昨日は、TS-600のRITずれの調整を行ったという記事を書きました。これで完璧かと思い、送信してみたらPTTがチャタリングするのであります。なんでどーして? マイクのPTTを押しても、送信状態にならなかったり、一度送信状態になっても短い周期でパタパタ(受信に戻ったり)することがある。
古い機器なので、あちこちに不具合が出るのはしかたない。まず、マイクコネクタ端子の接触不良を疑いました。4ピンコネクタを洗浄しても、現象は改善されません。次に、マイク端子を分解して結線を確認した所、これも問題ありません。
マイクコネクタ部は問題なさそうなので、マイク本体をチェックします。金属のバネ板をPTTスイッチで押すことにより、ON/OFFを切り替えています。怪しいのは、スイッチとなっている金属のバネ板です。
バネ板の接点をやすりで研磨し、接点復活王を少量塗ったら直りました。
製造後40年以上経過した無線機で、メーカー修理も受けられないので、不具合が出たら自分でなんとかしながら使っています。