Last Chance Cafe  master JL6USD

これから起こる出来事の全てが Last Chance だと思って生活している後期高齢者のブログ

 コンテスト雑感 

2012-06-19 21:58:00 | Contest
 コンテストの得点集計にコンピュータが使われるようになってから、コールサインやナンバーのミスコピーが確実に減点されるようになりました。 しかも、その減点の内容も教えてくれます。
 その背景には、電子ファイルによるエントリーにあります。
 現在はおよそ 90% が電子ファイルによるエントリーです ( JA のコンテストは除く ) 。
 今のところ、殆どのコンテストで紙ログも受け付けられますが、紙ログはスタッフにより手分けされ、手入力により電子化されます ( 大変な作業です )。 電子化した責任者のコールサインも公表されています。
 ただし、今後はスタッフの負担になるような紙ログは徐々に廃止され、電子ファイルのみ受け付けるような方向に変わって行くと思われます。

 こんな事を考えてみました。
 例えば、●▼6■▲ ( コールサイン ) が 「 コンテストに参加するので聞こえたらコールして! 」 と言って、コンテスト・ペディのため外国に出かけました。 よくある話しです。 
 そこでお友達や同じクラブの人達がコールしてサービスに努めました。
 
 サービスした人が少数であれば問題は発生しませんが、仮に ・・・ 仮にですよ、100 人のお友達がサービスしたとします。 とても有難い事ですね。( 1000 人を超える大きなクラブもありますから、あり得ない数字ではないかも知れないが、あくまで仮定の話です)。
 
 さて問題は、ここからです。 ●▼6■▲ にサービスした人が ●▼6■▲ 以外に複数の局と QSO していれば OK なのですが、●▼6■▲ のみとしか QSO せず、しかもログを提出しなかった場合に、 全く不正をしていないにもかかわらず、 ●▼6■▲ に迷惑がかかるかも知れないと言う事です。

 コンテスト事務局はコンピュータで得点集計しているので、●▼6■▲ のログに記入されている
100 局に付いて疑惑 ( 虚偽 ) の QSO と判断される可能性があります。 これはユニーク・コールサイン率と言い、●▼6■▲ だけしか QSO していないコールサインの比率になります。 この比率がある一定率を超えると減点、最悪失格になってしまいます。
 サービスをした人は、ログを出すつもりが無いなら、せめて他の誰か数局と QSO して確かにコンテストに参加していたよと言う足跡を残してください。 この事により ●▼6■▲ のユニーク・コールサイン率が下がります。

 なにを言いたいかと言うと、コンテストに参加したらログを提出しましょう と言う事です。
 極端な例で、お話ししましたので、 「 そこまで考えなくても ・・・ 」 とお思いでしょう。
 確かにソウなのですが、これはコンテストに参加する者の最低限のマナーと考えるべきでしょう。 ユニーク・コールサイン率に数字が挙がる事自体、コンテスターとしては、あまり名誉な ( 気持ちいい ) 事ではありませんからね。


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 CQ-WPX-CW 

2012-06-19 03:38:00 | Contest
 コンテストをやっていると、醍醐味はオールバンドのでの参加と、やっぱりランニングにあるのではないだろうか・・・と思う事があります。

 多くのランニング・ステーションは、ハイスピードの CW とハイパワー ( 恐らく )、ビッグ・アンテナ ( 恐らく )、で稼いでいて、格好いいなあと憧れるものです。
 私のようにハイスピードの CW についていけない、パワーもアンテナも平均以下となるとランニングをしたくても 「 私には無理だ 」 と言い聞かせ、S&P 専門に徹しています。

 自分がランニングをするに当たって一番心配なのは受信能力です。
 ランニングしていて呼ばれているのに全く気が付かないと言うのは、傍から見ている人達に 「 お前はランニングするには 10 年早い 」 と言われそうで怖いのです(笑)。
 ツンボの大声が一番見っとも無いですからね。
 送受信のバランスの良い無線局を構築したいものです。

 しかし、CQ-WPX-CW に参加して、その考え方にチョット疑問を感じました。
 ビッグ・ステーションが聞き返している局のコールサインや、コンテストナンバーが当局でしっかり聞こえている場面に何回か遭遇しました。
 これには色々な要素が絡み合っていますので、単純に喜ぶ訳にはいきません。
 もちろん全く聞こえない事の方が圧倒的に多いのですがね・・・。

 ランニング・ステーションを呼んでくる局が、当局にとってニュー・マルチである事は、よくある事です。 この局は、S&P ですから、同じ S&P の私と QSO 出来ない確率が高い訳です。
 ニュー・マルチなのに、もったいない話しです。
 すぐ隣接した周波数で CQ TEST を出したら、たまたま思惑通りその局から呼ばれてニュー・マルチを得た事もありますが、こんなウマイ事はそうそう起きるものではありません。

 S&P 主体ではありますが、臆する事無く、時々ランニングをしてみる事も必要かも知れないのでは、と思っています。 そうでないと、コンテストの面白さの半分しか分からないような気がします。

 【 蛇足 】 今回の AA Contest CW で 3.5MHz で VE7CC に 例によって 「 JA6GCE ? 」 とやられてしまいました(笑)。 有名人にならないといけませんね!(笑)。


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