
琵琶湖に帰宅。
TOP50第2戦弥栄ダム…惨敗でした。
1つのミスが連鎖を生み、崩れたリズムを最後まで立て直す事の出来なかった試合になってしまいました。
悔しい…悔しい…悔しい…
呪文の如く唱えながら広島から帰って来ても放心状態。。。
釣りで出来た悔しさは釣りでしか解消できないですね…やっぱり。
気持ちを切り替えて第3戦を戦います!!
応援して下さった皆様、ありがとうございます!!
この借りは次戦…必ず返します!!
やっとTOP50シリーズ2勝目をあげる事が出来ました。
2011年の北浦戦で初優勝してから、何度もあったチャンスを掴む事が出来なかったこの6年間。
応援してくださる皆様にも悔しい思いをさせてしまった6年かと思いますが…その思いを胸に戦い、TOP50第1戦遠賀川で優勝の栄光を掴む事が出来ました。
応援してくださった皆様に心から感謝申し上げあげます。
今回のTOP50開幕戦の地である遠賀川は2年に一度のペースでTOP50の試合を行っており、今回は稀に見るローウェイト戦となりましたが、通常時のウェイトは5匹で8㎏もありうるビッグフィッシュリバーであり、岸際はほぼ護岸で整備された、目に見えない水中の地形変化が複雑なフィールド。
自分自身この遠賀川での試合経験数は多く、勝手は知っているが今までパッとした成績は残せていないフィールドでした。
その中でも記憶に残っている一番悔しい思い出は2008年のTOP50最終戦
年間2位で迎えた最終戦の地である遠賀川で...51位という成績を出してしまい年間レースから脱落したのです。
この時の悔しさは今でも遠賀川に行く度に思い出します。
しかし、九州の地には僕を応援してくれるたくさんの仲間がいて、この皆の気持ちに答える為にも必ずこの遠賀川で勝つと心に決めていたフィールドでもありました。
練習はオフリミット前に5日間のプリプラクティスと直前2日間。
今年から本格始動した自分のブランドであるismとしての仕事とトーナメントを両立するバランスに戸惑いながらも、昼間はしっかりと練習し、夜はホテルでismの仕事を頑張るというスタンスで練習に励みました。
3月中旬にプリプラに入った遠賀川は冬から春に季節が移行したてという感が強く、2m~4mのプリスポーン期のバスが出入りするようなエリアを重点的にチェックしていきました。
プラでメインに使用したクランク。
HUシリーズはレンジをシステマチックに使い分けられるのと、障害物ヒット時にルアーが跳ねずらいので多用。
FLOWシリーズはレンジに合わせフルラインナップ。カラーはismオリジナル。
試合のタイミングでは季節が進行している予想でしたが、今反応があるアツいエリアをこの段階で把握していれば次の季節に移行しても追っかけやすいと考えていたので、上流域・中流域・下流域を、ロッドテストを兼ねたシャッド・クランキングで日々チェックを繰り返し、今アツいエリアというのを探していきました。
INFINITE BLADE610MMLGT+カルカッタ100+エクスレッド14lb
MLパワーグラスティップにMパワーの低弾性カーボンのコンポジットロッド。sukoburu midのような軽量ルアーからHU400 などのディープクランクまでを1本のロッドでカバーできる、オールマイティーなグラスロッド。
今回はプラの段階から釣り方やスポットに固執した戦いではなく、シーズナルのバスの動きを追ったシンプルなエリアの戦いにしたいなと。
それは、あまりにバスからの反応が少なく、何が正解なのか読みずらいのと、エリアがハマった時のポテンシャルは2年前の遠賀川戦初日を見れば分かるようにスーパーウェイトを出す可能性が高いから。
その中で自分が得意とする釣りをメインにしていければ、気まぐれな春のバスも3日間の長丁場の中で追っかけていけるんじゃないかと考えながらも…sukoburu mid・HU200・FLOWシャッドで3匹釣ったのみの厳しいプリプラでした。
しかし、この3匹が釣れたプリプラ後半は明らかにバスの反応するレンジが思っていたレンジより浅いなと感じたので、直前プラは2mより浅いエリアを重点的に狙ってみようと決めプリプラを終えました。
そして迎えた4月上旬の直前プラクティス。
水温は13度前後だったプリプラに比べて3度近く上昇し16度に。
間違いなく季節は進行してると考えた直前プラは、昨年からTOP50全戦プラを一緒に行っているismプロスタッフの濱田さんと一緒に、進行した季節から良くなるであろうレンジ・エリアを重点的に探っていきました。
僕のプラパートナーの濱ちゃん!プラから本戦を最高のバックアップしてくれる強い味方です!!
