Performance Automotive Registration Service (ピーエーアール)  

   

    PA-Rの仕事,モノ作りを考える。溶接,CFRP成型,改造車の強度計算及び登録,車検

自分だけの自転車を作ろう「構造を考える」

2014-11-04 06:52:27 | 自転車
以前、素材集めのために、とある有名ビルダーに問い合わせをしたところ「カーボンフレームは乗っている人に優しくない」と言っていたのを思い出す。多分、安全担保に肉厚フレームにしたため衝撃吸収性が無くなったとでも言いたかったのであろう。

「快適な自転車とは何だろう、、」

カテゴリー別に設計をすると、万能な車両は作れないのかもしれないが「人間に負担が少なくなるよう路面衝撃を吸収してくれて、且つペダリングを無駄にしない剛性とハンドリング性、そして十分な制動力を有する」ものとする。

CFRPは古くから釣り竿にも使われていたので「昔からしなやかな材料」で有ると私は考えていた。

故に、材料選びに揺るぎは無く当然CFRPで作る事になる。

カーボンの耐久性は?と心配する方もおられるが、すでに就航しているBoeing 787は機体の50%がCFRP で出来ている。

肝心なのは適材適所で強度を考えて作ると言う事。強度が必要な部分には厚く、不要な部分は薄く配分すれば良い。
もちろん、加工行程は樹脂メーカーの推奨する方法で行う事とする。

個人が自分で作るフレーム構造の選択肢は単純明解、無難なところで2種類しか無い。

一般的なトラス組とモノコックである。

一昔前は円筒パイプをCFRPで作ったモノをラグで接着して作られたロードバイクが主流だった、
近年のCFRPを使ったトラス構造ロードバイクはラグすら無くエアロダイナミズムに富んだ様々なフレームが存在する。

中には上記の2種を区分けし難い形状も有るが、フレームに三角形が存在すればそのほとんどが「異型パイプトラス構造」とも言えるだろう。カーボンで作ったからと言っても決してモノコックフレームではない。

三角形を有さなくても異型パイプから作っていれば異型パイプフレーム構造だと言えるであろう。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