うどんやラーメンなどの食べ歩きと旅のブログ2

国内・海外問わず旅が好きです。以前のブログが、無料容量限界に達したのでその続きです。

50MHzトランシーバー「TRIO_TS-600」RITの周波数ずれ調整

2024年07月25日 | 無線・ラジオ・家電・パソコン

 福岡の50MHzは、Eスポシーズン以外に運用している局はごくわずかです。呼び出し周波数を聞いていても、なにも聞こえない日が続きます。毎年5月くらいからEスポが出始めると、バンドが活性化され、どこからともなく多くの局がわいてきます。

 5月の末くらいに50MHzをワッチしていたら、北海道の局が聞こえます。TS-600のご機嫌はいかがでしょうか? 調子が良ければ呼んでみましょう。

 あれ、RITの周波数がずれている。RITのつまみがセンター位置で、VFOの周波数と一致しないのである。なんでどーして?

 TS-600の取り扱い説明書を引っ張り出しました。昔の無線機には、ブロックダイヤグラムや回路図が付属していたので、自分でメンテナンスするのに便利です。

 RITの調整用VRがあるはずなので探してみますが、小さいので良く見えません。写真で撮って拡大します。見にくいのですが、HETユニットにRITのVRがあります。そこから回路を追っていくとVR1があるので、これがRITの調整用半固定抵抗と思われます。

 HETユニットは、上蓋をあけるとVFOの右側にあります。

 上蓋はナイラッチ2個で留まっているので、簡単に蓋を開けることができます。メンテナンス性は非常に良くできています。

 この基板からVR1を探します。

 あら、良く見ると基板上に「RIT ADJ」という文字が印字されています。この半固定抵抗がRITの調整用というのが一目で分かります。これは有難いなぁ。

 調整用のドライバーで半固定抵抗をゆっくり回転させ、RITが中央の位置でRIT ON/OFFさせて同一周波数を受信するように調整します。SSBかCWのモードにして、CALを動作させれば合わせやすいと思います。これで調整完了です。

 あれ、Eスポが消えてバンドが静かになっている。