プリスポーンからミッドスポーンへと移行する最もナーバスなタイミングと思われる状況は、イージーにバイトは出ないものの、ブレイク寄りを狙っている自分のルアーに反応が無い事に対し、バックシートでフラット側にルアーが入っている濱田さんのルアーには少なからず反応がある。
琵琶湖の同時期にシャローで釣りをしているとリーズフロントのシャローフラットなんかをフラフラ泳ぐバスを見かけるが、まさにそんな状況ではないのか?と。
フラット上のバスはフィーディングで上がっているのではなく、スポーンの次のステージに進む為に上がっている事が多く、このバスに対し食わせを軸としたルアーを選択してもバイトは期待できない為、強制的に口を使わせる事が出来るリアクション要素の強いルアー…シャッドとなったわけです。
ただ、このフラットフラフラ系のバスもフラットへ上がる差し口となるようなスポットではワームに反応する…というか、フラットに上がる為の待機場所的イメージで、日が差したり、風が吹いたりしたタイミングでフラットに上がり、フラットに上がっていないような時はスポットに留まっている可能性があると思ったので、スローに誘えるワーム系の釣りで狙おうと決めたのです。(…ちなみにこちらは直前プラで反応は得られず仮説ですw)
また、春として条件が整いすぎたフラットエリアはプレッシャーも高く反応を得られなかったが、一見しょぼく見えてしまうような3級・4級のフラットエリアでは反応がある事から、急遽、プラ2日目を魚探掛けに割いて条件の合うエリアを何か所かマークし、直前のプラクティスを終えたのです。
迎えたTOP50開幕戦初日。
今年も始まる熾烈な戦いを前に高まる気持ちと、今年こそは…という思いを胸に会場へ。
INFINITE BLADE65LST+ヴァンキッシュ2500S+エクスレッド5lb+FLOWシャッド+ピアストレブルダガー#8
ソリッドティップ搭載のオールマイティースピン。繊細な操作からシャッドのようなムービングスタイルまでをカバーし、バットまで綺麗に曲がるベンドカーブは春のシャッディングにおいてのバラすリスクを軽減。また、スムースな巻き心地を持つヴァンキッシュは障害物にコンタクトした際の衝撃を抑えて舐めるようにトレースする事が可能になるので、今回はベイトフィネスでもヴァンキッシュHGSでもなく2500Sを使用。
INFINITE BLADE61ULST+ステラC2500HGS+エクスレッド4lb+5インチプロセンコー&エコスワンプ+ワーム329HD#4KGウィードレス
ボトム接地感度の低いネコリグをボトムから離さず操作する為、ローテーパーに削った30tソリッドを400㎜でセットしたネコリグスペシャルな61ULST。リールはステラC2500HGSを使用し、圧倒的なドラグ性能からラインブレイクをなくすセッティング。
今年からエコ登録されたゲーリー5インチプロセンコーのネコリグは、僕のトーナメントシーンにおいて最もコンフィデンスの高いアイテム。マッディウォーターの遠賀川ではプロセンコーの強い水押しがマストでした。
メインに組んだタックルはFLOWシャッドismオリジナルカラーのzero・1・2と今年からエコ登録されたゲーリー5インチプロセンコーのネコリグ、それと同じネコリグでもワームの持つパワーが弱いエコスワンプ。
この日の為に開発してきた2本のネコリグスペシャルロッドのうちの1本である「INFINITE BLADE 61ULST」にはネコリグ、現在開発中の「INFINITE BLADE 65LST」にはシャッド、この2セットを複数用意して6番フライトでスタートしました。
しかし、前日の夜に降った大雨の影響で遠賀川はまったく違う顔を見せており、強くなった濁りと流れを考慮して、朝からプラの反応があったエリアに行くのではなく、今の状況を知る為フライト順を活かして向かった先は最上流エリア。
プラではまったく反応を得ていないエリアだが、暖かい雨によって上がった水温・流れ・濁りで春爆があるかも?と反転流が生まれるスポットに1時間ほど時間を費やしたが、反応ナシ。
下流へ下りながら、雨+流れによって良くなると思われるカバーであったりスポットを狙っていくもやはり反応は返ってこない。
ここで、試合時間も3時間ほど過ぎた10時頃からメインのエリアである最下流エリアへ向かう事に。
初日は前日に魚探で探した3級・4級のフラットエリアをシャッドで流しながら差し口のスポットだけネコリグを投入していき、小規模フラットのハードボトムには最初からネコリグを投げていくというパターンで、細かく早いラン&ガンで巡っていき、数か所目でファーストフィッシュをキープ。
プラで釣っていた700g以上の個体とは反して釣れてきたのはキーパーギリギリの300g台…もしかして雨で変わってしまったのかと思いながら、同じ小規模フラットに5インチプロセンコーの3/64ozネコリグを入れた次の1投にバイトしたのは1㎏オーバーのキッカーフィッシュ!
