ハハモドキ

19年前、長男の誕生記念に始まり、途中、乳がん闘病記。次男の不登校をきっかけに再開。

20140909

2014-09-09 22:30:47 | 乳がん(無治療)
朝起きて、★韓国人姑直伝★韓国のりを作る。こないだカズがカルディで珍しくおねだりしたのだが売り切れていて、帰宅後ネットで調べたら市販の韓国海苔は発ガン性の疑いで散々騒がれており(全然知らなかった!)。うちは子どもたちが海苔が嫌いだから、おにぎりにも使わないし、まとめ買いした有明産海苔がたくさん残っているので、自分で作ってしまおうではないかと。結果。パリパリ&ごま油好きのカズに大好評で、あっという間になくなった。

起きてきたあっくん珍しく鼻血。しかも結構な量。たぶん人生で初めてに近いんじゃないかな。今日は運動会の総合練習なのに心配だ…。あっくんも韓国海苔、おいしいと言ってよく食べた。

保育園から帰宅後、今度はグラノーラを作る。なんかハマっちゃったんだよね、小麦いじりに。粉を手でこねたり、さらさらにしたり、集中している間、無心になれるのがいい。さらに焼きたての香りがオーブンから漂ってくる時の幸福感といったら!

荷物待ちで家を出られず、暇なので私が読みたくて借りてきた宮沢賢治『セロ弾きのゴーシュ』を読む。実は初・宮沢賢治。なんて面白いの! しかも、音楽療法の話だし~。48歳にして、今後進むべき道に未だ迷っている私だが、一生懸命考えるうちに自ずと閃くとアドバイスをくださった癌サバイバーの先輩の言葉を思い出した。

11時、荷物届く。妹に子どもができたらあげようととっておいたエルゴの抱っこひも。押入れのカビ臭さが取れないし、待ちに待った第1子だし、結局、新品をプレゼントすることにしたのだ。不要になったので捨てようかな~と思っていたら、筍狩りで知り合った5人の子持ちのママがエルゴがボロボロになり、お古を探している、誰かゆずってくれませんか~とFacebookで呼びかけていたのを知ったのだ。で、差し上げた。その御礼をご丁寧にも送ってくれたのだった。有機のお茶と添加物なしのお菓子。うれしい。

出かけるには中途半端な時間なので、色校正を念入りに再チェック。

昼ごはん。テレビが恐ろしくつまらないので、NHK『SONGS』のドリカム×EXILE HIROを見て、「何度でも」にやっぱり涙。引き続き、『目玉焼きの黄身いつつぶす?』。これ、おおひなたごうだったのか! 面白かった! 久々に子ども向け以外のアニメ見て笑った。「未」のマークが無くなっていたから、カズは既に見たんだろう。食後に温熱。

先日、お兄ちゃんの靴だけを探したので、あっくんが「おれにも靴買って! 銀色のかっこいいやつ!」とうるさい。それで昨日ディスカウントストアにあった安いのを買おうかなと思ったのだが、19cmがなかった。で、今日は別の支店に見に行くことにした。履いてみると、やっぱりちゃちくてすぐ壊れそうだし、やっぱり結局私がデザインが許せないのだった…。ネットでもっと格好いいのを買ってあげるとあっくんをなだめ、ゲームコーナーに立ち寄ると、ほとんどの店で売り切れ中の「妖怪ウォッチ2本家」がなんと、ただ1点だけ残っており、カズ悶絶。買おうかどうしようか散々迷ってる途中に別の兄弟が来て彼らのお目当ても同じだったことが火をつけたのか、購入を決めたという。が、口をついて出た言葉が、「お母さん、12月の誕生日プレゼント、今月にして~」。…参りました。自分で貯めた小遣いを減らしたくない一心で、考えに考えぬいて、願いどおりに手に入れたよ、この人は。頭いいね。

