偶然に低緯度オーロラを見た、道の駅マリーンアイランド岡島から出発します。
どんどん南下していきますが、途中見どころがあれば寄ることにします。一応、予定は立てているのですが、道の駅とか走行途中で観光地っぽいところの情報があれば臨機応変にコースは変更します。
ここも予定にはなかったのですが「サンルダム」という案内板があったので、急遽寄ることにしました。(ダムも観光地とする)
北海道上川郡下川町珊瑠1595番地
クマいるのかぁ(今回は、すでにニアミスありだから注意しよう)
管理事務所があるので寄ってみます。
ダムカード貰えましたラッキー。国土交通省北海道開発局旭川建設開発部のHPによると「サンルダムは、洪水調整、流水の正常な機能の維持、水道用水、発電と複数の目的をあわせ持つ多目的ダムです」との記載があります。
クマに注意しながら、堰堤部分を見学します。魚道が造られていますが、見ている範囲では大型魚の遡上はないようでした。
次は、ネットで情報を得た「五味温」を目指します。温泉もいいのですが、ランチとセットで千円というお得な価格で利用できるということです。
北海道上川郡下川町班渓2893
町からは外れた場所にありますが、木造りでなかなか良い雰囲気を醸し出している建物です。
これが噂の「入浴+食事」で千円というプランです。(ほんとにあった)
通常、入浴券は自販機で買いますが、食事セット券はフロントで購入します。その時「本日の食事は〇〇ですが、宜しいでしょうか」と聞かれます。
ここのレストランが激安なのかというと、そうではなく通常のメニューはそれなりの価格設定です。(定食で1,400円前後)それを考えたら、めちゃくちゃお得感がありそうです。
風呂の写真はありませんが、地元のおっちゃん達がサウナで話していたのを聞いたら「名寄に新しく温泉施設ができて、そっちに行く人が多くなったなー、でも自分はここの雰囲気が好きだ」ということを言っていました。
風呂上がりでお楽しみの食事ですが、本日のメニューは「冷やしカツラーメン」です。(一択です)厚く切ったカツに、冷たいラーメンのセットです。これが、この値段で食べられるというのはすっごいですね。もちろん味も抜群でした。こりゃ近くに住んでいたら、名寄よりこっちじゃねと思いました。(名寄の温泉は行かなかったが、名寄天文台の高くなので近くは通った)
温泉も食事も満足して、おまけにソフトクリームまで堪能しました。
このスパイスも気になったので、1瓶お買い上げです。
ひと風呂浴びて町中に向かっていたら、下川町バスセンターの横に列車が保存されているのを発見しました。
これは、行ってみるしかないということで、バスセンター(商工会・観光協会あり)駐車場に滑り込みました。
懐かしのキハ22237とキハ22245が静態保存されています。ただ雨ざらしなので、だいぶ傷んでいるように見えます。この場所は、名寄本線(廃線)下川駅跡にあたります。
場所は、3・4・9ふるさと通りに面したところです。(珍しい表記だな)
写真を撮っていたら、地元のおいちゃんがやってきて中の掃除をしているみたいです。
「あの、この車両の関係者の方ですか?」
「以前はライダーハウスとして活用していたんだけど、お行儀のよくない人が多くてね、やめたんだよ。今は地元のBBQなどで使うくらいかな」
「そうなんですね、綺麗に使ってくれていたら良かったのにですね。中を見ることはできますか?」
「いいよ」ということで、車両の中に入れてもらいました。おっちゃんも子供の頃に乗っていた車両で、愛着がありボランティアで管理をしているみたいです。中は古いけど掃除がいきとどいていて、愛情をもって維持しているのが伝わってきました。
名寄本線後は、いくつかの駅舎が残されており地元の有志で維持されています。
鉄路はすでに撤去されていますが、駅の雰囲気は感じられます。
さらに走っていると、桜ヶ丘公園内にいろいろな木の彫り物があるのを見つけました。これが、なかなかぶっ飛んだ公園であるのは、行ってみて初めて知りました。
北海道上川郡下川町西町1026 Pあり
さる
ワシとか
クマもいるし
昆虫類か?
