ハハモドキ

19年前、長男の誕生記念に始まり、途中、乳がん闘病記。次男の不登校をきっかけに再開。

20140903

2014-09-04 21:02:53 | 乳がん(無治療)
6時前に起きてからずっと、家事や子どもの登園登校準備の合間を見ては、入稿前の最終チェックを念入りに。

昼前から出かけるからだ。カズの親友Hくんのママとランチの約束。

11時半前に車で迎えに来てもらった。候補2件がいずれも休みだったので、某ショピングモールのパンバイキングの店へ。恐ろしいほど主婦でいっぱいだった。そして申し訳ないけど、パンもパスタも今イチだった。しかし「パン食べ放題」というだけで、こんなに人が集まるんだな。

カズを知っている人に、カズの話を聞いて欲しかった。答えは要らない。

私が彼女と仲良くできるのは、もちろんカズの親友のお母さんという理由もあるけれど、彼女の母が乳がんだからだ。ガン患者に対して、偏見がない。他の人はみな、自分では意識してないかもしれないが、ガンと言うだけで(もうすぐに死んでしまうのね…)みたいな哀れみの目で見るか、無責任に励ましてくるか、どちらかだ。ガン患者は実はどちらも傷つく。「普通にしていて」欲しいのだ。そして今日、初めて知った事実。彼女は10年以上前、お姉さんを胃がんで亡くしていたのだった。しかも30代の若さで…

私はこれまで、何度も「ガンは治る」的な言葉を繰り返してきたような気がするけれど、そのことで彼女を傷つけて来なかったか、それがとても気になった。

いったん帰宅し、車でリサイクルゴミを捨てに行き、月イチ恒例の参拝。100円ショップでカズの運動会用ワッペンの材料を調達。店を出たら、ちょうど雷雨が始まった。

帰宅。さすがに疲れた。布団で休んでいたらカズ帰宅。あと10分あれば、少し眠れたのだけれど。

またまた奇跡的に雨が上がっているので、自転車であっくん迎え。

カズとワッペンの相談をする。私が提案したデザインが気に入らないようなので、手芸店へ。店内に入ると、カズの親友Hくんと弟、そしてさっき別れたばかりのママがいた。6人で店内ぐるぐる。学校からのプリントにはワッペンの見本として「WISH」と書いてあった。Hくんは「BEST」にすると言う。Hくんがせっかく「おそろいにする?」とか言ってくれているのに、カズは唸ったまま、なかなか決まらない。私が「LOVE」にすれば?と言ったら、ママが大ウケ! Hくんもふざけて「L」とか「O」とかの文字を拾い始めたので、カズが「なに拾っとーと?」と困惑していた。結局、カズはその場では何も決められず、明日の朝までに決めることに私と約束した。

帰宅。忘れたけど何かでテキトーにつなぎながら、餃子。市販の皮とニラが冷蔵庫に余っていたので…

本当に体力がない。疲れ果て、よろよろ。あっくんが今日何度も「これよんで~」とせがんできて、「あとでね」と先延ばしにしていた恐竜の絵本を結局読んであげられなかった。カズが代読。

風呂も2人で。その後、私が入って上がると、あっくんが保育園の運動会用に練習している暴れ太鼓をカズも一緒になって踊っていて、2人でケラケラ笑っていた。やっとカズに元気が戻ってきた感じ。

20140902

2014-09-04 20:37:25 | 乳がん(無治療)
火曜日。

どうやら貴重な晴れらしい。今日は出かける予定なので洗濯物は昨日のうちに干しておいた。そしてまた布団やら一式全部干して、外出前に入れた。

育毛のために染めずにいる白髪がどうしようもない。せめてカットと部分染めだけでもしてもらおうとウィッグ時代からお世話になっていてすでに馴染みのヘアサロンへ。

色々離して店長と仲良くなったので、彼女は私の好みを知っていて、いつも好きそうな本を適当に見繕って用意してくれている。今日行って、まず手渡されたのが、流生命の本。来たよきたきたー、また今日もなんかあるよ~きっと…と予感してはいた。

周囲を気にしながらも、こそこそと、店長と、引き寄せとか宇宙とか呼吸法とかの話をしていた。「なんで呼吸法がいいかっていうと細胞なんですよ。脳の細胞が…」と私が言い、店長が「そう! 脳の力ってすごいですよね。知ってます?」と、昨日スタッフにしたという実験を私にもやらせた。手のひらの感情線と感情線をつなげるようにして手を合わせ、どちらの中指が短いか、確認する。そして手を離し、短かったほうの中指を「のびろのびろ~」と念じながら指先へとさすっていくと、本当に伸びるという話。この話は私も聞いたことがあったし、実際そうなったけどそんなこともあるだろうと別に驚かなかった。問題はその次である。

