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キュビカル・クワッド伝説・他

2020-10-20 23:04:00 | Ham Radio
 '70年代の初め頃は ( 私は 20代半ば )、DX と言えば 21MHz がメインでした ( 高校生が多かった )。 恵まれた子は 4 エレメント八木 ( ナローだワイドだとよく言っていた ) を使用しており、恵まれない子 (笑) は竹竿で ZL スペシャル、キュビカル・クワッドを上げていた。 自作ですから大したものです。 私は 14 階建ての団地 ( 東京都板橋区高島平団地 ) の屋上に 21MHz HB9CV でした。

 或る日、ローカル 4 局が UHF で連絡を取りながら同じ DX を聞いていました。 あの頃はコンディションが良かったですね。 聞こえ始めはどのアンテナに軍配が上がったかは不明でしたが、フェードアウトに対しては、キュビカル・クワッドに軍配が上がりました。 そこに信号があると分かっていれば聞こえている錯覚に陥ります ( ビーコンでよく経験する )。 この時は、その 聞こえ具合 を UHF でお互いにライブ放送したのです。 JG1TEQ ( 初代 ) のキュビカル・クワッドが圧倒的に勝利しました。 5 階建ての団地の屋上に立っていたせいでしょうか ?。 以降、この経験は私の中でキュビカル・クワッド伝説として、今も印象深く残っています。

 上記と同じメンツで 「 パイルアップごっこ 」 をやりました。 何も出ていない 21.295MHz で一斉にコールを開始し、疑似パイルアップを仕立てるのです。 「 まだ聞こえてる ? 」 「 聞こえる聞こえる 」 なんて言いながら ・・・。 すると、メンツ以外の参加者が数名コールを始めるのです (笑)。 「どこ呼んでいるんですかぁ~ ?」 も出て来ます。 「 スタンバイ・スタンバイ 」 何て言って緊張感を高めます。 ローカルは UHF で笑いながら高みの見物です。 悪い いたずら ですね。

 路上で 2~3 人で空を見上げて 「 UFO が飛んでいる ? 」 と叫べば、そこらの人が空を見上げ、それを見た人々がまた見上げ、段々増えて行きます。 気付いた時、目的を果たした最初の 2~3 人はもうそこにはいません (笑)。 これって同じ いたずら ?。

 本物のパイルアップの話です。 DX が QRT したと同時に、偽物が現れ、同じ周波数で同じキースピードで、パイルアップを引き継いだのです。 多くの DXer が騙されて、偽物とどんどん QSO して行きます。 これは洒落 ( 冗談 ) では済まされません。 実は、当時この様ないたずらが頻繁におこっており、犯人はあの人 ( 有名人 ) ではないかと、噂されていました。 信号の強さやアンテナの方向で分かってしまったのでしょう。 いつの間にか、その人のコールサインを聞かなくなりました。 どうもハムを止めてしまった様です。 コールサインもすでに他人に渡っています。 今日、断捨離をしていたら、この人の著作物が出て来ました。

 今日は私の誕生日でした ( 最近まで美智子妃殿下の誕生日としてテレビで放送されていました )。 72才です。 娘から食事と文庫本のプレゼントを貰いました。 真山仁 ( 私は真山仁のファンです ) の ハゲタカ・シリーズ 5シンドローム 上・下 」 ( ハゲタカ・シリーズは投資ファンドの話 ) です。 読み始めました。 結構面白そうです。


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