ハハモドキ

19年前、長男の誕生記念に始まり、途中、乳がん闘病記。次男の不登校をきっかけに再開。

乳がんになってから読んだ本。

2019-11-24 14:34:47 | 乳がん(関連書籍)
生死にかかわる病気になった時、先生から言われたから、誰かが言ってたから、という理由で一つの情報を信じ切ってしまうのが、一番危ない。そういう人に限って、うまくいかなかった時に他人のせいにしがち。

せめて自分が選ぼうとしている治療について知ること、そして、なぜがんになったのかを考えることがとても大事だと思う。それが再発を防ぐためにとても大切なこと。あとは同病の闘病記なども読んでしまいがちだけれど、どうしても思考がネガティブにいってしまいがちなので、ほどほどに。がんを経験していま元気に生きている人の生活習慣や生きる姿勢がとても参考になる。

今は当時よりネットにもたくさんの情報があふれている。そのことにより迷ってしまうというデメリットもあるけど、知らないままよりは、ずっといい。様々な情報を手に入れた上で、自分が信じられる道を見つけて実践するのがベスト。

※以下、2013年の記事の追記再掲。

ここ数ヶ月の読書記録まとめ。

ジェイン・プラント, 佐藤章夫

山田 豊文

石原 結實

ムラキテルミ

安部 司

鹿島田 忠史

いま読んでいるのは、『葬られた「第二のマクガバン報告」(上巻)』。栄養学会のアインシュタインと呼ばれたキャンベル博士による警鐘の書。動物性たんぱく質が乳がんや糖尿病はじめ、あらゆる病気の原因とハッキリ書いてある。

ちなみに『ファブリーズはいらない―危ない除菌・殺虫・くん煙剤』は、いまもっとも読みたい本。同商品は存在から気持ち悪くて買ったことがないが、それはいつものカンってやつで根拠がまったくないので、少しでも知識を仕入れたい。『乳がんと牛乳』など、他の書籍でも、ガンのリスクとして殺虫剤やらが載っていました。ちなみにいま流行中の、香りが強い柔軟剤も一度買ってみたけど私は耐えられなかった。ファ◯リーズもそうだが、ネットで調べると健康への影響がいくらでも出てきますね。


でもこういう批判には当然ながら必ず反対意見があって、実際私も、『買ってはいけない』の話を昔、環境系の編集者にした時に、「こういう人たちよりメーカーのほうがよく考えて商品を作ってるって!」って言われて納得して、以降、買ってはいけない系の考え方を封印してしまったのだった。何も考えずに売られているものを買うほうがラクだしね。私は両方の意見を知った上で自分で判断することを希望。難しいとは思いますが。

すごい先生がいたものだ

2019-09-04 23:35:06 | 乳がん(関連書籍)
帯津良一先生の本を初めて読んだ。

先生の名も、西洋医学と東洋医学の枠を超え、人間まるごとを診るホリスティック医療の第一人者であることも存じ上げていた。

しかし、やはり知った気になったつもりでいるのは一番いけないことだね。自分の認識とは、もうスケールからして全く違った。

生老病死!生命場エネルギー!宇宙!150億年の旅!

病気になってから私が感じてきたこと、考えてきたこと、すべてがつながった。生気を失った女性が登場する昨日の村上春樹の小説も。そして、温熱が私の何に効いているのかも。

気。元気。病気。

今まで読んだ病気関連のたくさんの本がすべて吹っ飛んでしまった。何を読んでも納得できない部分があったのに、帯津先生の主張は100%疑問を挟む余地がない。

“治しを毛嫌いする代替療法の指導者がいるかと思えば、癒しにまったく理解のない医者もいますが、好き嫌いの問題ではなく、治しと癒しを統合し、あるときはホリスティックに、あるときは西洋医学に委ねることで、柔軟にバランスよく使い分けていけばいいのです” 
そうだそうだー!

