OTA(Now On The Air)

JF3TBMの無線道楽雑記帳。その他、社会随筆も不定期に掲載。

●アマチュア無線の楽しみ方。

2023年07月16日 | アマチュア無線<全般>

関ハムが盛況と、現場からの声が届いています。しかし『みんな、何をどうしたいのか迷っている』と、客観的な感想も入っています。私が提唱したいのは『やっぱりAWARDせんと、あかんわ』です。この章を読んでいただくと『関ハムで得られる情報』より『あなたのやりたいことの方向性が見える』と思います。そもそも、関ハムで『DXCCのフィールドチェックも来ない』のですから、本当のアマチュア無線の遊び方など学べない、私はそう感じます。

【写真:アマチュア無線の醍醐味は、やはり地球規模の遊び方です】
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◆順番を整理すると『やはり資格先行』です。
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普段『3アマ的運用』で十分と言っていますが、

やはり『資格』がないと、機器の操作ができませんね。

真剣にDXを取り組んでいくならば『最低、第二級』です。

 

当たり前ですが、これには『おカネの計画』も必要です。

 

1,e-ラーニングで『第二級』を取得する(45,550円)

2,IC-7300を用意する(115,000円)

3,HFのアンテナを用意する(300,000円)

4,200Wのリニアアンプを用意する(150,000円)

5,FT8をするために専用のPC(中古でいい)を用意する(50,000円)

 

ここまでで、660,550円です。

 

付帯費用を加えると『700,000~800,000円』は必要です。

他にも、なんだかんだとおカネがかかりますから、

1,000,000円を見積もっておくといいでしょう。

仮に退職金が『1,000万円』ほど見込めるならば、

その10%が『生涯の道楽』に充てます。

 

言い換えれば『100万円で、やっと「よーいドン」』です。

 

ここまでおカネをかけて『一体、何をどうすれば?』ですよね。

提唱したいのは『日常の運用で受賞狙い』です。

いいですか、受賞ですよ。

 

そこから得られるノーハウとは・・・。

 

受賞を目指すことは、

一石二鳥の効果があります。

 

その賞が掲げた評価基準を意識しながら、

同時に、数値目標を掲げることで、

運用の品質向上と同時に、モチベーションが上がります。

 

これからの貴方の突破口を開くには、どんな賞にチャレンジしますか?

 

1,LoTWに登録をし『DXCC』の各賞を狙う

2,eQSL、QRZ.com等が掲げる各賞を狙う

3,JARLの各賞を狙う

4,clublogにも登録し『OQRS』の仕組みを知る

 

何が言いたいか、伝わっているでしょうか・・・?。

 

関ハム等で話題になっている『おおかた』が、

ほとんど『役に立たない』ということです。

アマチュア無線の楽しみ方は『人それぞれ』ですが、

 

おおかたの人は『手段』にしか目が行っていません。

 

CW(電信)がどうしたこうした、

D-starやWiresがどうのこうの、

FT8をやりたいが・・・。

 

それは『あくまでも「通信手段」』に過ぎないということです。

 

おおかたの人が『迷い』、あれこれ『ポチ』って、

カネの無駄遣いしています。

電信やPhoneの通信は『ダイレクトに伝わる』ため、

交信が成立すれば『達成感』があるのはわかります。

しかし、世の中は『Digitalモードに移行している』のです。

このDigitalモードとて『単なる手段』に過ぎません。

 

かつてのアナログモードで1kW必要とされていたDXが、200Wでも狙えます。

 

テクニックも必要ですし、時間も必要です。

送信電力は大きい方が、交信成立の可能性が高くなります。

どれもこれも『手段』に過ぎません。

 

もちろん、3アマ的運用でもDXは楽しめます。

 

200Wと50Wの比は『4倍』です。

dB換算すれば『約6dB』です。

この差を、HFのアンテナでカバーするには『相当の大きさ』があります。

21MHzで、4エレの八木を上げられますか?。

 

『e-ラーニングで第二級を取り200W免許を下ろす』方が『コスパがいい』です。

 

DXCCと一言で片づけていますが、

そのAWARDにも『いろんな種類』があります。

まずは『100エンティティ』をCfmできないと話になりません。

 

1,まず、100エンティティのCfmを目指す

2,そのままエンティティを伸ばす(オナーロールを目指す)

3,5-BandのDXCCを狙う

4,DX-Challengeを狙う(3,000Challengeを目指す)

5,並行してWASなどをやっていく

6,グリッドロケーターの塗りつぶしもやっていく

 

いかがでしょう。この章で『ほとんどキカイの話』はしていませんね。

 

大事なのは『事務処理能力』です。

こればかりは『資格等級を上げても、別の課題』です。

無線機がブラックボックス化した昨今、

今さら『アマチュア無線技士』でなくても構わないと思います。

そもそも『ハンダこて』や『テスター』も持っていない人がほとんどです。

 

今や無線通信士でも、無線技士でもなく『アマチュア無線士』で十分です。

 

もっと言えば『原点に立ってアマチュア無線家でいい』と感じます。

ならば、第四級や第三級で『しっかり遊ぶこと』だといえます。

HFの10W、50Wの限界を知っておくと『第二級の200W免許』の値打ちが上がります。

 

第二級を取得までの『間』に『事務処理能力』を『身につけておく』のが大事。

 

1,計数管理、会計能力

2,資格取得(必要に応じた資格取得)

3,無線機、アンテナ、リニアアンプ等のハードウエアの扱いや入手

 

私が思うのは『資格で人格を決めない』ことです。

例え、第四級や第三級だからといって『資格で人格決定してはいけない』のです。

とはいえ、10Wや50Wでは交信の確実性が低くなりますから、

より確実に交信したいのなら、200W免許も必要だろう、ということです。

 

ニューカマー局が『どこまで飛ぶか試している』とか言っています。

 

そんなものは『すでに計算式』も出ていますし、

一陸特の試験問題にも出題されています。

要するに『V・UHF帯での見通し距離』の『見通しが立っていないだけ』のことで、

見通し距離が計算値ではじき出し『その検証』と言わなければ、

いつまで経っても『ニューカマーのまま』で終わっていくのです。

 

▼見通し距離の求め方▼

等価地球半径と見通し距離の関係 | 一陸特の小部屋

 

HFの場合だと『どこまで届くか』と聞かれれば、

地球の裏側まで飛ぶとしか言いようがありません。

実際、コンディションがよければ『10WでLUともできることがある』のです。

 

もっといえばショートパスなのかロングパスなのか・・・

 

そういうパスの種類まで問うのも大事な要因でしょう。

とはいえ、そんなものは『ただの結果論』です。

真剣に考える方が『時間の無駄』ともいえますね。

 

アマチュア無線の遊びは『目的』『目標』『手段』の見極めが大事です。

 

1,目的は?

2,目標は?

3,その手段は?

 

シンプルに考えれば『遊び方』が見えやすいと、私は思います。

 

毎度おおきに。ほんじゃーね!!

 

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