コンサルタント伊藤のつぶやき

コンサルタント活動を振り返り

 キャリアカウンセリングとは?

2013-01-31 15:30:16 | 日記
1月も、もう終わりですね。ブログの更新も早めにとは思いながらなかなか出来ず、申し訳ありません。
今年も日頃の活動の中で思ったこと、気付いたことをお話していきたいと思います。
さて、今回の話ですが、1月は2社、サービス業、IT関連の企業で「キャリアカウンセリング」を実施しました。

キャリアカウンセリングって何?と思う方もいらっしゃると思います。
キャリアカウンセリングとは、どういうものでしょうか。
キャリアカウンセリングをキャリアコンサルティングという方もいますが、どちらも中身的には同じようなものです。
キャリアカウンセリング(コンサルティング)とは、厚生労働省の定義では、
①労働者自らの職業経験及び適性に関する十分な理解を促進すること。
②労働者自らの職業生活設計及びこれに基づく実務の経験、職業訓練の受講、職業能力検定の受検等を容易にするための相談を行うこと

となっています。なにやら難しそうです。

難しいことは置いといて、カウンセリング(コンサルティング)は、本人に「気づき」を促すことが重要で、私はこれが一番大きな目的だと思っています。
究極的には本人が人生をどう生きていくのか、人生のなかで職業をどう捉え、自己のスキルをどう伸ばしていくか、カウンセリングを通して気づき、考え、行動
を促していくことだと思っています。

自分のキャリアを考える場合に、自己概念(自己像)の明確化、自分は何者?何がしたいの?何をしているときが充実している?
といつも自分自身を問うことが必要、と私はいつも相談者に話をしています。
そうすることにより、自分の内的キャリア(仕事の質、やりがいなど)が見えてきます。いや、一生かかっても分からない人もいると思います。
また、人生、職業経験を積み重ねていくと内的キャリアが変わることもあります。
でもこれでいいと思います。自分に問い、いろいろな事を経験することによって人間は成長するからです。

団塊の世代の方々は、外的キャリア(職業名、役職など表面に現れる事柄、属性など)を生きがいに頑張ってきた人が多いと思いますが、
今後は不透明、不安定な時代が予想されることから内的キャリアを探る時代になってきます。

実際、今回、実施した2社の社員は20~30歳代でしたが、まさしく内的キャリアの充実を求めていました。
私もカウンセリング(コンサルティング)は非常にやりがいのある面白い仕事だと感じています。
相談者の悩み、スキル、向上心、生きがい、性格、役職、年齢、性別、結婚の有無など様々で、誰一人として同じ内容のカウンセリング(コンサルティング)にはなりません。

またカウンセラー(キャリアコンサルタント)としては相談者との話す割合を2:8(話の8割は相談者)とするよう心がけていますが、
アドバイスを求められるとつい、5:5の割合で私が話してしまう場合もあります。(話は控えめに。今後の課題かな。)

便利な世の中、便利すぎて「気づく」ことの大切さ、気づきの時間がなくなってきたように感じます。
コミュニケーション出来る場も少なくなってきています。

キャリアカウンセリング(コンサルティング)の仕事は益々重要になってくるはずです。
しかしながら資格を持っているだけで、キャリアカウンセリングの仕事をしている方は多数います。
相談者の人生を左右する仕事だと、肝に銘じ、カウンセラー自身、人格、経験、見識などに磨きをかけてほしいですね。