夜ごはんは、白飯、韓国のり、ハンバーグ、ピーマンおかか炒め、ガーリックバターポテト、長ネギと豆腐とワカメの味噌汁。

食後、カズとあっくんは買ってきた本家に夢中。こういう、2人で一緒に仲睦まじくしている様子は本当に愛らしい。喧嘩する時はひどいけどね。


私はテレビで黄身の続きを見て(途中、あっくんも一緒に見て笑ってた)、その後、8月の領収書を整理しながら、パソコンで「オトナの!」ゲスト紀里谷和明&蜷川実花を見る。「全ての人が表現者でなければいけない」ような風潮になっている今の状況が気持ち悪い」(蜷川)「現代は多くの人が、幼い頃に周囲から植え付けられたコンプレックスを克服するために残りの人生を費やしている、そのコンプレックスのためにモノを消費する、そしてそのコンプレックスにのっかってモノを売ろうとする人たちがいる、自分には何かが欠けているとずっと思い込んでいたけど子どもの頃の自分を思い出してみるとダメなところなんて全然無かった」(紀里谷)とか興味深かった! 主に紀里谷氏の熱い話と、それを的確に整理してわかりやすく解説するいとうせいこうに脱帽。前にも書いたけど紀里谷氏、ルックスとか雰囲気とかすごい好みだし、話自体も正論なのだけれど、そんなふうに色々考えてたら、生きるの、とっても大変そうだ…だと思った。一方、蜷川実花は結構意外な感じ。子どもを育てているからそれどころじゃない!と言っていたのが、同じ立場だからよくすごくよくわかった。それでも私はいちいちくよくよ考えているわけだけどさ。

あっくんと風呂。ヒーリングのためにわざと電気を消して入っているのに、先に上がったあっくんが何回もいたずらで電気をつけに来る。風呂あがりも、おっぱいや股を何度も触ろうとするし。この人は好奇心を抑えることができない、さらに人が嫌がるのを面白がっているのだ。ホント、しつこい。

しかし今日一日、2階が静かってそれだけで、こんなに心穏やかに過ごせるものかと思った。足の痺れも同じ。なくなって初めて、こんなに不快だったんだと思うのだろう。温熱をやり、ビタミンBをとり、酒をやめ、呼吸法をやり、よくなっているのか悪くなっているのか、よくわからないが痺れていた部分の違和感が強くなっている。もしかすると感覚が戻ってきているのかも。

昨日から肩が痛いと言っているカズの話をよく聞いたら、どうやら運動会の練習で痛めたようだ。組体操とか騎馬戦とか、危ないから禁止されつつある競技をいまだにやるんだよ、こちらでは。メガネもかけているし、体に柔軟性がないほうなので心配だ。

毎晩、「ママとねた~い」とせがむあっくん。今日は余裕があったので一緒に隣で寝てあげたら、「あっつーい! もうママあっち行ってほしいな~」と言われた。どこまで勝手なんだ!w

20140908

2014-09-09 10:15:31 | 乳がん(無治療)
カズ、いつものように一人でいちばん先に起床。

朝の支度をしながら合間に、昨夜、計量だけしておいたバナナケーキを焼いた。

窓から引越しトラックが停まっているのが見える。2階と直感。

あっくんが起きてきた。「あ、おれオムツはいてなかった!」「えっ!?」と驚きつつ、しばらく晴れみたいだし、別に漏らされてもいいか~と思っていたら、「ぬれてないけん!」と威張って言った。言葉通り、大丈夫だった。夜中もオシッコ起きなかったのに! きっとオムツ履かせてると、安心してしちゃうんだね。私がそこにこだわりがないのですっかり遅くなったけど、そろそろ夜も取ってもいいかな~。

あっくんを送り、保育園から帰宅。人参りんごジュースを飲んで、最寄りスーパーで値下がってたためつい買ってしまったモンテールの生クリームどら焼きを食べた(毎日食べたいくらい、あんなに好きだったのに、甘さがもうくどかった!)。仕事をしようか迷ったが、どうせ2階がバタバタうるさいだろうから、先に買い物に出ることにした。入部の野菜直売所で肉のみ購入。相変わらず激安。

11時に帰宅し、今度は自転車でマリナタウンへ。本屋にて仕事の資料探し。やっぱりいい写真が見つからない…。図書館含め、こんなに探したのに、結局、家にあった雑誌がベストだなんて、やっぱ私は「持っている」。

急いで帰宅し、12時半、かきこむように昼食を食べ、片付け。13時に水道屋が来るからだ。

水道屋。わずかだから水漏れの箇所がよくわからないらしく時間ばかりかかる。私に聞いてくれればいいのに! 業を煮やして、こっちから口を出して説明すると、部品の交換が必要になり、また注文になるので時間がかかると言う。なんだか申し訳なくなり、「いや別にこのくらいの水漏れなら異常じゃないということであれば別にいいですよ」と言ったら、「いまは少しでも、いずれ大きなトラブルになるから、やっときますよ」というようなことを博多弁で言った。

