ハハモドキ

19年前、長男の誕生記念に始まり、途中、乳がん闘病記。次男の不登校をきっかけに再開。

20140902

2014-09-04 20:37:25 | 乳がん(無治療)
火曜日。

どうやら貴重な晴れらしい。今日は出かける予定なので洗濯物は昨日のうちに干しておいた。そしてまた布団やら一式全部干して、外出前に入れた。

育毛のために染めずにいる白髪がどうしようもない。せめてカットと部分染めだけでもしてもらおうとウィッグ時代からお世話になっていてすでに馴染みのヘアサロンへ。

色々離して店長と仲良くなったので、彼女は私の好みを知っていて、いつも好きそうな本を適当に見繕って用意してくれている。今日行って、まず手渡されたのが、流生命の本。来たよきたきたー、また今日もなんかあるよ~きっと…と予感してはいた。

周囲を気にしながらも、こそこそと、店長と、引き寄せとか宇宙とか呼吸法とかの話をしていた。「なんで呼吸法がいいかっていうと細胞なんですよ。脳の細胞が…」と私が言い、店長が「そう! 脳の力ってすごいですよね。知ってます?」と、昨日スタッフにしたという実験を私にもやらせた。手のひらの感情線と感情線をつなげるようにして手を合わせ、どちらの中指が短いか、確認する。そして手を離し、短かったほうの中指を「のびろのびろ~」と念じながら指先へとさすっていくと、本当に伸びるという話。この話は私も聞いたことがあったし、実際そうなったけどそんなこともあるだろうと別に驚かなかった。問題はその次である。

店長が、私が手に持って開いている本のページを指さしながら、突然、「なんですか!それっ!?」と叫んだのだ。その時、私が読んでいたのは、蓮村誠『「いのち」の取り扱い説明書―ココロも身体も健康になるインドの教え』。目を落とすと、手のひらが2つ。まさに感情線をつなげるように上を向いている線画のイラストがあった。「店長、コレ見て話したんじゃないの?」と茶化したら、「全然!」と言い、「わー、鳥肌が…!」とブルブルした。ちなみに、そのイラストは指を伸ばす実験とはまったく関係がなく、よく見たら、両手のひらで水をすくっている絵だったのだけれど、アシスタントの女の子も驚くくらい、感情線をくっつけている絵にしか見えないのだった。「なんでそのページ開いてるんですか、Kさ~ん」とアシ女に言われたので、「私にこの本を渡したのは店長だよ!」と言っておいた。しかし、なぁ~

ここで知った蓮村先生のアーユルヴェーダ本は実は他にもたくさんあって、来る度にむさぼり読み、ヤカンの蓋を開けて作る白湯など、いくつか実践もしている。前も書いたかもしれないけど、「飲酒と喫煙はゆるやかな自殺」という記述にドキッとした。メッセージよね、これも…

肝心の髪は、目立って気になる部分だけを店長にちゃちゃっとオーガニックカラーで部分染めしてもらい、気分的にかなりスッキリ。

帰路、天神へ。とっくに帰宅しているはずのカズが気になって何度も電話するが出ない。marimekkoの布とかオーガニックの下着とか、イムズでたくさん買いたいものがあったが、ガマンして帰ることにした。万が一、鍵でも失くして家に入れないことになっていたら可哀想だから。

帰ることに決め、天神地下街を歩いていたらiPhoneにカズから着信あり。無事、家にいるようなので、腹ペコだし、ご飯を食べながら、仕事して帰ることにした。校正や、自分が書いた原稿チェックは家では集中するのがなかなか難しいからだ。

ある程度長居できる場所を探し、「APPTITO」でひとりランチ。

帰ったら、カズはずっとつまらなそうに録画を見ている。最近、親友くん以外とは全く遊ばないのだ。先日の、「公園行きたくない」発言とも関連するが、それが気になって仕方がない私。

疲れていてものすごく眠かったが、昨日アップした原稿を修正し、クライアントへ送り、つかの間、昼寝。起きて別件のクライアントへ電話し、懸案片付く。

あっくん迎え。

カズが、明日の発表で新聞が要るというので、散歩を兼ね、3人で駅前のファミマまで歩く。「なんで公園に行きたくないと?」とカズに聞くと、「友だちに会いたくない」と答えた。やっぱり…!