“健康は善で病気は悪という考え方は寂しい” 
なんという、病人を励ますのに、これ以上の言葉があるだろうか。病人はいつも、病気になったのは自分が悪いからだ、周囲に迷惑をかけてしまって申し訳ないと、自分を責めている。というか、そういう気に病む性質だから、病気になる。

そんな先生が名誉院長を務める帯津三敬病院は、なんと私の実家がある埼玉県川越市にある。この偶然。今や統合失調症と認知症でひきこもり状態の母をもっと昔に診せていたら少しは違っていたかもしれない。

※2013-11-09 23:36:53  過去記事再掲

 

またお会いしました

2014-07-13 22:45:07 | 乳がん(関連書籍)
神経過敏でクヨクヨジメジメ思っている人は、結局、宇宙エネルギーの受け入れ態勢を自分からくずしていることになる。

中村天風

※先日の漢方取材をきっかけに知り、興味を持った人物に、さっき呼吸について調べていたら、また、たどり着いた。中村天風。ムラキテルミさんおすすめのZEN呼吸法の椎名由紀さんがリツイートされていたのだ。

 
病気だけでなく、すべてにおいて、宇宙とつながることが、いまの私のテーマなのだけど、神経過敏も良くないんだな。むー。宇宙とか言い出すと、怪しいと訝る人もいるかもだけど、朗らかに毎日笑って健やかに生きられるなら、この際、宗教でもなんでもいいでしょう。明日からまた心機一転頑張る。

温熱のテキストより

2014-07-06 23:51:46 | 乳がん(関連書籍)
神経があなたの体を狂わせていないでしょうか?

心は体に命令する。体は心に口答えする。

フインク

これは泣けます

2013-11-12 22:52:46 | 乳がん(関連書籍)
院内学級に貼られていた、詩人くどうなおこさんの詩。



私は読んですぐ、自分の子どもらのことを思って泣いてしまったけれど、病気の子どもがどんな気持ちでこの詩を書き写したのかと思うと胸がつまる。

ぐっと来たのは私だけじゃないようで、某がん友はこの作品を、SNSの自分のプロフィール画像にしていた。

あいたくて。

出会えたすべての人々に感謝。


やっぱり面白いガンエヴォ

2013-10-20 00:45:48 | 乳がん(関連書籍)
ライター奥山貴宏さん。彼の死から、もう10年が経とうとしてるんですね。合掌。

October 29, 2004 12:00 AM

本を出すということ 下
(October 26よりつづく)

他にも本を出すまでにはいくつもの困難がある。雑誌ベースでライターをしている人間は通常何冊かの雑誌を掛け持ちで仕事している。パソコンに向かって原稿を書いていればいいという訳にはいかず、打ち合わせや取材などでそれなりに予定が埋まってしまう。そこそこの収入を得るためにはそれなりに働かなくてはいけない。本を出すためには当然まとまった量の文章が必要なのだが、そのように日々の仕事に追われているとなかなか書く余裕がない。何しろ、コックが休みの気分転換に料理を作るようなものだからだ。ライターだって、休みの時ぐらいは文章以外のことを考えたいと思うのが人情だ。

出版するために小説を書くとしよう。本一冊分の文章を書くのはそれなりに時間と労力がかかり、労働コストに換算すると相当な額に達する。でも、その小説なり文章が出版されるという保証は全くないのだ。仕事を断ったりプライベートを犠牲にしながら一生懸命小説を書き上げたとしても、それを編集者と出版社が商品になると思わなければ出版されることはない。書き終えたことに対する達成感は得られるかもしれないが、商品にならなかったとすれば、それはやはり「単なる趣味」の世界だ。出版されるあてのない小説を書いているシロウトなんていくらでもいるだろう。そういった人達とプロとを分ける唯一の違いは「書いた文章が商品になるか」でしかない。商品にならない文章をいくら書いたところで、それはマスターベーションにしかならない。

それらの困難を乗り越えて小説を書き上げたとしても、無名の新人の作品を簡単に出版してくる所など無い。新人賞などを取ったり何らかの方法で話題を作らないと、相手にすらされないだろう。作品として完成度が高かったとしても、編集者が読んでくれるとは限らない。

文章の仕事に関わっているのだから本を出すチャンスなんて多そうに思われるかもしれないが、実際に自分の著者名を冠した本が出版されるまでには相当困難な道のりがあるということが分かってもらえただろうか。

