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我が心の俳句とか徒然 〜祖谷馬関〜

新たな百句集「弓張月の夜」

昨晩の「スペイン再留学報告会」、、、我らがリーダーの若き日のウェルテルの悩みが披露されていましたっけ!!(◎_◎;)

何でも、リーダーは「大学へ行く意思はなかった」とのことで、ご両親の強い希望により、仕方なしに進んだ大学がスペイン語学科だったそうです。(^。^)

その流れで、最初のスペイン留学に出たのが、今から40年前、、、バルセロナやマドリッドに行ったはいいけど、スペインの大学をサボってバイトに明け暮れていた、、、٩( ᐛ )و

ここで、馬関としては、リーダー/与科謝為さんとは、もう二十年来の濃密なお付き合いなのですが、この件は初めてお聞きする話です。(°▽°)/

その若き日の思い出の地を、今回、ご夫婦でお訪ねになったと、、、ほんとに素敵な旅でしたね!( ^_^)/~~~

ちなみに、スペインの国花は「クラベル」、、、カーネーションだそうです。m(._.)m

我が国では、カーネーションは母の日につられてか、初夏の季語になっていますが、クラベルとなると季節は問わない、そんな気がしています。(^。^)

☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

お蔭様で、新たな百句「弓張月の夜」を献上するに至りました。m(__)m

百句吟行を誓って日々精進しているつもりですが、いつまでも駄句ばかり並べており不徳の致すところです。( ; _ ; )/~~~

とはいえ、この百句が、まさに百日歩き来た証であり、生命の軌跡であると自負しております。(^_^)/

さぁ、また次の百句に向けて、遙かスペインに憧れを抱きつつ、吟行を続けていきたいと思います。( ^_^)/~~~

「長き路連れ合ふ君にクラベルを」 祖谷馬関

(注)スペインの国花は「クラベル」、カーネーションのことで、我が国では、カーネーションは母の日につられてか、初夏の季語になっていますが、クラベルとなると季節は問わない、そんな気がしています。

「弓張月の夜」 20240829

-100-
・太陽の国の夜空にルナひとつ
・水無月の恋を偲ぶや賀茂の水
・白風や月と置きけりあの娘の名
・儚きや月見の宴の逢瀬かな
・君の眼に映る間も無し二日月
・龍宮へ誘う如し月の虹
・彼の恋も弓張月の夜にや燃そ
・処暑の節野分の音の近づきて
・母の歌聴こえ来るよな秋の雲
・有明の月に問ふかな旅の空
-90-
・秋されや君手を振りし霧の朝
・仰向けの心地良きかな黄金虫
・夏痩せの訳とすべきかこの恋路
・蜉蝣の月も見えざる海に散る
・孫の世を案じて迎ふ敗戦忌
・投げ槍の空高く涼風至る
・亡き友の記憶辿りし秋遍路
・床に椅子寒蝉鳴きて独りぼち
・男衆や拘るなかれ男郎花
・踊りの夜鎮守も巴里もこの音頭
-80-
・呆れ顔言葉遊びの晩夏かな
・油照り数える手間も蒸し暑し
・今朝の秋見えもせず炎天の径
・少年の尚も彷徨ふ原爆忌
・夕立と呼べぬ豪雨に逃げ惑ひ
・いかづちや隣の芝生燃す輩
・片蔭やハンバーガーに独り言つ
・図書館や本を枕に涼む夏
・夢乃巴里セーヌ渡りし夏の風
・洋行のディナーさながら謝肉祭
-70-
・見上ればスッと立ち居り夏の富士
・母のお産我生まれたり蝉時雨
・初孫をあやしながらの魂祭
・彼の歌を偲びし掃くや朔日路
・巴里の灯や夏の燕の如く飛べ
・船渡御や友に便りす去年今年
・スーパーの鰻尻目に土用波
・海越えて女礼者の夢咲かん
・うそ寒や偽と思わぬうちが花
・言霊の心遣いや御歓楽
-60-
・情熱の果実を待つやアロハシャツ
・海山も無くて大人の夏休み
・鶏鉾の無念の屋根に敬礼す
・友とゆく村の祭や走馬灯
・鴛鴦やかかぁ殿下か関白か
・其の先を占たるかな夏の潮
・短夜にお母ちゃんと呟やけり
・夏痩せの我慢我が身に沁み入りし
・世を救へ水狂言のギルドたち
・炎暑駆る冷房もなき旧車かな
-50-
・デジタルや我が身伏せをり蠅叩き
・政界に竜舌蘭の花よ咲け
・刃打つ次は誰をと鍛冶始め
・胸を張れ彦星たれと天の川
・七夕の君の笑顔の端厳(きらぎら)し
・囀りて暑気払いなり知事選挙
・七夕の開票待つや世界の眼
・札新(刷新)や江戸の祭(政)と新紙幣
・鷽替となることなかれ選挙戦
・削氷の懐かしきかな赤き舌
-40-
・車組む生きた証か遍歴か
・薬降る憧れ満ちて若々し
・梅雨空に虹を望むや街宣車
・余生とて生きねばならぬ立葵
・流離ひし恋や愛染祭かな
・国憂いナイス投票桜桃忌
・世直しや博多山笠バカチンガー
・退職す新人ガチャや青嵐
・此の星の躍動想ふ夏至の空
・祇園会の神事にありてショーもなし
-30-
・白黒も知りて鳴くかな青葉木菟
・紅白や港大橋雲の峰
・あの頃の友を想ふやソーダ水
・老いてなお送る人あり四十雀
・父の日や恥ずかしく嬉しくもあり
・少年の襟白くあり半夏生
・短夜に天動説の人失せり
・水の馬軽やかに勝てあめんぼう
・輝ける時代去りとて百合の花
・楊梅の紅き実の落つ子らの声
-20-
・待ち人や気も漫ろかなアイスティー
・巣立ち鳥敢えて追い遣る親心
・七つ星天道虫の夢の数
・花越しに能登の海哉さくら駅
・凸凹の人生も良し丈山忌
・薫る風ゴンドラの夢古都の空
・雨上がる卯の花腐し田舎町
・今に見よ空飛ぶ日まで燕の子
・梅雨寒や老いの不自由それもよし
・歯固めや強打者の吐くチューインガム
-10-
・西国の灯り見えぬか桐の花
・皇軍や楠公祭も途絶えたか
・狐火や木下闇の中に置け
・堰守や盗賊を射よ放射線
・薫風や吹けよ駿河に遠江
・若鮎や軽く揚げたしメルルーサ
・還暦を迎へし空に聖母月
・小満に想ふや満つる真意かな
・走り梅雨世に黒き雲立ち込めり
・坂の途や夜空仰げば梅雨の月
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