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KH1/KH7Z と 東野圭吾

2018-07-10 03:24:00 | Ham Radio
 KH1/KH7Z も終わり、少しは静かになったのでしょうか?。 ATNO ではなかったので、たまたま無線機の電源を入れた時、どこかで聞こえていればコールする ・・・ と言ったスタンスで臨みました。 WARC バンドは QSO 出来ませんでしたが RTTY がモード・ニューでした。 私としては上出来です。

 今回の FT8 は QSO 数でも充分な実績が出来たので、今後の DXpedition でも多用される事になるのでしょうか?。 これからの大型ペディションでは、デジタル・モードのメインは RTTY に取って代わって FT8 になって行くのでしょうね。 今回の場合 RTTY は、やらないと言う訳にはいかないので、お茶を濁しただけの QRV になりました。

 FT8 は機械同士の QSO であるので面白くないと仰る OM も多いようですが、こうなって来るとデジタル DXCC をやっている OM は否応なしに FT8 をやらないと ・・・ と言う事になります。

 FT8 に批判的な意見を言うと、やれ 「 進歩的で無い 」 とか 「 時代に取り残されている 」 などと揶揄されますが、ここは個人的趣味の世界ですから やりたくないもの を強制・強要されるものではありません。 いまだにオートマ車よりマニュアル車が好きと言う人も世の中には結構いるものです。 そんな人に時代遅れなんて言っても聞く耳は持っていないでしょう。 困った事でもなんでもありません。 ましてや、批判されるものでもありません。

 CW でのスプリットで掛け離れた場所 ( 例えばパイルアップのエッジなど ) で呼んでいても一発でフルコールで返って来る事を経験して、オペレートがうまいなぁ~なんて思った事がありませんか?。 当然、受信フィルターの外ですから、ダイアルを回さないと捕まえられないと思うのです。 ダイアルを回しているにも拘らず、頭切れもなくフルコールで返ってくるのはどうして? ・・・ と疑問に思った事はないでしょうか?。

 それは CW スキマーをクリックしているからでしょう。 マルチスコープにパイルアップがズラッと並びます。 そのどこかをクリックするとログに取り込まれ、コールサイン + 599 を送信すると言う訳です。 応答があった所を少しスイープしながらダイアルを少しづつ移動して捌くスタイルと、飛びとびに ( ランダムに ) ピックアップするするスタイルがありますが、後者は CW スキマー運用の可能性が高いと思われます。

 これは、CW の腕と言うよりパソコン操作の腕と言った方が早いかも知れません。 コンテストではオンフレが原則ですからランの場合は、然程役に立たないかも知れませんが、マルチ探しには絶大な効果を発揮すると思われます。 極端な話をするなら、ペディションやコンテストではマニュピレータは必要ないと言えます。 既に呼ぶ側でもメモリーのボタンを押しているだけですよね。 CW とて、デジタルほどではありませんが確実に変化しています。 ケンウッドの新しい機械、TS-890 ? には CW 解読機が付いているようです。 いま 「 そこ? 」 の感が強いですけど(笑)。

 KH1/KH7Z が終わってからは無線機をオンにしない時間を過ごしていますが、一冊だけ文庫本を読みました。 私に読書の切っ掛けをくれた東野圭吾の本です。 本屋には他に多くの魅力的な書籍がありますが、何の知識もなく本を 「 タイトル 」 だけで選べるほどチェレンジャーではないので、今回も同著者のものにしました。

 「 人魚の眠る家 」 です。 ミステリーではありません。 植物人間になった娘の母親が、その娘に対し異常あるいは狂気とも思える愛情を注ぐ話です。 脳死は本当の死なのか? と葛藤があります ・・・ 買った後で私には興味のない内容かも知れないと、ちょっと後悔したのですが、東野圭吾さんいろんな物を書けるのですね、さすがプロの作家です。 読んで見ると引き込まれていきました。 一日で読破しました。 面白かったです。

 御夫婦で読んだらいいのではないでしょうか。 私はこの本を読みながら少なくとも 3 回程泣きました。 年寄ですから涙もろくはなっていますが、泣ける小説です。 この小説も今年の 10 月に映画化されるそうですが、母親役に誰がキャスティングされるのか非常に興味があります。  


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