コンサルタント伊藤のつぶやき

コンサルタント活動を振り返り

本年もよろしくお願いします。

2015-01-14 15:20:11 | 日記
 年末は、バタバタし、ブログの更新もできませんでした。
 また、あっという間に、2015年も1月の半分を過ぎようとしています。
光陰矢のごとし、改めまして、本年もよろしくお願いします。

 さて、昨年は年末に新任管理職研修を某企業で実施させて頂きました。
部下支援のためのコミュニケーションでの講義で、受講生から「なぜ、部下の話を『聞く』事でなく、『聴く』ことが必要か」
との質問がありました。
 人間同士の通常のコミュニケ-ションでは、普通に言葉をやり取りした場合、相手の意図する事の7割~8割程度の事しか相手方は
理解できていないと言われています。時には「聞く」よりも「聴いて」相手をより深く理解することも必要で、
この場合は「聴く」ことが非常に重要となってきます。

 また、「聴くこと」、すなわち「傾聴」の目的は「相手に安心、信頼」を与えられるところに大きな意味があります。
コミュニケ-ションではまず、マインドとして「聴く心」を持つことが、大切であり、部下支援の基本となると思われます。
これは、部下支援だけでなく、顧客対応している営業マンの皆さまにも役立つ事ですので、しっかりと認識してもらいたいと思います。

 私自身もお客様のニーズをよく聴き、アドバイス、コンサルティングに繋げていくよう今年も頑張っていきたいと思います。
 
 また、今年は労働分野での改正が多い年になるとも思います。
特に残業ゼロといった新しい制度についての議論、法改正が今年の大きな目玉となりそうです。
 厚労省では現在、1075万円以上で、職務が明確で、高度な職業能力を持つ人。
 例として「金融ディーラー」「アナリスト」「医薬品の開発者」「システムエンジニア」などを想定しているようですが、
希望者のみの適用、健康管理、賃金低下などを配慮し、決定していくようです。

 私の考えは、しっかりとセーフティネットを張ったうえで実行するのであれば、基本的に導入に賛成です。
成果を基本に賃金を決定することは今の時代は当たり前であり、むしろ遅すぎたような気もします。
 さらには、中小企業に猶予されていた月60時間を超える時間外労働の割増率の変更、年次有給休暇の取得促進策、
派遣法の改正、裁量労働制の拡大、若者支援対策の実施などが予想されます。
 すでに法律が成立したストレスチェックの義務化も今後、実施方法、内容等について詳細が明らかになってくると思います。
 企業や労働分野でのコンサルを実施している者にとっては、例年以上に勉強、対策が必要でしょう。

 労働法の規制緩和も職場が活性化し、良い意味での競争が始まれば、日本人の働き方も大きく変わっていくのではないでしょうか。
 規制緩和と同時にブラック企業の取り締まり強化、さらには「同一労働、同一賃金」を早く実行できる世の中になってほしいものです。

 良い労働法制の緩和に向けて、今年は政府、安倍内閣を注意深く見ていきたいと思います。