FLOW2水中動画見てもらえました?
見てない人の為に…もー1度(笑)
jackson Qu-on FLOWⅡ 水中動画
鳥肌立つレベルでカバーを回避してるでしょ!!
これこそがFLOWシリーズ最大の特徴であるフローティングウェイトから生まれるカバー回避能力!!
って…何度も言ってきましたね^^;

1mダイバーのFLOWzeroに1.4mダイバーのFLOW1、そして今回発売となった2.1mダイバーのFLOW2
それぞれ潜行角度やアクションの味付けは違うものの、FLOWシリーズのコンセプトであるカバー回避能力は全シリーズ共通というわけです

さて、新たにラインナップに加わったFLOW2ですが、基本的には…「FLOW1より深いレンジでバイトさせる為のFLOW2」っという、まんまな発想でOK!!笑
FLOW2のストライクゾーンである、FLOW1より一段下の1.5m~2.1mというレンジは、目で確認する事が出来ないインビジブルなストラクチャーが多く、ジグ&ワームやSPシャッド等ではスタックしてしまう事が多い。
そこで!水中動画を見てもらえば解るように、これだけのカバー回避能力があれば、目で確認出来なくても臆することなく投げ込んでいけます!!
そうなれば、プレッシャーの低いレンジに潜むバスの不意を突ける為、バイト数もアップするってわけです。
すごーく単純な発想ですが…そういう事です^^;
じゃあ!FLOW1をニーリングしたりして深く潜らせればOK!?
いや!そーいうワケではないんですw
FLOWzero・FLOW1・FLOW2には狙ったレンジやシチュエーションに対して、狙った味付けがあります!!
先に発売となったFLOW1のシャロータイプであるFLOWzeroは、1m以浅にフィーディングで上がってきたバスを狙う事を想定し、そのレンジ内で長距離アピール出来るよう、潜行角度を緩く設定しボトム到達までの時間を長くしています。
そうすることで、ベースとなる「カバー絡み」以外にも、「護岸の壁際を平行トレース」したり、ベイトフィッシュレイクで起こるような爆風風表の「高速引きパターン」などにも超絶マッチします。この手のドシャローバスはルアーのアクションが強すぎたりするとビビッてバイトしてこなかったり(爆風風表パターンは別格ですが…)、高速で引いた時の安定性も重視してFLOW1のハイピッチアクションよりも若干緩めなピッチで設定しています。
良く言う表現ではヌメヌメとかヌルヌルとか^^;笑
まぁ…若干なのでヌルヌルアクションの名作であるようなシャッドラップなどに比べたら、全然ハイピッチな感じを受けますが、「日本のフィールド」「オカッパリ」「ベイトフィネス」など、必要と思う要素や使い易さを盛り込んだ上での、自分がFLOWzeroに求めるピッチになっているというわけです。
同じような話になりますがFLOWzeroが発売になった時の話しです…
「潜行レンジが40㎝しか違わないならFLOW1をロッドを立てて操作すればいんじゃない?」
という質問をうけました。
もちろんロッドを立てれば1mというFLOWzeroのレンジをFLOW1がカバー出来ます。しかしながらロッドを立てた事によって生まれたラインスラックは無風ならまだしも、風が吹いている状況下では風に煽られてしまい、護岸際などを正確に引く事は出来なくなってしまいますよね?フッキングも悪くなるしw
また、1m以浅のシャローとはすべてが1mのフラットレンジである事などは稀で、基本は50・60・70cm、、、と緩やかなブレイクになっているケースが多く、ロッドを立てただけではカバーしきれないですし、ロングディスタンスを必要とするシャローの釣りにおいて、飛距離をアップさせる為のリップが受ける空気抵抗を減らすなど…各所にzeroにしかない味付けをしてある為、FLOWzeroである必要性があるわけです。
もちろんカバー回避能力という中心となる核は共通でね!
これが味付けの違いであり、FLOW2にはFLOW2に必要な味付けがトーゼンしてあります…