あっくんはなぜか、お試しの期限が切れたワリオのゲームを買ってもらえると誤解していたようだ。道理でカズと違って歩くのが嫌いなくせに珍しくついてきたと思った! ブーブー文句を言い始めたのでご機嫌とりに、ラムネ菓子を買ってあげてしまった。

夕刻の室見川にはカニが数えきれないほどいた。最初に見つけたのはあっくんだった。目ざとい。

家に近くなり、カズが、「パパ今度いつ来ると…?」と聞いてきたので、「わかんない」と答えた後、「夏休みが終わるのと、パパがいなくなるのと同時だときついよね」と自分の気持ちを言ったら、カズもうなずいていた。そしてその後、少しだけ元気になった。

あっくんは卵が嫌いだし、カズは朝食に目玉焼きを2個食べたので、夜はケチャップライス、もやし炒め、サラダ、キャベツのコンソメスープ。食後にポテチ10枚ずつ。

母の誕生日。電話した。私のこと、私に2人息子がいることは覚えているようだ。声を聞く限り、すごく元気。薬を飲むのをやめて、薬が体から抜けてきてから、廃人だったような心身がメキメキと元気になってきている。その分、嫉妬妄想がぶり返し、父は戦々恐々としている。今度の受診で先生に相談すると言うので、「嫉妬妄想だけをなくしてくれる薬なんか、ないよ」「そう? どこかに売ってないかな~」「あるわけないじゃん。だってお父さんに構って欲しいだけなんだから!」「そうなの!?」「そうだよ(今まで何回も言ったじゃん!)。お父さんはそういうふうにしか育てられていないからわからないかもしれないけど、世間の家族とか夫婦とかはもっと互いを甘やかしたり、優しくしたりしてるんだよ。特にお母さんなんか甘えん坊なんだから…」「そうなの? 世間のことはよくわからないけど…」「とにかく、疑われて頭に来るのはわかるけど、お前が一番なんだから浮気なんかするはずないよとか、バカだな俺にはお前しかいないよとか優しい言葉をかけてあげて、甘やかせばいいんだよ」「それができればね~」というやりとりがあり、まったく脱力した。

私は母が嫌いだから、ずっと父の肩を持って来たけれど、さすがに母が可哀想になってきた。母が狂ったのは母だけに非があって、自分にまったく問題がないように思っているところが信じられない。夫婦の問題なんだよ! ふたりの関係が改善しない限り、母の心の病は治らないのだ。なんでそれに気づかないんだろう。 

夜、ブログをまとめて書く。

20140901

2014-09-02 21:57:12 | 乳がん(無治療)
2学期始業式。毎日毎日カズの過ごし方を案じて、適当に構いながら仕事して、あんなにしんどいと思ったのに、いざとなると、ほっとするより、やっぱり寂しい。勝手なもんだ。

ダーは朝から何故か、レキシ三昧。別室で原稿を書いているこっちまで聞こえてくる。気が散るのでヘッドホンで聴いてくれるようお願いしたら、仕事の手を動かしながらもずっと聴いていて、時々、声を立てて笑っている。幸せな人だ。

私は延々原稿。

カズ帰宅。昼食準備。ダーとともに、冷麦。私はいつもの昼ごはん。

13時、カズは親友くんちに遊びに出かけた。

私は原稿の続き。15時に限界が来て、15分眠って、起きて、また続き。

今夜はパパが帰る日。レキシを聴いて盛り上がっているようだし、私もちょっと火をつけられた気分なので、家族でさよならカラオケを開催することにした。

私とダーばかり歌って、子どもたちは私が入れた妖怪ウォッチの曲にお付き合い程度に歌っただけ。それでもあっくんは、私やダーが歌う時に、膝をカクカクしたり片手ずつ挙げたりして、ニコニコしながら踊っていた。

ダーを送って帰宅。カラオケ中、あっくんは、トイレばっかり行っていて、てっきりフリードリンクの飲み過ぎで下痢をしていたのだと思っていたが、家に帰ってから、カズが「あっくん、お母さんに言っていい?」と弟の了承を得た上で、歌うのが恥ずかしかったからトイレに避難していたと教えてくれた。カズも恥ずかしかったらしい。こないだまで嬉々として歌ってたのにね~。