この1匹でバスのポジションに変わりなしと確信し、各所をラン&ガン!!
FLOWシャッドzeroで1本追加し、初日は3本2424g。4位スタートとなりました。
迎えた2日目もタックルに変更はなく、弱まった流れと1日経って馴染んできたバスがいる可能性を考え朝は最上流エリアへ。
しかし、この日の上流エリアも反応はなし。
早々に見切って、下流エリアへ移動。
初日に唯一同スポットで2匹釣った小規模フラットのハードボトムへ。このエリアは通常ではパスしてしまうくらい引っ掛かるものがなく、フラットの一部分だけハードボトムになっているのだが、硬いロッドで操作するネコリグではボトムを取れない為、ローテーパーロングソリッドティップをセットしたINFINITE BLADE 61ULSTを使用し、ちょっとした変化に必ず引っ掛かるようスローな操作に徹しました。
入ってすぐに反応は無かったものの、前日に複数回のバイトを得ている事から時間をかけて狙う事を決め、フラットに繋がる尾根までを丁寧に狙っていき、2日目のファーストフィッシュをキャッチ。
そこからは尾根とフラットを行き来し、バイトが無くなったら時間を空けて入り直すを繰り返し、同エリアで4匹のバスをネコリグで釣り帰着。
2日目のウェイトは4匹で3058g!!
このウェイトで2日間の暫定順位は2位。
今まで何度も悔しい思いをしてきた2位...このまま終わりにするわけにはいかない。
最終日に捲りの名に恥じない試合をして、表彰台の真ん中に立つんだ!そう自分に言い聞かせ、最終日を迎えました。
朝から暗示のごとく俺は釣れる!俺は釣れる!と言い聞かせて最終日2番フライトでスタート。
この日は最上流には上がらず、8時までは中流域のフラット&ピンスポットを中心に巡りながらデットスロー解除と同時に前日に4匹のバスを釣った最下流のフラットエリアへ。
肌寒く感じた朝も水温は変わらず、風が少し吹いてる程度で釣れる気配しかしない状況…最もコンフィデンスの高いネコリグを丁寧に操作しながら、フラットから尾根までをキッチリと狙っていく。
反応がない…1時間経ち…2時間経ち…ノーバイト。
前日は4匹の釣ったバス以外にも、すっぽ抜けバイトやショートバイトが多かったエリア…明らかに何か違う。
このまま続けていいものか...
悩んだ時は動く。
きっとそれが正解だと信じ、この3日間で初めてまともに吹いている風を意識して、入ったのは中流寄りにあるだらっとした大型のフラットエリア。
ウィンディーサイドになっているフラットエリアのシャッディング…今を釣るならコレだ!FLOWzero ismカラーをフラット上に点在する岩に当てながらキャストを続け、フラットエリアの終点が近づいてきたその時、最終日初のバイトを掴み無事ランディングに成功!!
決して大型とは言えない推定500~600gの個体に手が震え…気持ちが爆発しそうだった記憶しかありません。
そこからはウィンディーサイドのシャッディングを行いながら、タイミングを見計らって最下流の小規模フラットに入り直すも、1匹のバスをライブウェルにキープした状態で帰着となりました。
1匹じゃ勝てない…僕が帰着間際にもらした言葉。
1位の今江さんとは200g差…追う側にいる3位の佐々さんとは627g差…4位の小林君とは802g差…
稀にみる接近したウェイトは1匹のバスのウェイトで全てが入れ替わってしまう。
この1匹で勝つのは厳しい…そう思いながらも、心のどっかでまだ諦めていない自分と、ウェイトを崩していく上位陣のコールが、最後まで可能性を残してくれました。
前日の成績順でウェイインが行われる最終日。
残り2人となった時点で暫定トップにたった佐々さんとのウェイト差は547g…この時点で自分の魚が何グラムか分かっていない僕は、心臓の音だけが響ている状態。
ここまでの緊張は試合でしか感じる事の出来ない最高の一瞬…ウェインロードを歩き向かった検量でコールされたウェイトは698g!!