なになに「フォトスポット写真撮るだけでインスタ映え間違いなし、2019年のテーマはワイルドライフのフォトフレーム」と書いてあります。どうも、毎年テーマを決めて、世界各国から芸術家が集まり木で作品を作るコンテストが行われているようです。その作品は持って帰るのが大変なので、この公園で展示されているのでしょう。
驚くのはまだ早い、なーんと万里の頂上が造られています。
たしかに、万里の長城っぽいです。
町興しの一環で1986年から人の手で石を積み上げて造られたようです。石には名前が書かれているので、地元の人たちが参加したのでしょう。「訪中記〇 名寄日中友好協〇」というプレートがあります。〇は削れていて判読不能だが、なんとなく想像はつきますね。
なんじゃこりゃああ! 悪の秘密基地みたいじゃあーりませんか。
秘密基地に潜入できるのか? いやできませんでした。鍵がかかっているし、特に案内所みたいな所も見当たりません。一般公開はされていないようです。万里の長城といい秘密基地といい、ぶっ飛んでいますが人の姿もなくロストワールドのような雰囲気でした。
最後に、名寄市天文台きたすばるを訪問しました。この犬は、映画「星守る犬」のハッピー君がモデルです。なぜこんな夜間に訪問したかというと、その夜は「ペルセウス座流星群」が見られるということで、天文観望会が行われました。
名寄市天文台きたすばるには、日本で2番目に大きな1.6mピリカ反射望遠鏡があり、これも公開(星を見られる)されるということです。
これは、「きたてらす望遠鏡(口径50cm反射式望遠鏡)」です。(日があるうちに撮影しました)これも、一般公開されます。
日が落ちると、この簡易ベットで流星観望を行いますが、数が限られているので早い物勝ちです。(首尾よく確保に成功)
・多少雲はあるが、そこそこ天気は良かった。
・流星は5個/1時間くらい見られた。流星があると「おおーっ」と声が上がり、みんなが指を指すので流れたのは分かるが、声がしてから見ようとしても、すでに消えていて見られない。
・それ以上に人口衛星が見られる。飛行機は光が点滅しているが、人口衛星は点滅しないので区別がつく。
せっかくピリカ望遠鏡と、きたてらす望遠鏡が公開されるので、簡易椅子は他の人に譲って行ってみましょう。望遠鏡を覗くのは順番になっており、列に並びます。ピリカ望遠鏡でM57リング星雲を見せてもらいましたが、はっきりリングが見えたのはびっくりです。ただし、写真で撮ったようなシャープさはありませんが、それでも美しい星雲でした。土星のリングもきれいですし、二重星とかも見せてもらえました。
この天体観望会は定期的に行われており、多くの地元の人が参加していました。それと、天文台の天体カメラはインターネットで配信されるので、流星群や低緯度オーロラが発生した(する可能性がある)場合も、自宅のパソコンなどで見ることができます。
天文台に夜遅くまでいたので、セコマで買った「冷たいカップそば」で簡単に晩御飯は済ませました。
平たい弁当箱型の「そば」は良く見ますが、カップそばは珍しいかな。なんと158円+TAXで、思ったより量も味も満足レベルです。(普通に美味いぞ)
セコマのスイーツ、どれを食べても美味いですわ。
名寄天文台から一番近い道の駅なよろで、仮眠をとることにします。
道北の某所を走っていた所、のら羆と遭遇しました。車で走行中だったので停車せず、すみやかに離れました。たまたま助手席でカメラを手に持っていたため撮影できたものです。そのため画面の中心に映っておりません。徒歩で遭遇したらかなりヤバイ状況となるのですが、幸いに車だったので無事に通過できました。羆だぁと思って、車を停めて車外に出ると大変なことになる場合があるのでやめましょう。
羆の出没例がある地域には、たいてい「羆(熊)出没注意」の看板があるので、徒歩の場合は熊鈴を鳴らして歩くなどして注意した方がいいと思います。
つづく
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます