OTA(Now On The Air)

JF3TBMの無線道楽雑記帳。その他、社会随筆も不定期に掲載。

●売り方を考えない、無線業界の不思議。

2023年03月16日 | アマチュア無線<全般>

新商品を作って、お客さんに案内すれば、ある程度売上が上がるんじゃないか?・・・、という風に考えられているのでは。顧客リストが活用されていれば、新商品を作って販売すれば『ある程度』の売上は上がります。しかし、新商品を作る前にもっと大事な事があります。多くの企業が、大事なことを飛ばして『作った商品が売れない・・・』なんてことになってしまっています。

【写真:40万円~60万円もする無線機が、果たして売れるのか?】
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◆先に『売り方』を考えておく。
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そんな当たり前のこと?って感じる方も多いかもしれませんが、
ほとんどの人は『新商品を「作る」こと』ばかりに目が行き、
新商品を『売る』ことに目を向けていません。


商品を作ると、作り手は『これは良い商品が出来たな』と思うもの。


・このサービスは良いだろう。
・お客さんに役に立つだろう。
・これだけ時間をかけて作ってるものは、これまでに無い。

など、商品を作ると、その商品に愛情をもったり
その商品の良さを自分で感じる事が出来ます。

常にその商品のことを考えていますし
その商品の事が頭の片隅にずっとある状態です。
良い商品ですから、これは案内すれば売れるだろうと。


いざ、販売してみると、全然売れない。なぜか?

 

売り方を考えていなかったからです。



作り手は、自分が良いと思っていることは、
お客さんも良いと思って買ってくれるだろうと考え、
自分の知ってる知識の上で販売をしようとします。

 

無線に限らず・・・。


『こんな成分が入ってます』
(だから、すごく良いってのは、わかるでしょ?)

『こんな製法で作ってます』
(だから、すごくこだわってるってわかるでしょ?)

『こんな生地を使ってます』
(すごく貴重な生地で、手に入らないから、価値があると思うでしょ?)

という風に、自分が知ってることを前提にして、商品を販売します。


ですが、ほとんどのお客さんは
あなたの商品のことを知りません。

あなたが何のサービスをしているのか?
どれくらい専門家なのか?新商品がどれだけ優れているのか?
について、ほとんど知らないんです。


例えば、スタバのコーヒーってどれくらい優れてるか、わからないですね。


どれくらい優れてるコーヒーなのか?とか、

どんな素晴らしい入れ方をしてるとか、

そんなもの全然知らないです。


新商品を作っても売れないのは、
お客さんと売り手で大きな差があることに、
気づかずに販売してしまうことから、

 

起こってしまう事が多いんです。


じゃあ、どうすれば良いのか?

 

先に販売ページを作ってしまうのです。
商品よりも先に販売ページである、
セールスレターを作ることで、お客さん目線で、
その商品を販売することが簡単になります。

 

売れるか売れないか・・・の、アタリを付けておく。


どうしても、製品を作ると製品の良さばかりをアピールし、
良さを伝えたいばかりに、情報量が多くなってしまうのですが、
お客さんの目線で考えれば、不要な情報だったり、
いらない商品のポイントだったりもある訳です。
ですから、先にセールスレターを作ってみる。



そうすることで、より新商品を売れるようにしていくのです。

 

実際にセールスレターを作ってみて、売れそうでなければ
その商品は売れない可能性が高いですし、
逆に作った感じで売れそうなのであれば、売れる可能性は高いでしょう。


売れそうでないなら、作らない方が良いです。


この時点ではまだ商品を作ってないので、後から修正する事が出来ます
(作ってしまったら、意地でも売らないといけないですからね)。


新商品を作ろう!と決まったら、まずは商品を作る前に
どうやって売るか?を考えてみてください。

考えるというのは、実際にセールスレターを作ってみるのがおすすめです。
それで、売れるかどうか?がある程度判断できますので。


新商品を作るときは、まずセールスレターを作る。



ぜひ、覚えておいてくださいね。

 

・FT-710がセンセーショナル的にデビューし

・IC-7300がFT-710より安く売り始め

・FT-710の在庫ダブつき始めた

・IC-7300は、全世界で『相当数売れた』ため値下げしても大丈夫だった

・FT-710は『意地でも売らないといけない』状況。

 

これが、IC-905でICOMの営業を圧迫しなければいいのですがね。

 


毎度おおきに。ほんじゃーね!


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