拳を握りしめ、あと1人…そう思いながら暫定トップのシートに座り、予選1位通過の今江さんの検量を待ちました。
バクバク響ている心臓の音と、勝ちたいという気持ちが高まりすぎてまともに座ってる事も出来なかった暫定トップシートでコールされた今江さんのウェイトを聞いた瞬間、自分の勝ちを確信し気持ちが爆発しました。
この2勝目を掴むまでの6年間、何度も悔しい思いをしてきて、本当に勝ちに貪欲にこだわってきました…
悔しい思いをする度、たらればばかり話す自分が嫌いになる事も多々ありましたが、そんな自分を支えてくれる最高のスポンサーがいてくれて、応援してくれる仲間がいてくれて、家族がいてくれる…自分1人では決して掴む事の出来なかった勝利だと思っています。
本当にありがとうございます。
そして、応援してくださる皆様のご声援が力になって掴めた2勝目です!
今年は年間チャンピオンを目指して残り4戦も一生懸命戦っていきますので、変わらぬ応援を宜しくお願い致します。
ありがとうございました!!
2日目からBasserさんが同船していますので、詳しく次号Basserさんをお楽しみに。
Special Thanks
ゲーリーインターナショナル・ism・シマノ・ミックバスクラブ・東レモノフィラメント・リューギ・がまかつ・ポージィサインアート・サラヴィオ・山本石油・スキルフル
お・ま・け
お互い別々の道に歩みだした僕とエグシュン…お祝いのケーキをもって駆けつけてくれました!
河辺さん・杉山さん・小森さん・エグシュン・大ちゃん・濱田さん・大場さん・錦織さん・おかもっちゃん・一山さん・友香里…最高のお祝いをありがとう!!
夜がガンガン明るい大潮の琵琶湖…
大潮は釣れるというよりも、動くイメージなので、今まで良かったエリアを捨て、エリア開拓をしながらパターンに落とし込む感じ。
定番のバレッジ&ハートテールに加えて…
5・4/3カットテールネコリグ…
3/8ozPFカバージグ+ゲーリージャンボダブルテール...
ジャークベイト…
スタッガー3インチのヘビダン…
スタッガー3インチヘビダン…
大潮によってパターンがガラリと変わり、各エリアのツボを突けるようなルアーを適材適所で引き出しから出していった週末の琵琶湖ガイド!!
暖かくなった事で、想像以上にバスは散っているが、タイミングとルアーを間違わなければ、ちゃんと釣っていける今の琵琶湖…大潮終わりがアツいだろうな~~っと後ろ髪を引かれる思いでしたが、いよいよ開幕する2017TOP50シリーズのプラクティスに入る為、一路九州へ!!
車の運転は好きな方なんで、遠賀川までの10時間ドライブも苦じゃないんですが…今回は少しでも時間を有効的に…フェリーで^^;
売り出しの用意をしながら、ライン巻き替えして…今シーズン最初のプラクティスにモチベーションMAXです(^^)/
今年は、今までのように時間に制限無く納得するまでプラクティスに入ることはできませんが…
僕がismを立ち上げたのは、あくまでトーナメントで勝利する為。
トーナメントで勝利する為のスペシャリティあるロッド・ルアーを開発し、日本トップカテゴリーの精鋭達とやり合う為です!!
だからこそ練習に行き、限られた時間の中でも、今まで以上の結果を残せる内容の濃い練習にしなくてはいけないんです。
遠征に出ることで、方々にご迷惑をおかけしてしまうかもしれませんが…結果でお返し出来るよう頑張りますので宜しくお願いします^^;
TOP50桧原湖戦・・・
2戦続けて予選落ちという不甲斐ない試合をしてしまいました。
試合自体は、ディープでのハイウェイトパターンがプラクティスでは確立出来ず、代わりにシャローでの4㎏パターンをプラクティスでは発見し、そのシャローパターンをメインに戦っていきました。
当日は、熱帯低気圧通過後の水温低下と気温低下によって、シャローの反応が悪くなったのにも関わらず、ズルズルとパターンを変えれない試合にw
この2戦、アジャストを頭に置きながらも、試合中に上手くアジャスト出来ないのが予選落ちの原因。
頭じゃ分かっているが…なかなかパターンから脱せない。
どーした俺!!