それぐらい本を出すということは特別だ。何も本を出したからって、マンションが買えたり、タレントの友達ができたり、赤絨毯の上を歩いたりできる訳ではない。テレビや新聞に出て一時的に注目度が高まったけれども、生活は本を出す前も後もほとんど変わっていない。

でも、意識はまったく変わった。極端ないい方をすれば、本を出す前は自分の人生に対してだけでなく文章を書く人間として大いに未練があった。病気で死ぬことは仕方のないことだとしても、生涯の仕事として文章を書くことを選んだのに自分の本を一冊も出すことなくこの世を去ることになるとは! 死ぬという事実に対する恐怖や悲しみより、その胸にわき起こってくる無念さの方が強かった。

しかし、本を出した後はもう死んでもかまわないと思った。自分が死んだとしても、確実に本は残る。ヒトラーみたいな独裁者が出てきて焚書にしたとしても、レジスタンスの誰かがオレの本を持って逃げてくれるかもしれない。

では、果たしてオレが病気にならならずに通常のライターのまま生活をしていたとして、近い将来本を出版できていたのだろうか。正直言って、大いに疑問だ。理由は先に挙げたとおりだ。ライターとして喰っていくことはできたとしても、本を出版している、それ以前にまとまった小説なり文章を書いている自分が想像できない。自転車操業の様な生活を送り、毎月の家賃を払うのがやっとという感じになっていると思う。

だから、ある意味、病気になったから本を出すチャンスが回って来たのだとも言える。

本を出す前は「本なんか出さなくてもいいから、健康な身体で長生きしたい」と考えていた。しかし、本を出した後は「死んでもいいから、本を出したい」という考えに変わった。

講演会などでよく話していたたとえ話だ。自分の目の前に悪魔が現れて取引を持ちかける。「100歳までライターとして人生は全うできるけれども一生本を出せないのと、30過ぎで命を失うが本を出して後世にある程度名を残せるのとどちらがいい?」これまでのオレは当然前者を選んだ、選びたかった。でも、今では負け惜しみ的にいうのではなく、健康だったとしても後者を選んだかもしれない。

文章を書く人間にとってはそれぐらい本を出すということは魅力的で大事なことだ。麻薬的ですらある。自分は気づかないうちに悪魔と取引してしまったいたのかもしれない。でも、あまり後悔はしていない。悪魔は約束通り本を出させてくれたからだ。今度はオレが契約した約束を守る番なのだろう。悲しいけれども。

父親は上京した時点で400枚ぐらいの小説を書き上げていた。内容や出来不出来についてはここで言及しないけれども、仕事をしながらそれだけのまとまった文章を書き上げるのは立派なことだと思う。しかし、父親を冒頭のようなセリフで刺激しすぎたせいか、彼はその小説を自費出版するという。しかも、そのコストはオレが「ガン漂流」で得た印税よりも高いのだ! ある種究極的なマスターベーションといっていいと思うのだが、大の大人が自分で稼いだお金を何に使おうが自由である。

何も言うまい。

※引用おわり


人の運は食にあり

2013-08-24 17:10:16 | 乳がん(関連書籍)
水野南北。ルイジ•コルナロと同じく少食を貫き、余命を延ばした。

私ももう美食には興味ないの。体にいいものを、毎日、少しだけ食べて生きていたい。

そう、大切なのは、生きること。

久しぶりに読んだムラキテルミさんのブログに書いてあった。体は神様からの借りもの…自己評価が低くて自分をいじめがちでも、確かにそう考えれば、大切にできそうだ。

あー、あとは酒を断てたら完璧なんだけどね~

『フォークス・オーバー・ナイブス』

2013-03-28 12:06:28 | 乳がん(関連書籍)
いま一番見たいドキュメンタリー映画。


   牛乳を飲むと骨がもろくなる?
   動物性の栄養素はガンを促進する!?

以前、このブログでも紹介しましたが、『葬られた第二の「マクガバン報告」』を著した栄養学の世界的権威コリン・キャンベル氏が出演しているようです。

福岡での上映会、ちょうど入院中で見られないんだよなぁ。

食事療法について色々な本も読みましたが、現在の私は、菜食主義を盲信しているわけではなく、何に関しても“ほどほどが一番”というのが結論です。

下記のような、まったく逆の説もあるしね。