岩風呂

ラーメンを中心に食べ歩きとかレシピを乗せてます。そして時々猫が登場するブログです。

【孤独のグルメ勝手に応援企画】松戸はみのり台の汁なし担担麺

2012-10-30 13:07:13 | 外食レポ


え~~まずはじめに。
最近テレビ東京で放映中のドラマ「孤独のグルメ」にハマッております。
あっ・・・突然「孤独のグルメ」なんて言われても、知らない人はまったく知らないと思うのですが、まあ簡単に言うと
個人で輸入雑貨の貿易商を営んでいる主人公「井之頭五郎」が出向く先々で美味しいものを食べる。
それだけのドラマです。
【Wikipedia 孤独のグルメ】


孤独のグルメ自体は、数年前から原作になっている漫画があって、実は何年か前、孤独のグルメネタで一本記事を書きました。
【ある日の昼食を孤独のグルメ風に語ってみる 】

このドラマ版が今年の1月から始まりまして、そして最近セカンドシーズンが始まりました。
初めこそ漫画の原作と比較しながら見ていたのですが、回を追うごとに主演の松重豊さん演じる井之頭五郎が原作のそれよりもハマッてきて、今や自分にとってはドラマ版のほうが面白いです。

実を言うと最近このドラマに影響を受けまくりで、何度もファーストシーズンのDVDを見直して、そして欠かさずセカンドシーズンを毎週見てます。もちろん録画してます。
ただ、それにはものすごい弊害が・・・文章とか表現とかが「孤独のグルメ的」になってきてしまいまして、ブログを書いていてもどんどんそういう方向に・・・そして「没だな」となってしまうのです。
せっかく最近復活したのですが、これは・・・と思って何本か書いてみたんですけど、どうも「孤独のグルメ的」なところから脱出できません。
正直言って迷走です。
だったら、もうこの際迷走ついでに、孤独のグルメ丸パクリで書いてしまおう!
気が済むまで書いてしまおう。
ということで、勝手に応援、勝手にスピンオフということで、完全に孤独のグルメ的に書くことにしました。
以上、長い長い前置きになりましたが、以下から本文です。

■本文です

みのり台・・・新京成線というマイナーな路線の駅だ。
正直松戸に住むまで、この町も、駅の存在も知らなかった。

■2時間前
今日は休日。しかも珍しく連休なんかもらったのの2日目。
嫁と息子達はどこだかのハロウィンパレードに参加するとかで、朝早くから出かけて行った。
「お前は行かないのか?」って、昨日眠い中運転手勤めたんで大目に見てください。

それにしても、もう昼か?よく寝たなあ。
なんかありもので済まそうと思っていたが、近所というか松戸界隈に何店か行きたいと思っているラーメン屋さんあるので、ちょっと行ってみよう。

ちょっと急いで支度をして出発。まずは第1候補、元山のT。
車を飛ばして、松戸の元山まで。
たしか地図だとこの辺にあるはずなんだけど・・・あれ?
臨時休業だぁ・・・。
たしかに、臨時休業多いって書いてあったなあ。

まあこういうこともあるさ。
そういえば新松戸に以前名刺を交換した。ラーメン店の店主さんのお店があったな。
再び車に乗り込んで、新松戸を目指す。
あっ・・・

 定休日だって・・・

ちゃんと調べておけば良かったなあ・・・ここまで結構かかったんだけど・・・。

そういえば最近みのり台にオープンしたお店が評判だなあ。
そっちを攻めてみるか?

■そして現在
そんなわけでやってきたみのり台のK。
よしよし、まだやってるぞ。行列もあるけど3人くらいだし時間もかからないだろう。
と、行列に並ぶと・・・若い女性の店員さんが出てきた。
「すみません。スープが終わっちゃったんでこちらのお客さんまでになります。ホントすみません!」
なんと自分のところでジャストスープ切れ!
臨時休業に、定休日に、スープ切れ・・・今日はラーメンの神様に見放されている。
どっか別のところを探そう。それにしてもここ、駐車場遠いんだよなあ~~。
なんか疲れて、腹が、減った。

もはや最終手段でファミレスとか、いや、焦るんじゃない!オレは腹が減っているだけなんだ?
落ち着け・・・オレは今ナニバラだ?
 ・
 ・
 ・
 あっ!



ポン!



ポン!



ポン!!



担担麺・・・タンタンメン・・・それもかなり本格的な店構えじゃないか?
そういえば孤独のグルメで汁なし担々麺ってやってたなあ。あれ美味しそうだったなあ。
もしかして、ここにも汁なし・・・あるんじゃないか?



いい店構えだ、ここだけ中国って感じだな?



