こないだ(2023年12月8日)、金沢に行ったのである。12月8日は最終日で、15時台のサンダーバードに乗るのだが、若干観光に費やす時間が取れるので、武家屋敷跡に行くことにする。バスだと香林坊が便利です。荷物は金沢駅のコインロッカーに預けました。ロッカーは数か所あるので駅コンコースに近い所が一杯の場合、離れると空いている場合があります。
夜になると、忍者が出没しそうな通りです。
武家屋敷跡発見しました。朝一(9時頃)に行ったので、空いています。
天正十一年(1583年)藩祖前田利家が金沢城にに入城した際、直臣として従った野村伝兵衛信貞家は、禄高千石千二百石と累進し、十代にわたって御馬廻組組頭各奉公職を歴任、千有余坪の屋敷を拝して連綿と明治四年廃藩までつづいた由緒深い家柄であると記されています。(以下略)
入り口では甲冑がお出迎えです。末森城合戦の時、馬廻衆野村伝兵衛が着用したものとのこと。
末森城:前田利家の重臣奥村家福が守る城
越中の佐々成政が家康にくみすることになり、秀吉派利家を脅かさんと天正十二年(1584年)9月12日に八千の軍勢で末森城を攻める。
⇒金沢城の利家は利長と共に二千五百騎の加勢で、敵の背後から急襲し勝利を収めた(軍勢は劣っていたが、佐々成政側は背後から急襲され、挟み撃ちにされたため敗北した) 敵を背後から挟み撃つ戦法を「後詰」または「後巻」という。(いきなり後ろから敵が現れたら、混乱は避けられないだろう)
⇒野村伝兵衛は一番槍を果たし、利家卿より感状を授けられて、千石の加増を申し付けなされる。(という歴史があります)
立派な仏壇です。
さすが、武家屋敷です。
刀:銘 加州住藤原信忠(江戸時代中期)
脇指:銘 河内守祐定(江戸時代前~中期)と説明があります。
段差のある、すばらしい中庭です。
奥の2回にお茶席があり、抹茶と千菓子がいただけます。(300円)1組6名までで、利用は15分以内ということです。せっかくなので、いただきましょう。
九谷焼の茶碗で、抹茶をいただきます。今は「冬」なので、冬が手前(自分の方)に向けられて、出されます。
【春】春に行くと春が手前です。
【夏】夏に行くと、夏が手前です。
【秋】と四季折々に風情があります。
千菓子付きです。この菓子は、金沢駅でも売っています。
大変美味しくいただきました。そろそろ15分になるので、帰りましょう。
帰る頃になると、欧米系の団体客がどどーっと入ってきて賑やかになりました。空いている時に訪問できてラッキーでした。
入場料金:大人550円
石川県金沢市長町1-3-32(長町武家屋敷界隈)Pあり満車の場合は近くの観光駐車場あり(有料)
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