昨日は月1回の コミュニティドラムサークルの日でした。
ドラムサークルとの出会いは 2009年の冬
初めて参加したのは 音楽仲間のNさんに紹介されて・・・
そして 二人して虜になって早4年半・・・
(そっかぁ~濃い時間を過ごさせてもらってるのでもっと長いお付き合いかと思ったけどそんなもんだったんだァ~)
初めころのだいちゃんは ファシリテーターの簡単な指示に気づくこともなく自分の世界で楽しんでいたように思います。
お母さんはそんなだいちゃんにハラハラドキドキさせられ だいちゃんの行動を阻止しようとしたり、口頭で止めようと必死でした。
そして、そんなお母さんに対して いつも ソっと目配せ…『お母さん、いいよ。だいちゃんの好きなようにさせて・・・』
それから だいちゃんは自分で気が付くようになりました。
今何をしている時なのか!!
みんなの音を聞いてファシリテーターの動きを見て・・・
そうなるとだいちゃんもどんどん楽しくなってきます。
お母さんは まだまだ自分を解放するまでに至りませんが、心から楽しいと思えるようになってきました。
周りが見え出してくると 叩きたい楽器が見えてきました。
参加回数を重ねてくるとその楽器にこだわりを見せるようにもなってきました。
ドラムサークルでは だいちゃんが主役ではありません。一人ひとりがそれぞれに解放され笑顔のビートを刻んでいくものです。
一人ひとりが主役なのです。
さて…どうしたものか・・・
帰りの車の中で 「だいちゃん・・・ドラムサークルはだいちゃんが一番じゃないんよ。皆でかわりばんこで楽器も使わんといけんのんよ。我慢することもあるけど、頑張らんと・・・」
こんなやり取りが続く中で だいちゃんの中で 今回はこれを頑張ろう!という目標を立てて参加しているんだな。ということが見えてきました。
時にそれは 出過ぎたことだったかもしれませんが、自分なりに 考えているようでした。
そして・・・帰りの車の中で 「よ~頑張ったな。今度は〇〇を頑張ってみよう」
最近では自分もファシリテーターの真似事(本人はいたって真面目に)がしたくてなりませんでした。
ファシリテーターに促され少し真似事をさせてもらう中で だいちゃんは毎回、自分の中での役割を考えるようになってきました。
我慢するところは我慢するように・・・
今回もだいちゃんなりの考えがあったようでした。
前日にはファシリテーターに電話をし確認をしたかったようでした(連絡つかず…で終わってしまいましたが・・・)
お母さんの仲良しさんたちにも 来てもらいました。
だいちゃんの 我慢したり、頑張るところを見てもらいたかったのです。
そして、お母さんとだいちゃんの大好きな空間を大好きな仲良しさんたちと一緒に共有したかったのです。
いつもは前列に陣取るだいちゃんですが
今回は後ろの席につきました。
ドラムサークルで仲良しになった方に「前に行かんでもええん?」と聞かれていたようでしたが
「ここでいい」と。
ほっほ~(^-^)
第1部は自分はおとなしく参加しようと考えているんだな~
出しゃばりすぎることもなく第1部をみんなと楽しく共有していました。
そして、トイレ休憩を挟んで第2部の始まりとなります。
「え~休憩が終わったら今座っているところではない席についてください」
お決まりのコースです。
もちろんだいちゃんも心得ています。
よし!第2部はやったるで~の顔をし、席を変わり自分が触りたかった楽器をキープしました。
その後満面の笑みを浮かべトイレに行きました。
先に述べたように
だいちゃんの楽器ではありません。
だいちゃんが座ろうと決めた席からキープしていた楽器が移動してしまいました。
ひと悶着ありませんように・・・
それだけを願いながら変わりゆくキープされてたはずの場所を眺めるだけのお母さん
やっとトイレから帰った来た時には みんな席に着き、だいちゃんがキープしていた席も楽器もなくなっていました。
呆然とするだいちゃん
しばらく立ちすくみ固まるだいちゃん
と・・・うつぶせ
「とっとったのに~(怒)」
初めは小さな声でブツブツ言っていただいちゃんの怒りがマックスになり
大暴れヽ(`Д´)ノ
挙句 日頃出さないような声で
泥棒ヽ(`Д´)ノ
ん~だいちゃんの名誉のため・・・
だいちゃん、あんなに怒ったことは初めてです(ToT)
5年ほど前にうらじゃの化粧をしたくないと大暴れしたことはあるけれど・・・
人に対しての怒りは初めて・・・(泣)
あんな怒りを露わにして暴れたのは ホンマに初めてでした。
楽しく参加したいと思ってきている人たちに申し訳ない気持ちで溢れそうになるお母さんをファシリテーターは「大丈夫!任せて・・・」と。
少し距離を置いてみたけれど だいちゃんの経緯(1部は頑張っておとなしくしてたので2部はやっちゃいますよ~という意気込み)を考えると
辛くなり・・・だいちゃんのそばへ・・・
お母さんが行ったからといって怒りは収まることもなく・・・
ここはアメとムチ・・・
「だいちゃん!!みんなに迷惑じゃからせんのんならなら帰ろうや!!みんなの気分が悪くなるから出ようや(`Δ´)!」
だいちゃんの怒りとお母さんの怒りを収めてくれようとお友達がやってきてくれだいちゃんを励ましてくれる
ありがたい・・・
お母さんは友だちに楽しんでもらいたかったので申し訳ない気持ちでいっぱい
「だいちゃん、帰ろう!!」のお母さんの言葉に
「俺は ドラムサークルをしに来たんじゃ~~~~~~したいんじゃ~~~~~(ToT)」
もう後1週間で21歳になるというお兄さんの久しぶりの大泣き
「ほんなら早くせんともう時間がなくなるよ」
この声から少し立ち直れる兆しが見えては来たものの 今までの大暴れが本人は恥ずかしい模様・・・
「と・・・ともちゃん呼んできてくれ・・・」
ようやくスイッチが切り替わり、そしていつもの仲間のナイスフォローで完全復活


今回、新しい方がたくさん来られていたのに気分を害したのではないかという気持ちと
だいちゃんのこういう時の対処・・・?自分の気持ちの持って行き方?(お母さんではなくだいちゃんの・・)を考えるとお母さん不覚にも涙が・・・
ほんと、今回ほどみんなに申し訳ないと思ったことはないです・・・最後の感想では皆さん「楽しかった」と言ってくださっていたけど・・・ごめんなさいね・・・
嫌な思いをさせてしまいました
「辛かったんよ。1時間は楽しかった・・・」
我慢することの方が多いだいちゃんが 我慢することをもっと学んでいかないということ
まだまだだいちゃんが大人になる日は遠いようです
そしてお母さんもまた姿勢を正し直して だいちゃんに向き合わないといけないと思いました。
行ったり来たり・・・
だいちゃんもうすぐ21歳です