店長が、私が手に持って開いている本のページを指さしながら、突然、「なんですか!それっ!?」と叫んだのだ。その時、私が読んでいたのは、蓮村誠『「いのち」の取り扱い説明書―ココロも身体も健康になるインドの教え』。目を落とすと、手のひらが2つ。まさに感情線をつなげるように上を向いている線画のイラストがあった。「店長、コレ見て話したんじゃないの?」と茶化したら、「全然!」と言い、「わー、鳥肌が…!」とブルブルした。ちなみに、そのイラストは指を伸ばす実験とはまったく関係がなく、よく見たら、両手のひらで水をすくっている絵だったのだけれど、アシスタントの女の子も驚くくらい、感情線をくっつけている絵にしか見えないのだった。「なんでそのページ開いてるんですか、Kさ~ん」とアシ女に言われたので、「私にこの本を渡したのは店長だよ!」と言っておいた。しかし、なぁ~

ここで知った蓮村先生のアーユルヴェーダ本は実は他にもたくさんあって、来る度にむさぼり読み、ヤカンの蓋を開けて作る白湯など、いくつか実践もしている。前も書いたかもしれないけど、「飲酒と喫煙はゆるやかな自殺」という記述にドキッとした。メッセージよね、これも…

肝心の髪は、目立って気になる部分だけを店長にちゃちゃっとオーガニックカラーで部分染めしてもらい、気分的にかなりスッキリ。

帰路、天神へ。とっくに帰宅しているはずのカズが気になって何度も電話するが出ない。marimekkoの布とかオーガニックの下着とか、イムズでたくさん買いたいものがあったが、ガマンして帰ることにした。万が一、鍵でも失くして家に入れないことになっていたら可哀想だから。

帰ることに決め、天神地下街を歩いていたらiPhoneにカズから着信あり。無事、家にいるようなので、腹ペコだし、ご飯を食べながら、仕事して帰ることにした。校正や、自分が書いた原稿チェックは家では集中するのがなかなか難しいからだ。

ある程度長居できる場所を探し、「APPTITO」でひとりランチ。

帰ったら、カズはずっとつまらなそうに録画を見ている。最近、親友くん以外とは全く遊ばないのだ。先日の、「公園行きたくない」発言とも関連するが、それが気になって仕方がない私。

疲れていてものすごく眠かったが、昨日アップした原稿を修正し、クライアントへ送り、つかの間、昼寝。起きて別件のクライアントへ電話し、懸案片付く。

あっくん迎え。

カズが、明日の発表で新聞が要るというので、散歩を兼ね、3人で駅前のファミマまで歩く。「なんで公園に行きたくないと?」とカズに聞くと、「友だちに会いたくない」と答えた。やっぱり…!

あっくんはなぜか、お試しの期限が切れたワリオのゲームを買ってもらえると誤解していたようだ。道理でカズと違って歩くのが嫌いなくせに珍しくついてきたと思った! ブーブー文句を言い始めたのでご機嫌とりに、ラムネ菓子を買ってあげてしまった。

夕刻の室見川にはカニが数えきれないほどいた。最初に見つけたのはあっくんだった。目ざとい。

家に近くなり、カズが、「パパ今度いつ来ると…?」と聞いてきたので、「わかんない」と答えた後、「夏休みが終わるのと、パパがいなくなるのと同時だときついよね」と自分の気持ちを言ったら、カズもうなずいていた。そしてその後、少しだけ元気になった。

あっくんは卵が嫌いだし、カズは朝食に目玉焼きを2個食べたので、夜はケチャップライス、もやし炒め、サラダ、キャベツのコンソメスープ。食後にポテチ10枚ずつ。

母の誕生日。電話した。私のこと、私に2人息子がいることは覚えているようだ。声を聞く限り、すごく元気。薬を飲むのをやめて、薬が体から抜けてきてから、廃人だったような心身がメキメキと元気になってきている。その分、嫉妬妄想がぶり返し、父は戦々恐々としている。今度の受診で先生に相談すると言うので、「嫉妬妄想だけをなくしてくれる薬なんか、ないよ」「そう? どこかに売ってないかな~」「あるわけないじゃん。だってお父さんに構って欲しいだけなんだから!」「そうなの!?」「そうだよ(今まで何回も言ったじゃん!)。お父さんはそういうふうにしか育てられていないからわからないかもしれないけど、世間の家族とか夫婦とかはもっと互いを甘やかしたり、優しくしたりしてるんだよ。特にお母さんなんか甘えん坊なんだから…」「そうなの? 世間のことはよくわからないけど…」「とにかく、疑われて頭に来るのはわかるけど、お前が一番なんだから浮気なんかするはずないよとか、バカだな俺にはお前しかいないよとか優しい言葉をかけてあげて、甘やかせばいいんだよ」「それができればね~」というやりとりがあり、まったく脱力した。

私は母が嫌いだから、ずっと父の肩を持って来たけれど、さすがに母が可哀想になってきた。母が狂ったのは母だけに非があって、自分にまったく問題がないように思っているところが信じられない。夫婦の問題なんだよ! ふたりの関係が改善しない限り、母の心の病は治らないのだ。なんでそれに気づかないんだろう。 

夜、ブログをまとめて書く。