っと、試合が終わってから自問自答でした。
この2戦の悔しさを糧に、もう一度自分らしいプラクティスから試合展開を行えるよう、最終戦はリセットして頑張ります。
…あまりの悔しさから試合が終わった後、2日間ほど桧原湖に残り居残り練習を……
試合が終わった後は、視野も広くなってプラで気づかなかった事にも気づいていけるもんだな~…って
時すでに遅し!だけどねW
次戦はもっともっとオープンな視野で悔しさを晴らします!!
試合が終わって、日が開いてしまいました。
悔しさがハンッパないほどに残っているTOP50第3戦七色ダム。
このまま終わっても、何も残らないし、次に繋げる為にも振り返ろうと思う。
プリプラは1週間入り、全体のエリアチェックとバスのシーズナルの状態を把握するのに努めました
シーズナル的にはポストスポーンからアフタースポーンの状態が多く、各エリアで多くのバスに触る事が出来るが、狙ってサイズを出すのにはパターンを絞りずらいというプラでした。
しかし、そんな絞りずらい状況の中、プリプラ後半にはアフター回復の個体からアーリーサマーを意識した個体が徐々に表れ、試合のタイミングではそういった個体が多くなるという予想を立て、アフター回復系にはチャンネルの流れがしっかりと絡む小規模なティンバーの中層を3/64ozダウンショットで狙い、アーリーサマーな状態のバスには、濃いオーバーハングが覆いかぶさったシェードバンクエリアの虫&エビパターンでサイズを上げる事が可能になりプリプラを終えました。
そして2週間のオフリミット期間が過ぎ、迎えた直前2日間の公式プラ。
予想通り、アフター回復からアーリーサマーな個体が多くなっており、アフター回復系のダウンショットパターンは比較的イージーにバイトするものの、季節の進行からサイズが下がり、アベレージキーパーよりちょい上といった感じ。
アーリーサマーなシェードの虫&エビパターンはサイズは良いものの、オフサイトで狙うにはエリアが広すぎるという事と、試合当日2日間は曇り・雨でシェードが形成されないという不安材料があり、メインパターンにするには弱い感じでした。
どちらのパターンも上位を目指すにはパターン力が弱いなと思い、残り少ない公式プラの時間を新たなパターンの模索に費やしました。
少ない時間の中、3日間を通しぬける程の力を持ったパターンは見い出せなかったものの、狙ってサイズを出しずらい七色ダムで、釣る事が出来れば700g~2㎏という、ティンバーサイトパターンとビッグベイトの2つのパターンを見つけ、合計4つのエリアと4つのパターンを手札に揃えて公式プラを終えました。
本来、僕の得意とする試合展開は1つもしくは2つのパターンをプラで見い出し、試合中に変化していくフィールドコンディションに対してエリアやパターンをアジャストしていくというモノ。
しかし、今回のプラではどのパターンも、上位に入る為の3日間総合ウェイト10㎏を超せるパターン性はなく、妥協策ではあるが、4つのパターンをバランス良く展開していき、試合中に絞っていくというプランで挑む事となりました。
そして迎えた試合初日。
今回の試合はつり人社さんのDVDを同船しての試合。
自分のやるべきパターンを説明しながらファーストエリアに到着!前日に多くのバスをサイトで確認していたティンバーから始め、開始3分で貴重な800gのバスを捕獲!!
前日に見つけたラストエースノーシンカーを使用した食わせ技が反応良く、そこからはサイトパターンの展開を中心にするべく3時間ほどサイトパターンで進めるものの反応はなく、次の展開にシフト。
アフター回復系の中層ダウンショットを試し、キーパー数本を釣るもキーパーちょい上だったサイズが下がっていると感じ、次の展開へ。
時折、雨と晴れ間が交差した初日は晴れ間のタイミングでオーバーハングのシェードバンクをサイト&オフサイトでゲーリー4インチグラブイモラバー使用のノーシンカーで展開良く探るも、釣れるのはキーパーサイズばかり。
サイトではなかなかバスと出会えず、展開だけが早くなっていき、ただただ焦っている時間だけが過ぎていきました。
地に足が着かない…ルアーがボトムに着かない…
焦っていると自分が気付かぬうちにそんな展開になってしまいます。
結果、初日はどのパターンからも見い出す事が出来ず、どっち付かずな展開になってしまい、1936gで42位スタート。
初日を反省しながらも、2日目に自分の手札の中から捲る事が出来るパターンを考え諦めずに臨んだ2日目。
42位という順位から、最終日のウェイト勝負に持ち込む為にはトップウェイトに絡むウェイトを釣ってくることが最低条件。
初日に小森プロが釣り上げた5本で7㎏という驚異的なウェイトがトップウェイトなら、それを超えるウェイトを目指すしかない!
