発達小児科医の館

障害児医療理解を求めるために!!小児神経学会社会活動委員・/富山大学医学部診療指導医・臨床教授)

遺伝子のお話・・・

2006年02月03日 | Weblog
ひとの遺伝情報は染色体にあるわけですが、近年、自閉症や知的障害に関連する遺伝子なども注目されております。一般雑誌としては、最近のニュートンなどにも
簡単に記載してありますが、いずれも男子に多い理由とし性染色体との関連があります。さて、科学的な側面から、遺伝子の活性化にはメンタル(こころ、脳、免疫、内分泌)や環境的な部分が沢山関与し、それらが相互作用していることが解明されつつあります。性染色体に存在する知的障害や自閉症関連遺伝子のon/offにも
こころ(気)が関連するとすれば、やはり、こころの持ちようで、その作用を最小限にし、有益な遺伝子をonにすることで、不可能が可能になる可能性はあるのではないかと、最近思っております。これについては、小生の友人が現在研究中です。

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4 コメント

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Unknown (ゆず茶)
2006-02-06 08:20:40
Newton立ち読みしました^^

医学の行き着くところは、やはりゲノムなのでしょうか。そこから予防医学にいたるには、あと?年かかるのでしょうね。

お友達の研究結果を楽しみにしております。
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遺伝子 (管理人)
2006-02-06 17:46:42
まあ、遺伝子は神のみぞ知る、といったところでしょうか。遺伝子の機能は自己鍛錬で随分と変化できる可能があると考えています。ですから、おだてると、遺伝子も元気になりますよ。!!
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染色体異常について (momo)
2006-02-24 07:09:31
先週、出産した娘がいます。今日、ドクター

から染色体15q21,3の欠損があると告知されました。そのドクターの話では、世界

で4例しか報告がなく、どのような身体的障害があるのか分からないと言われました。何か情報がありましたら、是非、教えて

下さい。よろしくお願いします。
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返答 (管理人)
2006-03-03 13:08:26
ご質問の染色体の件については、詳細な経験がないもので、必要な情報提供は時間を要するものであります。

15番染色体に関する発達関連の疾病はありますが、

長腕(q)21.3については、経過・発達については、

主治医の説明以上のことは不明です。全国には遺伝や染色体専門医もおりますので、さらなる情報については、

専門医がよいでしょう。現在のお住まいなどにもよりますが、詳細が必要であれば個人宛てにでもOKです。個人

アドレスは富山大学医学部小児科神経研究グル-プにも

掲載してあります。
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