Fちゃん、今日志望高校の合格発表の日でした。
昨年末より、Fちゃん・・・本当に頑張っていました。
それまでな感じだと 『まぁ~志望校に入れなくても当たり前じゃない?世の中、そんなに甘くねぇで』といった感じでしたが、
入りたい高校に迷いがなくなってからは 本当によく頑張りました。
よく頑張った
よく頑張ったから、最悪の結果になった時のFちゃんのフォローを考えて考えて胃をキリキリ痛めておりました
頑張れば頑張るほど、今までみたいな点が取れず・・・
今まで、見落としてきたところが 出るわ出るわ・・・
「なんか、勉強頑張りだしてから、私 バカになってきたんかもしれん
」
ん
確かに・・・
志望校変えたらいいのに 「頑張る」 と言い張るFちゃん
お母さんは見守るだけ
明るく振る舞いながらも 常に モヤモヤと胸の奥が詰まったよう・・・
自分の時も親はそんな気持ちだったんかな
昨年まで、実は 受験生の親御さんのドキドキ感やイライラ感が全く理解できなかったお母さん
「健常なお子さんで、何を悩むことがあるの~
みんな、勝手に人生選んでうまくやってくでしょ~」
みたいな考えだったお母さん
何が何が・・・
だいちゃん以上に気を遣ったし疲れましたわ
高校受験が人生の頂点・・・と思っている中学生
「あ~これで、人生決まるわ~
」
というFちゃんに
「いや~
高校は決まるけど、人生は決まらんけぇ~
なんなら、20年も経ったら 高校なんか、どこでもいいんよ。要は『これからをどう生きるか 』 なんよ。」
と、お母さん
昨日までのFちゃんにどこまで通じるかわからなかったけれど、とにかく『人生は高校で決まるもんじゃない』ということだけは伝えて 後は祈るだけ・・・
今まで、器用に様々なことをこなしてきたFちゃんだからこそ、ここでの挫折も必要なんかな
な~んて、思ったりしてたけど・・・
やっぱり、笑っていて欲しいもんね
親もかなり複雑な思いで悶々と過ごしていました
Fちゃんの前では言えなかったけど、お父さんに お金を準備してもらってたり、こっそり 他の高校の入学手続きの書類を書いてたり・・・
そして、昨日・・・
『合格発表を誰と見に行くか』
で、悩んでいたFちゃん
一つ、確実に決まっていることは 『お母さん(近親者含む)とは行きたくない』
悩んで悩んで 家庭教師のお姉ちゃんと見に行くことにしました
Fちゃんが生まれた時からの長いお付き合いで、ここ数年はお互い大きくなり少し疎遠になっていましたが、家庭教師を頼んでから、また深いお付き合いが出来始めたことに 喜びを感じていました。
そして、合格発表という Fちゃんのいう『人生が決まる日』を共に過ごすことを選んだFちゃんとNちゃん(家庭教師のおねぇちゃん)
落ちた時のことも考えてNちゃんにも 責任が重くのしかからないようにフォローしつつ、お母さんは家で待機
お皿一つ洗えず、家の中を歩き回るお母さん
9時15分頃、Fちゃんより電話
飄々とした声で
「あ~お母さん
受かったよ~
」
え~~~

マジ~~~

予想だにしなかったお母さんの涙・・・
しかも 号泣
立っていられないほどの涙
こんなに嬉しかったことは少なくてもバレーボールをしていた時以来 30数年ぶり 
自分が一番びっくりしたけど マジ涙
そんなお母さんを Fちゃんは一言
「あ~もう切るから・・・」
電話の向こうでは 子どもたちの楽しそうな声
『親ってそんなもんよな・・・
』
電話を切った後もしばらく号泣してたお母さん
ワンコ達が慌ててお母さんの顔を覗き込む
よかった、 よかった
早起きしなくて済む
落ち込んでいるFちゃんを前に人生について語らなくて済む・・・
なんだろう・・・
お母さんのこの涙は・・・
頑張ったFちゃんが報われたことの喜びかな
ダンスも2度休んだだけで、勉強もダンスも頑張ってきたFちゃん
Fちゃん
これからの新しいステージでも自分らしく楽しんでね
頑張って乗り越えた先には 『自信』が生まれたことでしょう
この自信をバネにこれからも羽ばたいて生きてください
たくさんの人に 力を貸してもらい、がんばれました
ありがとうございました
そしてこれからも見守ってやってください
余談:
だいちゃんもかなり 心配していたようで、 朝から
「(受験番号)何番? 見に行く? 番号メールしてんな」
と、気にしていました。
合格メールをしたFちゃんに だいちゃんから 即 、電話が入り 「番号あったか~合格かぁ~」と喜ぶだいちゃん
職場でも 最近はFちゃん話ばかりだったそうで、ここでようやく一段落かな
だいちゃんもお疲れ様でした