当日8時15分、米軍の爆撃機エノラゲイから投下された原子爆弾「リトルボーイ」は、広島上空で炸裂し、当時の広島市民の半数に及ぶ17万人の命を奪いました。(≧∇≦)
この原爆による悲惨な結末を語り継ぎ、世界の恒久平和を願うため、昭和30年、広島市中心部の爆心地付近に「広島平和記念公園」が建設されました。(^-^)
当時、この平和記念公園の建築設計を率いたのが、世界的な建築家「丹下健三」氏でした。
丹下氏は、公園敷地に東西軸と南北軸を設けて、東西軸には原爆資料館などを配し、南北軸は、中央の献花台から北へ原爆ドームを貫くビスタ(視野)を創りました。
その結果、毎年の原爆忌において、花を手向けた際、人々は、眼前に原爆ドームの全容を見ることになりました。(^-^)
建築による鎮魂と言っても過言ではない、素晴らしい設計思想だと思います。
今年もまた、真夏の日差しの中で、ドームの威容が戦争の悲惨さと平和の尊さを伝えてゆくのでしょう。( ^_^)/~~~
原爆忌に世界の平和を祈る一句。
「献花台貫くドームや原爆忌」 祖谷馬関