新型コロナ禍が止まる処を知りません。全国レベルの休校措置の煽りで、卒業式も儘ならず、異例の惜別となった小中学生たち。私も、自身の卒業式を思い起こそうとしましたが、遠い記憶の彼方、、、深い水底に沈んだ硝子の破片のようで、よく見えないのです。ピンボケの風景の中で、唯一、きらりと輝きを放つのは、やはり初恋の君ですね。 それも淡い恋、、、卒業式を境に二度と逢えなくなった君へ。少し切ない一句。「春疾風初恋も散り墨桜」 祖谷馬関