土日は餃子が400円→250円。いいじゃないか。
担担麺、それに餃子、決まりだな。

店内は結構忙しそうだったが、幸い空席はあって、直ぐに中国人らしき女性店員に「コチラニ」と案内された。
周りの人は・・・一回り見回す。



いい感じの店内だ、外から見てもそうだったが、中に入ってますます中国だ。
うん、みんな担担麺を食べている。汁なしはあるのか?



楽山担担麺に・・・○○担担麺(読めない)・・・ちゃんびぃ担担麺・・・汁なし



あった!「激辛」って書いてあるな。やっぱり孤独のグルメに登場したやつみたく山椒がすごいんだろうか?

席を案内してくれた女性店員に声を掛ける
「すいません!」
「ハーイ!ゴチュウモンオキマリデスカ?」

「このちゃんびい担担麺とぉ・・・あと餃子」
「ハイ!チャンビィタンタンメントギョーザ!」
「あのぉ?この担担麺「激辛」って書いてありますけど・・・結構辛いですか?」
「コレハァケッコウカラメデス。カラクナクシマスカ?」
「いや、結構普通に「激辛」でおねがいします」
「ハイ!シルナシカラサフツウネ」
・・・通じてるのか、通じてないのか、しかし普通ってこの場合なんだろう?

どんな汁なし担担麺が出てくるだろう?餃子は・・・まさか羽付きのスゴイやつがきちゃったりして・・・
などと考えながら、再度メニューを見返す。



得々セット・・・杏仁豆腐が付くのか?
そういうのもあるのか・・・これも捨てがたいが・・・ん?・・・んん?



「担々麺のおいしい食べ方
担々麺の麺を食べ終えたら、残ったスープに白飯を落としさらさらと食べてみて下さい。やみつきです。」

白飯だってぇ~・・・スープの中かぁ・・・汁なしだぁ・・・。

いや、でも白飯って見たら、食べたくなってきた。
餃子もあるし・・・白飯・・・ウエルカムだ。

「すいません!」
「ハイ!」
「白飯お願いします!」
「ダイ、チュウ、ショウアリマスケド?」
ん?・・・(メニューを見る)サイズがあるのかぁ、まあここは小さいのでいいかな?
「じゃあ小で」
「ハイ!ショウライスイヒトツゥ」

麺に餃子にライス・・・炭水化物の競演だな?
なんて考えてるうちに運ばれてくる汁なし担担麺!

来た!

来た!

来たぞ!汁なし担担麺



真っ白な麺、上に乗るひき肉と青菜、ピーナッツの砕いたやつもある。そして下に油が浮いた赤いタレ。
器こそ違えど「あの」担担麺と同じ構成だ。

いただきます。
どれ、よく混ぜるんだったな。



しっかり、しっかり混ぜて。
ずず~っと一口。
か・・・辛いか?いやそんなに辛くないぞ。
でも中華の香辛料は利いている。タレはだがそんなにしょっぱくない。塩気という点ではむしろ薄味かもしれない。
あっ・・・あ~・・・後から来たね・・・ジンワリと、辛さというより熱さがやってきた。
頭のテッペンが汗をかき始めている。
これは・・・山椒だ、そんなに大量ではないけれど、確かに痺れる。
この瞬間に水を飲むと・・・水が甘い。
これだ・・・これだよ・・・これが本場仕込みの汁なし担担麺なのか。

と、汁なし担担麺に驚愕していると
「コチラギョーザデス」



孤独のグルメ的にスッカリ羽付き餃子が来るものと思っていたが、ワリと普通の餃子だ。
しかし、むしろ今はこういう餃子を求めていたかもしれない。



自家製らしきラー油と



黒酢入りの餃子のタレでこれを皿でブレンドして・・・先ず一口・・・どうだ!
いいぞ~悪くない、悪くないどころか、美味い!中から肉汁が溢れてくる。この肉汁に溺れていたい・・・。
黒酢とラー油のタレも美味く餃子を引き立てている。

次はこの餃子に





白飯だ!
やっぱり餃子には、白飯だよなあ・・・。
あっ担担麺がおろそかになってしまったぞ、今日の主役は君だったな。
汁なしの担担麺、餃子、白飯、すべてが正解の選択だった・・・だった・・・って、あっ!



こういうときのタレとか具って残っちゃうんだよなあ?
このまますくって食べるのも味が濃すぎるし、だからって残すのももったいない。
そうだ白飯をスープに入れろって書いてあったな。
じゃあスープじゃないけど



エイ!
残りの白飯を投入だ!
餃子のタレの残りも混ぜてしまえ!
さあ、タレとご飯!しっかり混ざれよ~・・・。



出来た、汁なし担担飯!これはどうだ!
思いつきでやってみたが・・・これはあたりだ!
ご飯のおかげで辛さがマイルドになって、ひき肉やナッツが新しいインパクトを与えてくれる。
これもある種「チャーハン」と言えるかもしれない?・・・いや炒めてないな。だからチャーハンではないけれど。これはありだ!



