季節は『野外は、とにかく寒い』です。

素手でアンテナ設営や撤収するのは『事故の元』にもなります。

 

アパマンなので・・・、という声もよく聞きます。

 

極論ですが『バランなしの50MHz用ダイポールをベランダから垂らしたら?』。

ウソに聞こえるかも知れませんが、

同軸直付けの1.5m×1.5mの6m用ダイポールでも、

FT8なら、7MHzや10MHzでも『それなりに受信が可能』です。

 

商品名の『カウンターポイズ』でGNDをベランダに撒き、ロングワイヤーでも受信は可能です。

 

1,PC(Windows11)を用意し

2,wsjt-xをダウンロードして、PCにインストール

3,PCにRIGのドライバーをインストールして

4,PCとRIGをUSBケーブルでつなぎ

5,PCとRIGの設定をすればいい

 

さらに。

 

6,ハムログをインストールして

7,運用とは別の『受信用ログ』を作成する(SWL/JF3TBMとか別コールにする)

8,DXへのSWL-RPT送付のために、少なくとも『e-QSL』でSWL-RPTを送る

9,マニュアル送信は面倒くさいので、ADIFを生成して一括送付する

10,e-QSLでCfmされたら、申請条件が揃えば『AWARD』を申請してみる

 

諸々の設定は、CQ-hamradio誌などにしょっちゅう掲載されています。

※設定の詳細は、ここでは省きます。

 

受信だけなら『VSWRが落ちない!』と嘆かなくても、

まずはHFってどんな感じなのかな・・・と、

現在主流の『FT8/FT4等、Digitalモード』なら『へぇぇ!すごい遠くが入るんだ!』と気づきを得られます。

 

極論ですが、受信だけなら『GNDなんて、ほっといてもいい』くらいです。

 

もちろん、きちんと整合が取れたアンテナを使うのが理想ですが、

GNDやVSWRで『悩んで時間を浪費するくらいなら、受信運用をやったら?』です。

平日の夜しか無線機の前に座れない方も、

テキトーに張った電線でも、7MHzや10MHzの夜間パスは活況です。

私のアンテナ、GNDは効いているためか2mの5/8λモビホでもHFのSWLできています。

 

GNDやVSWRで『苦戦』している方には『嘘だろ~!』と思われがちですが、

2mのモビホ(第一電波のDP-TRY2E)でも『WやLUが見える』のですから、

心底『FT8のSNR評価はすごいなー』と思います。

 

マグネット基台に2mのモビホでも同様でした。

 

ま、1.8MHz帯(160mB)あたりになると、

もう少し長いロングワイヤーが必要ですが、

ぜいたくを言わなかったら、2mのモビホで国内局は全国カバーで受信していますよ。

 

要するに『電波は電流、それを難しく考えずにキャッチする』ということです。

 

古いOM諸氏が『ゲルマニウムラジオの話題』をよく出されますね。

なんで電池もない鉱石ラジオが『聞こえるのか?』という原点に立てば、

電波(電磁波)は、電流である、ということが『実体験』できます。

この積み重ねが『解像度を上げる、理解度を深める』ということだと私は思っています。

 

毎度おおきに。ほんじゃーね!!

 

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