自分の持つパターンから、当日の大雨条件を重ねてそのウェイトに届くとしたらビッグベイトパターンしかない!!
スタートし、迷わず上流にバウを向け、雨の流れによって出来た反転流スポットを、チューンを施しデッドスローで引けるようにしたエコバクラストンで細かくラン&ガン。
雨パワーでグッドサイズからのバイトは出るものの、フックアップはなかなかしない。
プラからフッキングに難ありと思っていたが、ここまでフッキングしないとは…それだけ試合のプレッシャーが効いているんだろうと。
そこで、反応があるのなら、プレッシャーが効きすぎていないであろう、中・下流域のオープンエリアで同じくビッグベイトでいくも反応は無く、頭をリセットして今を釣るべくイチからパターンを構築していく事にしました。
しかし、限られた時間の中で新たなパターンを探そうとするも、焦りだけが先行してしまい、釣りがどんどん雑になっていくのが自分でも分かる状態に。
こんな酷い試合をしてはいけない…っと、何度も自分を落ち着かせ、新しい何かを探し続けるも、最後まで地に足付かず、タイムアップとなってしまいました。
2日目は1790gで38位。
1日目・2日目の総合順位は45位。
予選落ちという、年間タイトルを狙う上でやってはいけないタブーを犯してしまいました。
ただただ残る悔しさと反省点。
上位の話しを聞き、パターンの中身よりも、どのパターンをメインにするか?という腹をくくる重要性。
話しだしたらキリがないが、このままでは絶対に終わらせない。
自分がダメだった点を振り返り、反省し、こんな恥ずかしい試合はもう2度としないと心に誓って、次の試合に切り替えようと思います。
今回は…最低な試合をしてしまったからこそ、振り返りブログにアップしました。
文字だけで申し訳ありませんが、自分への戒めと次への成長の為にここに残し、応援して下さる皆様に次は最高の報告を出来るように頑張りたいと思います。
やっとBlogアップです^^;
実は...第2戦の野村ダムも同じタイプのリザーバーで、第2戦が終わるまでアップするのを止めようかと思っていましたが、試合内容はガラリと変わりそうなのでアップする事にw
2016シーズンの開幕戦となるTOP50第1戦が、高知県早明浦ダムで開催されました。
シーズン開幕戦は1年の中でも最も重要な試合。年間タイトルを取る為にも、良いスタートを切ることが絶対条件となるのだが...結果は悔しさが残る2位。
3年前の同時期に開催されたTOP50早明浦戦と同じ結果という...
相性がいいんだか...悪いんだか...w
実は、3年前のこの試合まで、早明浦ダムには苦手イメージしか持っていませんでした。
それまでの早明浦戦は予選通過もままならず、釣れるイメージが全くわかないフィールドだったのです。
しかし3年前の早明浦戦のプラでこのままじゃダメだ!と思い、練習のやり方から試合中の展開まで全てを1からやり直す事に。
19歳でエコワールドに昇格し、20歳でワールド(現TOP50)シリーズに参戦して10年...今まで培ってきた経験をリセットするというのは、めちゃめちゃ怖かった..けども、この3年少しずつではあるが成果として残ってきてるんじゃないかと思う。
それが、昨年の試合で北浦戦と檜原湖戦で出した2日目・3日目トップウェイト!そして今回の最終日もトップウェイトという...日々刻々と変化するフィールドの中で「その日その時その瞬間」最高となるパターンにアジャストする「アジャスト力」を高めるという事。
ちょうど、3年前の早明浦戦の最終日にBasser誌が同船取材だったのですが...