ごちそうさま。
いや~あっという間に食べてしまった。
あの甘い水を堪能しつつ、ほんの30秒ほど食事の余韻に浸る。
一息吸い込んで、思い立ったように席を立つ。
「ごちそうさま~」
「アリガトゴザイマス~。オカンジョウハコチラヘ」
勘定を済ませ、千円札といくらかを払ってお釣りをもらう。
ふとその脇に自家製のラー油などの調味料が置いてある。

「これ、あの担担麺にも使われてるんですか?」
「ハイ!コレトコレ(2種類を指差す)マゼテタレニシテマス。カイマスカ?」
「あっ、いや、すいません。聞いてみただけです。ごちそうさまでした」
ちょっと最後が気まずい変な感じになってしまった。
いや、しかし汁なしも餃子も美味しかった。

「今度は家族とくるよ」
誰に聞かせるわけでもなし、お店の看板に向かってつぶやいた。

それにしても、白飯は余計だったか?
いや、汁なし、餃子、白飯、そのどれが欠けても今日は成り立たなかった。
まあ食べすぎには違いないけど。
さあ、さっさと家に帰って昼寝でもしよう。

■ふらっとiwaYoh
以上本編でございました!
ここからは、番組の最後のコーナーある原作者の久住昌之さんが実際取材したお店を訪ねて紹介する「ふらっとQUSUMI」・・・の変わりに、以前の岩風呂に近い形で食べたものを紹介したいと思います。



■汁なし担担麺(900円)
まず、真っ白な麺が見えますね。ちょっと素麺とかひやむぎみたいな。
これ無かん水の麺なんですよ。
その上に味付きの細切れ肉、これひき肉かと思ってましたけど、よく見ると大きい肉片が混じってたりして手切りですね。ひき肉ではないので食感もあってワイルドです。
その脇にあるのは小松菜、左の麺の土手の下にはピーナッツを粗く砕いたもの。
皿にその下には血の池地獄を思わせるような赤いタレ。
これはラー油と山椒、ラージャンなどを混ぜたものですね。
本文中にもあるんですけど、結構しょっぱそうに見えますが、意外と塩分濃度はなく、油も麺に絡んでしまうと丁度良い量になります。
これをしっかりと麺、タレ、肉味噌、ナッツが均等に混ざるように・・・。
じゃあズズッといただきます。
加水率はおそらく35%くらいかな?ただ柔らかめに茹でてあるので麺の歯ごたえとかコシとかはあんまり関係ないかな?
中華系の麺ってこんな感じのが多いですよね。逆に中国や台湾の人にとっては日本の麺は「茹でが足りず固い」感じる人もいるようです。
味のほうは、当然痺れる山椒の「麻(マー)」と唐辛子の辛さである「辣(ラー)」が同居した刺激の連続。
その上ナッツや肉味噌など食感を刺激する別の要素もあって、辛くても、痺れても、ズルズルと行ってしまいます。



■餃子(通常400円 土日ランチサービス250円)
この餃子、一見普通の餃子なんですけど、皮が厚めでもちっとしています。
中の餡は五香粉(ウーシャンフェン)を使っているようで、独特の香り、そしてたっぷりの肉汁を含んでいて、ちょっと小籠包ライクでもあります。
先に登場した、黒酢入りの餃子のタレと自家製ラー油をつけて、いただくとご飯も美味しいのですが・・・やっぱりビールが欲しくなってしまいますねえ。



■番外の担担飯
これは反則もいいところでしたねえ。
麺を食べ終わった後に残ったタレや肉味噌にご飯を混ぜるという・・・更に余った餃子のタレもかけてしまいました。
食材を無駄にしない努力・・・といえば聞こえはいいですが、しかし、貧乏性といえば貧乏性。

本文中にもあるように松戸のみのり台なんてマイナーな土地にあるお店ですが・・・ですが、実はこのみのり台、意外にもラーメンの激戦区なのです。
今回行けなかったKの他にも評判の良いラーメン屋さんがあり、以前より数店レポートを残しておりますので、過去記事の検索なんかしてみてはいかがでしょうか?

以上、非常に長くなりました。
前半部分は井之頭五郎になりきって、後半はワリといつもの岩風呂で、実験的な記事なのですが、楽しんでいただけたら幸いです。
ごちそうさまでした。
ではでは

【孤独のグルメ 公式サイト】

【楽山担担麺 稔台店】
【地図】千葉県松戸市稔台8-41-1


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2 コメント

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レスであります (iwaYoh)
2012-11-01 00:20:52
>>リチャード氏へ
好評なようで何よりです。
もう何本か書いてみたいと思います。
返信する
雰囲気 (リチャード)
2012-10-31 10:40:01
出てましたよ~!!

ポン!ポン!ポン!

いいじゃないですか~^^

いっのっがしっらっ!
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