
今日は高校の卒業式
お母さんが卒業したのは2数年前…
古いアルバムを開いてみた
今の私と同じ歳のお母ちゃんが写っていた
若い
もちろん、高校生の私も若い
式の記憶は全くない
悲しかったのか嬉しかったのかさえ記憶にない
勉強が嫌いで唯一、好きだった専門科目のある学校を選んだ私
回りのクラスメイトはずば抜けた才能の持ち主ばかり…
私はあっという間に落ちこぼれていった
どうしたかったのかどうしたいのかさえわからなくなっていた
当時、商売を始めたばかりの我が家は金銭的な余裕はなかった
親には心配かけられないという思いは強かったが、学校で学ぶという意味が分からなくなっていた
どうやって学校を休もうか、どうやって学校を抜け出そうか…そんなことばかり考えていた時期もある
一クラス40人…その40人がそのまま三年間同じクラスメイトとなる
だから、友達と喧嘩した時はきつかった
ただ、三年生頃にはひとりひとりの性格を把握してきたので、わがまま放題のみんなにも(もちろん私も)寛容になっていた(もちろん皆も)
とても濃い三年間を送ったので、このまま皆と離れるというような気持ちがなかったような気がする
きっと、何かあれば泣き付くところは高校時代の友達…何年も音沙汰ない友達のところに駆け込むであろう自分が想像できる
高校時代のわがままな甘えた私がいる
最終学歴が高校の私にとって、貴重な三年間を無駄に過ごしたかもしれない
やりたいことも、したいことも、どこに向かいたいのかも分からず、三年間を過ごしてきたかもしれない
でも、今は思う
その時代があるから、今の私がいる
と…
語れない事がたくさんあるからお母さんになれた
いろんな事があった
だからこそ、今を生きる若者に言いたい
人生に無駄はないよ
向かう方向がわからなくても、明日はある
だから、今は迷って迷って
そして、うざかった親の言葉を振り返れる日が来たら、きっと今の迷っている自分がいとおしく思えるから…
若者ファイト!
必ず、明日は来るから…
卒業おめでとう
青春を謳歌してください