柳は緑、花は紅

ありのままのすうざん

スイカとヒゲ君とちょっとすうざん

2006-08-09 15:14:56 | Weblog
↑どこかで聞いたことがあります?
「東京タワー」は、きっと、号泣するから見ないの。

我が家の近くには、産直があります。
産直ですので、近くに住んでいる農家のおじちゃんやおばちゃんが作っている旬の野菜や果物が、てんこ盛りで販売しています。

夏の旬の果物と言えば、でしょー。

大小様々なスイカが、いつもごろごろ売られています。
殆んど毎日、そのスイカ達とお客達を見ているうちにあることに気が付きました。

それは、スイカ売り場で大きいスイカを選ぶのは男性で、小玉スイカや切ってあるスイカを選んでいるのは女性だということ。

ただ単純に、「女性は力がないから小玉スイカを買うのよ。」という理由だけでは無さそうです。
だって、10㌔のおコメは買うんだもん。

大玉スイカを選ぶ男性の目は、それはそれは輝いています。
コンコンと、いろんなスイカを指ではじいては音を確かめています。
(これはっ)と思うスイカを見つけて、大事そうに抱えながらレジに並びます。
とても満足そうな顔して、まるで子供です。

スイカは、ギャンブル性の高い果物だと言っても過言ではないでしょう。
あの濃い緑色と黒色の皮を包丁でスパッと切ると、まるで血を思わせるように赤色の果肉が目に飛び込んできます。
コレだけでもかなり刺激的~~
そして、問題は自分が選んだスイカの糖度です。
「甘い」か「イマイチ甘くない」かによって、この夏のお父さんに対する態度が変わります。
「甘い」と家族に言ってもらえれば、それだけで天国。
もしも「イマイチ」と言われてしまったら・・・・そのイマイチ・スイカを一人で食べなくてはならなくなる上に、(これだからお父さんは・・・)と家族からの冷たい視線を浴びてしまいます。

その点奥様が選ぶのは、すでに中身が分かる切ってあるスイカか、冷蔵庫に入れても邪魔にならない程度の小玉スイカですね。

奥様にとって冷蔵庫とは、家族の物のようでありながらぢつは自分個人のものとして使っています。
こっそり自分だけのオヤツを隠していたり、人によっては、ヘソクリなんかも隠していたりする。(あたしは違います)
そんな個人的な収納庫には、大玉スイカは入りません。
いや、入れません。
ちょっと、迷惑だったりする。


我が家のヒゲ君はというと、勿論、スイカ売り場に行ってコンコンしています。
目をキラキラさせながら、一心不乱に選んでいます。
ただ、ヒゲ君の標的は小玉スイカのみ。
「分かってるね~~」
でもね、まだヒゲ君が(これはっ)と思うスイカがないために、食いっぱぐれています。

あーーーーーー!!
切ってあるスイカでいいから食べたいなぁぁぁぁ。