夜、あっくんの保育園から借りた絵本を返さないといけないので、『ないたあかおに』を読む。ダーが途中まで読みかけていたもの。あっくんは1分で飽きました~と言っていたので、私も適当にはしょって読もうと思ったら、最初からきちんと読んでくれとあっくんが言うので、長いながい話だったが、最後まで読んだ。あっくんもカズも私の読み間違えを途中笑いながら、最後まで聴いていた。

「イツマデモキミノトモダチ」という言葉で終わる、親友のために自ら悪者になって身を引く形で旅に出る、青おにからの手紙。その思いを知り、泣く赤おに。あっくんに、「なんで赤おには泣いたんやろね?」と聞いたら、みるみる顔が真っ赤になり、口がへの字にきゅっと結ばれ、ポロポロ涙が流れ始めた。その後もずいぶん長い間、布団に転がりながら、しくしくと泣いていた。素晴らしき感受性! 「お兄ちゃんも泣きそう~」とカズも言っていたが、こちらは読み物そのものより、あっくんに感化された模様。それとも自分と親友を重ね合わせたのかな。「だいじょうぶよ、ちゃんとその後、青おにと赤おには会えて、また仲良く遊んどーと」と言うと、あっくんは安心したようにコクンとうなずき、そして眠った。

夜、ある御縁で教えていただいた正心調息法のHPをiPhoneで読む。塩谷信男先生のお言葉、嗚呼なんて素晴らしい! やっぱここでも同じ、つきつめればみな「宇宙」なのだ! この呼吸法はぜひ取り入れたいとやり方を調べたら、「鈴の印」というのがあり、初めて知ったので解説を読んでいたら、鈴? ん? 手をおにぎりを結ぶような形に? んんん?

私、今夜、AKBの歌うたうときに、手をおにぎり形にして踊ったし、押入れを片付けた時に、カズが運動会で踊った花笠を見つけて捨てようかなと迷ったけど、鈴がついてるから捨てるのをやめたのだった。なんかすごい、この偶然。

読み終えて、呼吸をして、ふと時計を見たら、ちょうど0時になったところ。瞬間、確信した。今度こそ、私、生まれ変わる。

20140831

2014-09-02 21:39:10 | 乳がん(無治療)
日曜日。またまた起きられず。今日はもう完全に体がグロッキー。

かろうじて起きて食事の準備だけはするが、あとは、中途半端に仕事したり、眠ったり。仕事中、窓の外から子どもを怒鳴りつけるひどい罵声が降ってくる。仕事部屋を変えてから毎日のように聞こえる。子どもを権力で抑圧しようとしている態度の親、萎縮して泣く子ども…自分を見せられているようで、凹む。

朝が遅かったので、午後は豚バラを焼いてみた。先日ハズレだった串を冷凍しておいたのを再度焼いて、串から外して小さく切ったものを楊枝で。子どもたちは、うまいうまいと食べた。とにかく無駄にならなくて、よかった…!

あっくん、またゲーム中におもらし。私にとつとつと叱られて、泣く。でもすぐその後、お兄ちゃんのゲームを「オレ、とっても応援してあげる」と可愛いことを言ってけろり。こいつ~。

パパとゲームばかりしている子どもたちを夕方、外で遊んで来いと追い出す。よく考えたら自分も運動しなくちゃ…と、あとから追いかけたら、カズが「ママも来ると~? 最悪…!」と言った。内心、ブチッとキレた私。「遊びたくないやつは来なくていい。体を動かしたい人だけが来ればいいと!」とカズを追い返したら、「違う! 言ってない!」「言ったやろ! ね、あっくん!」「うん、いった!」「違う~」「何が違うと!」「H公園で遊ぶのが嫌なだけ…!」と言って泣いていた。この言葉が、後々まで私の心に重くのしかかる。

結局、あっくんだけを連れて公園へ。あっくんは私が教えたブランコ漕ぎながらのサンダル蹴り(天気占い)に夢中。途中、隣のブランコにあっくんと同じクラスの女の子が来て何かしゃべってきて私だけ適当に話を合わせていたが、実はやっぱり何をしゃべっているのか、私にはまったくわからなかった。ちなみに、あっくんは完全無視。

