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これから起こる出来事の全てが Last Chance だと思って生活している後期高齢者のブログ

ミステリー小説と時代

2021-12-30 18:54:00 | 読書
 ミステリー小説を読んでいると、時代によって捜査方法が違うのが分かります。 松本清張の 「 点と線 」 は今では当たり前の飛行機で移動という答えが選択肢になく、一番最後に気付く訳です。 その意味ではミステリー小説は時代と共に陳腐化して行くと考えられます。

 顕著なのは携帯電話とパソコンがあるかないかで捜査方法ががらりと違います。 昭和の刑事はいちいち公衆電話まで走って行きます。 記録は警察手帳。 防犯カメラ、スマホ、GPS、DNA 鑑定 の普及も大きく影響します。

 ミステリー・ファンであれば江戸川乱歩の小説の一冊ぐらいは読んでおかないと、と思ったので、「 D 坂の殺人事件 ( 短編集 ) 」 を読みましたが、灯りの単位が ” 燭光 ( しょっこう ) ” ですからね。 懐かしい響きです。 昭和の 30 年代に小学生か中学生だった人は聞き覚えがあると思います。

 この頃は、靴のサイズは 10 文半 ( ともんはん ) 、重さは匁 ( もんめ ) 八百屋では天秤ばかりで計っていました。 一寸釘、今では業界用語の 「 尺が足りない 」 なんて一般人も知っていますが、尺貫法の名残ですね。 いくつかの古いミステリー小説は仕掛けそのものが、だんだん時代にそぐわなくなって来ます。 不朽の名作 「 点と線 」 がそうであるように ・・・ 。


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今年の読書

2021-12-28 14:02:00 | ノンジャンル
 無線をテーマにした、このブログでは 「 今年のハム活動を振り返る 」と言う投稿で一年を締めくくるのが正解なのでしょうが、殆ど実績もなく、特筆すべき事もありませんでした。
 
 そう言えば、福岡コンテストの参加賞として 300 円のクオカードを頂きました。 なんでも、20 局以上 QSO したらくれるのだそうです。 孫の文具費に消えましたが、参加しただけで 300 円貰えるなんて ・・・ 財政難の折、いいんですかね ( 金券 ) ?。 一局 15 円也です。
 
 読書は相変わらず続いており、今年は以下 ( 写真 ) の読書をしました。 読書は週一冊のペースです。 数年前は週二冊だったのですが、さすがに体力 ? が持ちません。 しかし既に記憶の彼方になっている本も多く、感動する本を読んでも、なかなか身に付かない生活を送っています。 脳みそが満タンになっており、新しいものは受け付けず溢れてこぼれ落ちている様です。 外付けメモリーが必要です。 まぁ、110 円で一日を過ごせる文庫本は暇つぶしにはもってこいです。

 


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愛知県豊田市発祥の自動車メーカーのお話

2021-12-16 09:49:00 | 読書
 

 上記 2 巻を読みました。 「 トヨトミの野望 」 が先で 「 トヨトミの逆襲 」 が続編です。 この小説は 梶山三郎 と言う 「 覆面作家 」 のデビュー作です。 「 トヨトミ = トヨタ ? 」 自動車について、あまりに詳しすぎる内部情報、関係者しか知らないはずのエピソードが満載だったために、小説を偽装したノンフィクションではないかと噂され、発売と同時に名古屋界隈の書店から本が消えたという伝説の問題小説 「 トヨトミの野望 」 「 トヨトミの逆襲 」 です。

 その信ぴょう性については、トヨトミに近い経営者は 「 99% が事実 」 と言い。 良識ある業界担当の官僚は 「 まあ、半分ぐらいじゃないですかね 」 と言ったと言う。

 

 久しぶりに経済小説を読みました。 私は、ノンフィクションであると信じて読みました。 その方が何倍も楽しい (笑)。 国内外 30 万人もの従業員を抱える大企業 ・・・ その創業者の持株は、なんと 2% にしか過ぎない。 世襲の意味は ?。 サラーリーマン社長と創業者一族の確執は ・・・ 経済音痴の私にもしっかり読み解く事が出来ました。

 この覆面作家は今もなお現役でこの業界の取材を続けていると言う ・・・。

 
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12月8日・お小遣い

2021-12-09 14:45:00 | ノンジャンル
 昨日はジョン・レノンの命日でした。 「 戦争を知らない子供たち 」 だなと思われるでしょうね。 勿論 「 開戦記念日 」 である事も知っています。

 昨日は BS・NHK で、「 真珠湾攻撃 ~ 神風特攻隊 」 の特集番組をやっていました。 私達の親と、戦争経験のない 「 戦争を知らない子供たち 」 とでは考え方も生き方も違って当然でしょう。 しかし、この番組を見て親たちがどういう苦労をして来たかを改めて知る事が出来ました。 涙失くしては見れませんね。

 終戦後、親から見た、息子たちは軟弱に見えていたでしょう。 「 今時の若いもんは 」 なんてね。 この言葉は何故か死語にならず、脈々と生き続けています (笑)。 私は親から戦争の話を聞いた事がありません。 思い出したくもない経験だったからでしょうか ?。 しかし、居間には自分が乗艦していた 「 妙高 」 のプラモデルが飾ってありました。 俺はお国のために戦ったんだと言う気概なのでしょうか。


 議員さんは毎月 100 万円の 「 文書費 」 と名のついた お小遣い を貰えるそうで羨ましい限りです。 領収書がいらないのですから、お小遣い です。 私は無線機を買いますね (笑)。 私達の孫たちには 10 万円をくれるそうですが、内 5 万円は使い道の限定されたお金 ( クーポン券 ) で、しかも期限付き ・・・ 必要のない消費をさせられます。 私達にも 「 文書費 」 と名のついた使い道自由の 10万円 ( 現金 ) の お小遣い を下さい。


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