全く同じ事が書いてある...というか、もっともっと判りやすく書いてあります^^;
なぜ?アジャストな試合展開が必要なのか...勝つ為にスタイルを変えるのか!?って事がね。
もし、お手元に2013年7月号のBasserがあれば是非、見てみて下さい!コレが僕のトップウェイトを出すルーツですから!!
さて、そんなわけで、今回も「アジャスト」を意識しながら練習に臨んだわけだが、今回の早明浦ダム戦は3年前の早明浦ダムとは違い、エリア的なポテンシャルの差が少ないイメージでした。
3年前は下流・中流・上流とエリアによっての水色・水温・個体数に大きな差があったので、試合中に変化する状況にも対応しやすかったのですが、今回は下流・中流・上流のどこにも差がなく、全域に満遍なくバスがいる感じで、非常に絞りずらいという印象。
直前のプラでもその印象は変わらず、唯一バイトを増やすファクターとして感じた事が「風」。ウィンディーサイドであれば、岩盤・ナチュラルバンク問わず反応しやすいという事だけで、勝ちに繋げられるような強烈なパターンもエリアも掴めないまま2016の開幕戦がスタートしました。
初日は、中・上流域の岩盤をメインにエコカットテール4インチの3/64ozと1/16ozネコリグをレンジ違いで使い分け、風が弱い時間帯はどの方向からも風を受けやすいオープンに開けた岩盤岬で入ってくるバスをじっくりと狙い、風が強くなると共に、ウィンディーサイドの岩盤をラン&ガンして、初日は4310gで10位スタート。
3年前の結果から岩盤へのプレッシャーが非常に高く、ネコリグをダウンヒルに落とすだけではバイトは得れず、引っ掛かった所で、バスを寄せるイメージでロングシェイクしているとバイトが出た初日だが、5バイト5フィッシュというギリギリの展開で、翌2日目にアジャストしていかないと厳しい展開になるなと...
2日目も朝イチは初日と同じ開けた岩盤岬で1匹をキャッチ。
しかし、それ以降は何の反応もなく風も完全に無風状態。。
各エリアを巡るも、まったく反応がないまま時間だけが過ぎていき、ラスト1時間を切ったところで待望の風が!
しかし、僕が狙っていた数か所の岩盤には当たらない風向きだった為、急遽狙いを岩盤から風の当たっている赤土岬にアジャストして、エコカットテール4インチネコリグを入れると...4連続バイトで帰着10分前にリミット達成!
ギリギリ展開で風に救われた2日目だったが、ウェイトは初日を上回る4625gで2日目6位。
暫定5位という優勝も狙えるポジションまで上がったものの...最終日のプランはゼロ。
天気予報からも風は吹かない予報が出ていて、救いのウィンディーサイドもナシ...
2日目の夜、ホテルの部屋で何とかならないものかと考えに考えたあげく、出した答えは「風の代わりに水の流れであるカレントを狙う」というもの。
風が吹けば一気にプリメスがフィーディングするのに、風が無い時間はまったく無。
でも、バスも食わなきゃいけないし、風が無い時も必ずどこかでフィーディングしているはず!風が吹くことによってフィーディングするのはベイトが岸に寄せられるから、だったら流れによって寄せられてしまうようなスポットはたえずフィーディングしているのでは?
という仮定で最終日にパターンをリセットして挑む事に。
2日間、結果を出してきてくれたエコカットテール4インチの3/64oz&1/16ozネコリグという2本立ては変えず、エリアを大幅に変更して狙った最終日は、流れに対してベイトが行き止まりになる形状を持った岩盤と、クリークインレットをメインに狙い、最終日トップウェイトとなる5625gという、「捲りの市村」に恥じないウェイトを持ち帰る事に成功!!^^;
ゲーム展開としては最高のアジャストゲームが出来た今戦でしたが、力一歩及ばず3年前と同じ準優勝という結果で2016TOP50開幕戦を終えました。
3年前の早明浦ダムでスタイルを変えると決めてから、少しずつではあるが結果を出せるようになってきた「アジャスト力」
今回は、自分でもベストゲームと言える展開でしたが、それ以上にベストゲームをしていた小森さんに称賛を送りたいと思います。
次は...やり返します(笑)
応援して下さった皆様、ありがとうございました!今年こそ年間タイトル目指して頑張ります!!
今回、「エコカットテール4インチ」で3日間全てのバスをウェイン!
