T's Laboratory

ボウリング、その他について思うところを綴ったブロクです。

WBAフライ級タイトルマッチ

2009-10-06 22:53:14 | 格闘技
テレビ観戦をしたので、一応感想を(笑)

まず、王者デンカオセーンですが、開始直後は手数を出していたものの、
パンチにスピード感がないと感じました。
地元・タイで前王者・坂田に破れた久高に大苦戦したのは相手を甘く見て
コンディション調整不足かなと思っていましたが、もしかしたら本当に
衰えてきているのかもしれません。
随所で優勢をアピールするパンチを出し、スタミナが切れていることを
ごまかしつつ、ポイントを稼いだのはさすがといったところですが・・・
王座を奪取した頃の怖さはなく、スタミナがあり、手数が多く、ボディー
打ちが上手い選手には押し切られてしまうかもしれません。

一方、挑戦者の大毅は右目の脇に吹き出物が出ていましたので、厳しい
減量でコンディション不良なのかなと思いましたが、試合開始後の動きは
重くはなかったのでコンディションはいいように感じました。
しかし、ボクシングの内容は、パンチのバリエーションは2年前より増えた
ように感じましたが、自分の得意の距離以外では極端に手数が減ってしまう
のは相変わらずでした。
ハンドスピードは王者を上回っているように見えましたが、パンチが来る
距離が一定では、レベルが高い選手には簡単に読まれ、強打を当てるのは
難しいと思います。
まして、世界戦では僅差でもポイント差が付きますので、ガードを固め、
パンチを出さずに自分の距離になるのを待っていては、勝ちを拾うのは
難しいのではないでしょうか?

試合を通しての印象は、右ボディーでガードを下げさせ、右ストレートを
狙う王者と、ガードを固め、相手の打ち終わりに左フックを狙う挑戦者の
ワンパターンな攻防の展開に終始した感じでした。
ガードをこじ開けられなかった王者は攻撃のバリエーションとスタミナが
足りなかったかもしれませんが、リスクを避け、相手の打終わり以外は
あまり手数を出さずに山場を作れなかった(作らなかった?)挑戦者にも
単調な試合になってしまった原因があったと思います。

今後、王者は常に王座陥落の危機が、また、挑戦者は攻撃を更に幅を広げ
なければタイトル奪取は遠いと感じさせる一戦でした。

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