米で10万人の子ども調査 健康と環境の関連解明へ
記事:共同通信社
提供:共同通信社
より転載~
【2008年10月6日】
【ワシントン3日共同】米国立衛生研究所(NIH)は3日、生活環境や遺伝が、自閉症や肥満など近年増えている子どもの健康上の問題とどう関連しているかを解明するため、10万人を出生前から21歳まで追跡する「全米子ども調査」を来年から始めると発表した。
研究対象はほかに学習障害、糖尿病、ぜんそく、出生異常などで、総費用は32億ドル(約3370億円)に上るという。
大学や病院、政府機関など全米約40カ所の拠点施設で、妊娠中や妊娠予定の参加希望女性を募り、生まれた子どもの健康診断データや遺伝子のほか、住居内のごみや飲料水といった環境試料も収集、発症した病気などとの関連を解析する。
2000年に成立した「子ども健康法」に基づく調査で、これまで実施方法や個人情報保護などについて検討してきた。来年1月にまず2施設で参加者の募集を始める。
NIHの担当者は「子どもの各発達段階で環境などがどんな影響を与えているかについて重要な情報が得られる。大人の病気の予防にも役立つだろう」としている。
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【2008年10月6日】
【ワシントン3日共同】米国立衛生研究所(NIH)は3日、生活環境や遺伝が、自閉症や肥満など近年増えている子どもの健康上の問題とどう関連しているかを解明するため、10万人を出生前から21歳まで追跡する「全米子ども調査」を来年から始めると発表した。
研究対象はほかに学習障害、糖尿病、ぜんそく、出生異常などで、総費用は32億ドル(約3370億円)に上るという。
大学や病院、政府機関など全米約40カ所の拠点施設で、妊娠中や妊娠予定の参加希望女性を募り、生まれた子どもの健康診断データや遺伝子のほか、住居内のごみや飲料水といった環境試料も収集、発症した病気などとの関連を解析する。
2000年に成立した「子ども健康法」に基づく調査で、これまで実施方法や個人情報保護などについて検討してきた。来年1月にまず2施設で参加者の募集を始める。
NIHの担当者は「子どもの各発達段階で環境などがどんな影響を与えているかについて重要な情報が得られる。大人の病気の予防にも役立つだろう」としている。