メインカラーは#297で、フックはオープンなエリアはリューギのFOG SHOT TC #4を使用し、カバーが絡むエリアではがまかつのWORM329ハンガーHD#4を使用。
1/16ozはあえてシンカーの先端を出して、ボトム感度を上げて使う事で、ディープレンジでも誘って食わすという操作を行いやすくしました。
そして...前回の早明浦戦でも今回の早明浦戦でもメインルアーと並んでMVPだったのが、偏光グラス。
3年前の試合で、プリのメスが差してくる小規模な岩盤のえぐれや、水中の微妙な張り出しなど、春のリザーバーにおいて、何よりも重要なのが目で見える情報。
僕は、バスそのものを見て釣るというよりかは、バスがどこから出てきて何を好んでいるか?バスの求めている情報を目で確認し、それをイメージして各エリアにフィードバックさせるのですが、リザーバーという急深型のリザーバーでは何十万する魚探よりも目で見える情報の方が重要でありリアルなのです。
3年前、プリプラで試合本番はもっともっとバスが動くであろうと思い、より多くの情報を限られた時間内で得る為に、最高と思われる偏光レンズを用意しなくてはいけない...そこで大阪のTALEX社に勝つ為の偏光グラスを用意してもらったのです
最も使用頻度が高く、光量とコントラストのバランスが絶妙な「トゥルービューゴルフ」
本来はゴルフ用で芝生の反射がある中で、ボールの軌道やコースを見る為にクリアーな視界の中にコントラスト性をプラスしてあるレンズなのだが、これがバスに...特にリザーバーにドンピシャで、水中の地形的コントラストを湖面のギラツキを抑えて伝えてくれるので、僕のように地形を把握しようとするアングラーには最高のレンズなのです。
フレームはバスボートで使用も考えて高速運転時もズレないオークリー製を使用。
そしてもう1つが、定番のTALEXイーズグリーン!
これも1年を通して全国のフィールドで欠かせないレンズカラー!!
天候が悪化した際に、ベースとなるトゥルービューゴルフの感覚と変わらぬイメージで水中を見る事ができるレンズで、基本的には曇り・雨用。
その為フレームは、雨の中でも軽く疲れる事のないOZNIS製9B02を使用。
そして、昨年よりサポートしていただいているシマノ社製スピニングリールの最高峰である「STELLA」
この最高峰のスピニングリールも準優勝に大きく貢献してくれました。
1㎏ベースの早明浦ダムのバスに使用したラインは東レエクスレッド3lb。ガチガチな岩盤やインレットに絡むカバーを考慮したら、3.5lbないし4lbにしたいとこだが、それでは僕の思うリザーバーのネコリグで「ディスタンス」を離す事が出来ない。
クリアーな早明浦ダムではバスと自分の「ディスタンス」遠ければ遠いほど良い...だから選んだリスキーな3lbでしたが、「STELLA」のドラグ性能で1発のミスもなくバスをキャッチする事が出来たのです!!
もちろん「エクスレッド」というラインの強度がそもそも高いわけだが、「STELLA」を使う事で0.5~1lbは細くできる。このアドバンテージは試合では非常に大きいのです!!
今年は「STELLA」のドラグ性能を継ぐ、軽量型の「ヴァンキッシュ」もモデルチェンジとなり、ロッドバランスで使い分ける事でより振り抜けが良くなって「ディスタンス」離すことが可能に。
次戦より導入予定!!
最後にロッドだが、今年から契約内容の変更によりロッドはフリーに使う事が出来ています。
メインに使用したのは2本で、エコカットテール3/64ozネコリグにはDynamisスーパーコンペディション510Lを使用し、1/16ozにはEVERGREEN製FACT61ULSTを使用。
スーパーコンペ510Lは僕にとってのネコリグスペシャルなロッドだが、今回は普段のネコリグ使いとは違い、岩盤のちょっとした変化に引っ掛かったカットテールをそこから離さずアクションする必要があった。そこで、張りの強い高弾性オールソリッドタイプではなく、ティップがボトムを舐めるように食らい付き、フッキングはシャープに掛けれるソリッドティップのFACT61ULSTを使用したというワケです。
当の本人に話すと...俺のロッド使ったなら勝たな!っとプレッシャーを...笑
しかし先日、一緒に行ったアジングでは当の本人ソリッドティップの性能を1%も発揮させずに撃沈という...ふふ(笑笑)俺はもちろんちゃんと釣ってやりましたよ(^^♪笑
さて!今週末はいよいよ第2戦!!
気合い入れて頑張ってきます!!!