ここに一冊の取扱説明書があります。この取扱説明書は、表紙と裏表紙がカラー印刷となっています。従って、1970年前後の発行ではないかと思われます。その中に4車種の諸元が比較して掲載されています。これは、4車種の相違がとても良くわかる資料だと思います。その中からエンジンを比較したページを添付致します。過去にこのブログに掲載したものと同一です。 左クリック1回で拡大されます。
ここで、三菱ジープのあゆみから4車種の生産時期を比べてみることに致します。
①CJ3B-J3 1953年7月~1960年12月(スペアタイヤ右サイドパネル)
1961年1月~1970年7月(スペアタイヤバックパネル)
CJ3B-J3に当初搭載されたエンジンは、JH4-1B(6V)で1961年9月からはJH4-14 (12V)
へとエンジン仕様が変更されています。上記取扱説明書にはJH4-14と記載されています
②CJ3B-JC3 KE31-11Aエンジンが搭載されました。
1958年7月~1970年7月
③ジープJ3R JH4-13エンジンが搭載されました。
1961年8月~1974年3月
④ジープJ3RD KE31-13エンジンが搭載されました。
1961年8月~1970年7月
このような4車種の生産時期の背景から、上記諸元表には見事にこれら経緯を纏めて
記載されています。JH4エンジンには実に25種類、KE31エンジンは11種類ものエンジン
が設定されていました。(つづく)
★★三菱ジープ互助会★★
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