色校正をざっとチェックし、それより先に考えなきゃいけないことがあるのだが、頭が回らず疲れて眠る。

30分弱とわずかな時間だし、電話に邪魔されるのが嫌なので、昼寝の間はiPhoneを切っている。起きたらすぐにLINEが来て、妹から無事男児出産の報告だった。すごいタイミングだ。あとから写真が送られてきて、「私の甥!」と思い、「おばさん!」と呼ばれる日が来るのだと思ったら、ぐっと来るものがあり、少し泣いた。

カズ帰宅。親友くんと公園へ。仕事の追い込みをしてあっくんを迎えに行った帰りに公園へ寄りカズたちと合流。親友くんがトコトコと歩いてきて、「バナナケーキごちそうさまでした。おいしかったです」とハキハキと言った。あまりに大人びた素晴らしい態度に驚いて、「こちらこそありがとう」とわけのわからないことを言ってしまった。

あっくんのリクエストにより、夜は焼きそば。朝、アサデスでおすぎが作っていた、トマトのパリパリパルメザンチーズのせを作ってみた。パリパリ好きの子どもはもちろん完食。私は、ゴーヤチャンプルやピーマン塩昆布和え、ツルムラサキの汁、キムチなど、残り物で夕食。

食後、カズの体操服のズボンがぱつんぱつんだったことに気づき(なんと引っ越してきた2年生の時に買ったものだった!)、スーパームーンだし出かけるか?と聞いたら、子どもたちが「行く!」と答えたので、夜のドライブでディスカウントショップへ買いに行く。月を見るために、双眼鏡を持って。



「でかっ!」  2人とも双眼鏡で見る月に感動していた。

汗びっしょりだったカズは公園から帰宅後すぐにシャワーを浴びていたので、夜、あっくんと風呂。あっくんもさっさと浴びちゃえばよかったのに、いつも「ママと入る~」と言ってシャワーを拒否し、いざ夜、私がお風呂に入ろうと言うと、「めんどうくさい。おふろ入らない」と言う。本当に勝手なのだ。お風呂に入ってしまえば、気持ちよさが勝って、ずいずいずっころばしやおせんべやけたかなで遊びたがるんだけどね。

あっくんが保育園から借りてきた絵本を読む。なんと出産シーンがあった。よりによって今日!



あっくんの感想を書かなきゃいけないんだけど、「きょうりゅうがかっこよかった」の他に、「はだかのおとこがおもしろかった」と言っていたので、「は・だ・か・の…」と書くフリをすると、「ぎゃーやめて~」とものすごい大声でゲラゲラ笑う。面白いから何度もやったら、その度に大笑い。調子に乗って、「は」と本当に書いたら、あっくん、激怒。泣きそうな顔で「けして!」と言うので「ボールペンだから消せないよ。はい」と言って二重線で適当に消したら、さらに怒ってしまい、枕をぶん投げ始めたので、カズと一緒になだめ、電気を消した。

そうそう、引越しはやっぱり2階だった。いつもドタバタ走り回り、「やだ!」が口癖でなんだかんだとギャーギャーうるさい、私の子どもの頃にそっくりなお転婆娘が道路越しに友達に「どこに引っ越すの?」と聞かれ、ベランダから大声で答えていたのでわかったが、どうやら近所に越すようだ。もしかしたら、騒音以外にもダーの煙草とか、うちが嫌で越したのかもね~。そういえば2年契約だもんなと思ったけど、よく考えたら、おととしじゃなく去年の夏に越してきたのよね。私が副作用がいちばんつらい時で、挨拶にも出なかったのを覚えてる。最初の印象はやはり大事だな。あの時、親子ともども顔馴染みになっておけば、こんなにも“うるさい”と感じることはなかったかもしれない。夜になり、父親が車で来て、最後の片付けをしている音が聞こえた。子ども3人連れての引っ越しは本当に大変だろうな。お疲れ様、と心から思った。

夜、私の隣で寝てしまったあっくんをやっとこさで運び、静かにひとり呼吸法をやってみる。呼吸自体はおぼつかないけど、初めて25回することができた。