OTA(Now On The Air)

JF3TBMの無線道楽雑記帳。その他、社会随筆も不定期に掲載。

●若者の『車離れ』を考察。

2023年04月28日 | 社会の考察

マスメディア報道で『若者の車離れ』が『どうしたこうした』と、ほざいています。(だからどうしろと・・・?)。確かに、私が若者だった頃と比較して『車に対する価値観』は下がっています。スマホやSNSの普及で『わざわざ車に乗って移動する必要も減った』でしょう。とはいえ、若い人も『車好き』はいますし、単に『新車が売れにくい』というのが本当だと感じます。ちなみに大阪のタクシーは『ほとんどが中古車』です。クラウン系は『東京の上がり』で『50万km』ほど走ったタマで、外装の程度のいいのを安く買って、さらに50万kmほど走ります。大阪らしいな・・・と思います(笑)。

【写真:3台目のプリウスは老若男女問わず、よく売れていますよ】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆中古不動産や中古車市場は『一定』で動いています。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

要するに『団塊世代(以下D世代)』が新車を買う必要が減ったのです。

 

D世代も、あと3年もすれば『全員が後期高齢者』です。

そもそも、新車を買っていたのは、

購買力のある『大人』であり、それをけん引していたのがD世代です。

TVのワイドショウネタで高齢者の交通事故が報じられれば、

家族は心配して『お父さん、もう車に乗るのはやめて』とか言います。

 

じゃあ、軽自動車にしておくか・・・くらいです。

 

D世代は人数も多く、日本の購買力をけん引してきました。

表に出てくる数字は『新車登録台数』です。

軽自動車は、この新車登録台数には計上されませんので、

どうしても『新車が売れていないことになってしまう』のですね。

 

軽自動車は、小型車・普通車のような『資産』には、なっていません。

 

D世代のジュニアも、私ら世代よりは人数が多く、

D世代が小型車・普通車を買わないものの、

D世代ジュニアで『新車が欲しい人は何台も所有』しています。

 

でも、結果的にD世代が買っていた『新車の比率』は下がります。

 

だって、D世代ジュニアだけでは人数が半減ですから。

今まで、D世代+D世代ジュニアが買う新車登録台数が100としたら、

D世代ジュニアが購買に中心になって『新車登録台数』が減少します。

D世代は軽自動車に替えたり、中古車のプリウスあたりで手を打つ・・・。

 

道を走っている車の全台数自体、そんなに減少していません。

 

朝夕の渋滞などを見れば『昔と大して変わらない』でしょう。

実際のところ『今の車は長持ちする』のですし、

D世代の一部は『中古車なんか乗るくらいなら軽自動車の新車だ』と、

相変わらず『新車』を希望する人も、少なからずいます。

 

新車に乗っていても、使っているPCはスペックの低い中古だったり(笑)。

 

D世代とD世代ジュニアは『他人からどう見られているか』を、

気にする人も多いです。

ま、どの世代にもいますが、人数が多いので目立ちますね。

パイの数をアテにして『新築不動産物件』や『新車』が売れる時期があります。

 

今から数年間は『新築不動産物件』が動きそうです。

 

・D世代が後期高齢者になる

・数年後、介護問題が現実のものになる

・今の高齢者が利用する『通所型介護サービス施設』が不足

・在宅介護の必要性が高まる

・今は別居だが、それぞれの住まいを売却して『三層の新築の家』を買う

・三層にして二世帯住宅の需要が高まっている

・新築マンションも二世帯を考慮したバリアフリーが常識

 

そこに当てはまらない人で、必要なら『値がこなれた中古物件』でいい。

 

首都圏中心に『一部の富裕層』は『新車』も買っています。

ところが『取り回しがしにくい』とかで、

ほとんど『慣らし運転』が終わったくらいの、

高年式・少走行距離の中古車が出回っています。

 

ホンマ、慣らし運転してくれて、ありがとう!、ですね。

 

この数年後、京阪電車・古川橋駅北側(門真一中跡地)に、

住友不動産が『タワーマンション』を建設する予定で、

すでにネット広告でも告知しています。

 

▼こちら▼

住友不動産など京阪「古川橋駅(門真市)」北側に(41階建・高さ138m・567戸)の超高層マンションを2026年春竣工予定

 

まぁ、私には大して関係ない話しですが、

アマチュア無線を楽しむ者として、

『やはり太陽活動の最盛期はバブリーになる』のを実感します。

 

太陽活動の循環が設備投資循環と、ほぼ一致なのはマーケティングで常識です。

 

・2023年:コロナ禍も明け『ららぽーと門真』オープン

・2024年:万博工事も大詰め

・2025年:大阪万博開催・・・太陽活動も最盛期、設備投資循環のピーク 他

・2026年:京阪・古川橋駅・北側にタワーマンション完成

 

新築が売れると、また『空き家問題』も顕著になりますな。

 

ま、程度のいい中古の建売住宅は安定した需要もあり、

新築マンションや新築建売住宅が売れると、

ついでに新車もセットで売れる・・・。

 

さて、2030年頃にD世代が全員80歳代になったとき、どうなるか楽しみです。

 

毎度おおきに。ほんじゃーね!!

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※記事は、表現と言論の自由に則ったエッセイで、
 公人を除き、登場する個人・団体名は全て架空のものです。
※時事問題については、筆者個人の考えです。
※SNSなどの他サイトへリンクやリツイートはご遠慮ください。
※Twitter等、拡散性の高いSNSでのコメント合戦はお断りします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Copyright:(C)2023 Ota-Tadashi All Rights Reserved.
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※下記の広告は本記事とは無関係です。