帰ったらカズはパパとマリオカート8で対戦しており、すっかり機嫌が直っていて安心した。こういう時に、大らかな父親の存在は本当に大きい。

そしてダーは、ピザ生地を作り始めた。どうやら前回来た時にとってもおいしかったタルトフランベを今度は生地から作ってくれるようなのだ。楽しみ! ものすごい量でいきなり作り始めるから失敗したら嫌だな~と思い、塩とイーストは離しておかないとダメだよ、ちゃんと読んだと?と本当は言いたくないけど最低限の口を挟んだが、聞きやしない。適当にやっている。もういいや、知らないからね、ちゃんと発酵しなくても…! ケーキとかパンはレシピちゃんと守んないとできないんだからね…!と思っていたら、わずかな時間にきちんと膨らんでいった(私のこだわりは何だったんだーっ!)。

発酵したタネを置いて、石釜に水を組みに行く。車中、「出かけている間に、生地が膨らみすぎて玄関からはみ出してたらどうする?」とダーがくだらないことを言う。あと、「すごいね! こないだ田植えしたばかりなのに、もうこんなに稲が伸びとー!」とカズと一緒に感心していたら、「イーネ!」とも言っていたっけ。アホや。でも、パパがこんなだから、いてくれるだけでうちは雰囲気が格段に明るくなる。子どもたちもよく笑う。あとは私が昔のように無邪気に笑えれば、言うことなし。

夕食。今日は私はポテトを揚げただけ。ベーコンと玉ネギをのせたタルトフランベがピザおじさんの手により、次々と焼きあがる。やっぱり自家製は冷めるとどうしても固くなっちゃうんだけど、それでも美味しくて、4枚のうち最後の1枚はほとんど私が食べてしまった! ごちそうさま~。また、作ってね!

あっくん、19時半に一人で布団に入って爆睡。夏休みも今日で終わりだ。私も最後の赤ワインを1杯だけ飲んで、早々に布団に入った。

20140830

2014-09-02 20:52:13 | 乳がん(無治療)
土曜日。

朝、起きないのは、起きたら最後、立ちっぱなしで動き続けてしまうからだ。格好つけすぎ?w いや、本当なの。私は限界が来たら倒れこむように昼寝をするけれど、起きている間は1分でもぼーっと休んだりしない。ずっとせかせか体を動かしている。

4人分の重い布団も全部自分で運んで干しながら、「あー、ちょっとは手伝ってくれると助かるんだけどなぁ」と心の中で思っていたら、ダーが黙って洗濯物を干し始めてくれた。人にはいい加減だって文句言うくせに、シワも伸ばさず裏返しのままどんどこ干して行くから、つい笑ってしまった。そう、これでいいんだよね。私なんか、可能な限りシンメトリー、さらにハンガーの向きまで揃えて干さないと気がすまないんだから…!

午前、パパが子どもの相手をしていてくれるので、校正チェックを少し。

金券半額セールのパン屋で昼用のパンを買って、午後から福間のサンピア福岡へ。昨日、ママ友に教えてもらったプールなのだ。風が強くて冷たくて、寒かった! ダーは遂に一度も水に入らず、ベンチでうつらうつらしていた模様。私は流れるプールを子どもたちと一緒に泳ぎながら、一人ずつ抱っこして、「いちにのさーん!」で私の膝を踏み台にジャンプさせる遊びを延々やっていた。あと、実はこれがやりたくて来たチューブスライダーも私だけが滑った。慎重なカズは怖がってやりたがらない(本当はカズと一緒に2人乗りボートで滑るスライダーをやりたかったのに)。好奇心旺盛のあっくんはやりたがったが、120cm以上なので身長が足りなかった。帰る前に、水深が浅い子ども用プールの小さなすべり台をやらせてみたら、喜んで何度も何度も一人で滑っていた。

帰りたがらないあっくんを説得して、帰路へ。私があっくんのズボンを持ってくるのを忘れたため(先週のロッカー事件と言い、何か失敗せずには済まない最近の私。ちなみに今日はダーは自衛のために財布もケータイも家に置いてきていた、当然だ)、急遽、西松屋で調達して、小田部でとんかつ。あっくんと私はロースを半分こ。私は帰宅後、あっくんの残したピザと、カズが食べなかった明太フィセルをつまみながら白ワイン。いちじくとクリームチーズも。お腹いっぱいなのか、アルコールがいっぱいなのかわからないが、ワインは途中から入らず、とうとう残してしまった。