稲川淳二さんの現代流の怪談も良いですが、やはり、昔から伝わる定番の物語は、長い間に淘汰される中で残って来ただけに、説得力があります。m(_ _)m
四谷怪談、番町皿屋敷、牡丹灯籠などなど、大抵の筋書きは分かっているのに、クライマックスには必ず背筋が寒くなります。(≧∇≦)
これら大御所の怪談に比べると、ストーリーはうろ覚えですが、タイトルは超有名なのが「鍋島の化け猫騒動」、、、いわゆる「化け猫」のお話です。(=^x^=)
鍋島家は、江戸時代の佐賀藩主。
しかし、この鍋島家は、前藩主の龍造寺家に代わって佐賀城を乗っ取る形で藩主となったことから、敗北した龍造寺家には怨念が渦巻いていました。( ; _ ; )/~~~
そんな中、鍋島家の二代藩主・光茂が、将棋の対局でのトラブルから、相手の龍造寺又七郎を斬り殺してしまいます。(ToT)/~~~
城主交代の怨念に加え、惨殺の無念、、、
又七郎の老母は、鍋島家に恨みを抱きつつ自害してしまいますが、このとき、亡くなった老母から流れる血を舐めた飼い猫が、城内に化けて出て、鍋島家の当主を呪い殺そうとします。(^_^)
結局、化け猫は、忠臣の活躍で退治されますが、このストーリーは、実話がベースになっているだけにリアリティがあり、大衆を凍りつかせたのでしょう。(^。^)
翻って、天下泰平、平和な現代の猫ちゃん、、、夜に化けて出ることも忘れて、のんびりとお昼寝です。(^-^)
それでも瞳の奥に眠る猫の本性に怖れ慄く一句。
「化ける夜も忘れて昼寝夏の猫」 祖谷馬関