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我が心の俳句とか徒然 〜祖谷馬関〜

四季の女神、、、冬は宇津田姫。👸

冬の季語に「うつ田姫」とあり、不思議な気がして調べてみると、タイトルのとおり、なんと日本の四季には、それぞれの女神がいらっしゃいました!(^。^)

春の女神は佐保姫、夏は筒姫、秋は竜田姫と言われ、冬の女神は、宇津田(うつた)姫と呼ばれるようです。(^-^)

ただ、宇津田という地名も山も存在せず、その由来はよく分からない部分が多いそうです。
また、冬の女神は、黒姫や白姫とも言われており、中でも、黒姫は、陰陽五行説の黒に由来している、とのこと。(^_^)

ここまで来て、、、冬の雪つながりで、「雪おんな伝説」を思い起こしました。(^^)/~~~

あらためて調べると、雪女は、「雪娘」、「雪女子」、「雪女郎)」、「雪婆」、「雪降り婆」とも呼ばれ、その起源は古く、室町時代末期には、連歌師の宗祇が、越後国での滞在時に雪女を見た、と記述があるそうです。m(__)m

小泉八雲の『怪談』に現れる「雪女」は美しく儚い女性として語られていますが、日本各地の伝承は様々で、岩手県や宮城県では、雪女は人間の精気を奪うとされ、新潟県では子供の生き肝を抜き取る、人間を凍死させる、秋田県では、雪女の顔を見たり言葉を交わしたりすると食い殺される、逆に茨城県や福井県、福島県では、雪女の呼びかけに対して返事をしないと谷底へ突き落とされると言われているそうです。(^-^)

これら雪女伝説の背景としては、山中で独り侘びしく暮らす者が、吹雪の戸を叩く音から、自分が待ち望む女が来たのではと幻想を描くことに始まり、その待ち望んだ女と一緒に暮らす幸せを儚く幻想したのではないか、と言われています。( ; _ ; )/~~~

それと同時に、自然に対する畏怖を表しており、待ち望むものの訪れとそれに伴う恐怖とは背中合わせの関係にあるとも考えられています。(^_^)

さて、京都・美山の里には、茅葺き古民家から成る集落があり、周囲の水田と山林を含め、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。(^-^)

茅葺き屋根の古民家には、冬の大雪に備えた建築の知恵として、屋根の天辺に✖️印のように木材を突き出す「千木」と言われる造作がいくつか設けられ、この千木に「雪割り」と呼ぶ木材を通すことで、屋根に降り積む雪を割って凌ぐ役割を果たしています。(^。^)

「千木」は「馬乗り」「雪割り」は「烏どまり」とも言われ、冬の風物詩、また、雪深い生活の風景です。( ^_^)/~~~

美山の里の茅葺き屋根に降り積む雪は、厳しい冬の女神の来訪、、、村人の心を想う一句。

「雪割の屋根に降り積む宇津田姫」  祖谷馬関

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