それが、1.5m~2.1mのミドルレンジを狙う為に、何度もテストを繰り返して完成したリップなんです

このFLOWzero・FLOW1に比べるとサイズも形も大きく違うリップに味付けの秘密があります
そもそもFLOW2が必要となるシチュエーションは1.5m以深にある、目で確認出来ないストラクチャーとなります
目で確認できるようなストラクチャーやだらっとしたブレイクはFLOWzeroやFLOW1で十分狙えるわけで、FLOW2の出番ではありません
FLOW2は動画で見た高いカバー回避能力を活かして、ブレイクに落ちてる沈船や沈みモノ、又は杭の根元や、霞ケ浦水系に多い垂直護岸のエッジなど、狙いたいものが小規模なピンスポット要素満点なものになります
その為、FLOW2ではボトムまでの到達が早くなるように、zeroや1に比べて長めのリップを搭載しています
これは泳ぎだし一発目でルアーの潜行角度をボトムに向ける為なのですが、必然的にリップ面積が広くなる為、アクションが大振りになり引き抵抗が強くなってしまいます
すると、引き抵抗が強いためにルアーがストラクチャーに当たる瞬間も判りづらくなってしまったり、何よりも大事な「カバー回避後のワンアクションの速さ」というFLOWシリーズで最も大事なアクションレスポンスを失ってしまうのです
よく、フローティングウェイトでカバーにスタックしないから釣れるんだ!と言われますが、間違っちゃいないです。
でも、バイトを生むのはそこではなくて…カバー回避後のワンアクションの速さなんですよね
カバーを回避した後、いかに早くアクションが掛かってカバーのあるトレースコースに戻る事が出来るか?
以前、ベースとなるFLOW1の記事でも書きましたが、バスはカバーの中、もしくはカバーを越えた先に”隠れて”います。なので、カバーを越える前にスタックしやすいサスペンドウェイトではなく、フローティングウェイトのシャッドが欲しかったのですが、浮力が強すぎたりアクションが大振りだと、カバーに当たった瞬間に横っ飛びしてカバーから離れてしまったり、カバー回避後のワンアクションが大振りでトレースコースに戻るのが遅く、肝心のカバーを通過してしまい、バイトまでは到らない…っての覚えてます!?
まさにキモはコレです。
回避後のアクションレスポンス=バイト
っとなるのですが…FLOW2プロト段階でレンジと潜行角度に対して設計したリップでは、最も大事な「カバー回避後のワンアクションの速さ」…アクションレスポンスを失ってしまうということです
もちろんリップを長くすればカバー回避性能はzeroや1に比べて格段に上がります…が!バイトが得られないんじゃ意味がないw
リップの長さを残したまま、アクションレスポンスを上げる方法はないか?
ここがFLOW2で最も苦労し時間が掛かったとこで、何度も諦めかけましたが…
数え切れない程のサンプルとテストを繰り返して100%納得いくものが遂に!!
しかも、僕はFLOWzero・FLOW1・FLOW2は全サイズ共通の56㎜でなくては意味が無い、そして水中でのカバーに対しての接し方からウェイト差は+-0.3g以内という条件もプラスしたわけだが、それら全ての条件をクリアーして、急潜行型のクイックなレスポンスを持ったミドルダイバーフローティングシャッドが完成したのです!!

完成に至る秘密は、やはりリップにあるんですが…核心となる部分は企業秘密ということで。。。


今季はフローティングと名の付くシャッドがいろんなとこから出るみたい。。
それって…めっちゃいい事ですよね!選択肢が増えれば釣果も上がるでしょ!!
FLOWシリーズはストレートリトリーブを得意とするけど、フィッシングショーのがまかつブースで見たシャッドは琵琶湖でトゥイッチ入れて使ってみたいな…選択肢って大事なんです(^^)/
ただ、フローティングのルアーはシャッドに限らずバランスが命なので、トータルのバランスが悪いモノにはご注意をw
って、話しは反れましが…核心のリップの秘密は内緒ですが、潜行角度・アクション・回避後のアクションレスポンス、全てにおいて完璧な出来となり…

満を持してリリースとなりました!!
早速とゆーか…まだ生産中だったんですがエグシュンがV6マリンの大会で黒部川でトップウェイトを叩き出したりと…
Qu-on江口の独り言
低水温期でもバイトさせる事が可能なシャッドの釣りだけに、シーズン・エリアを問わず活躍する事間違いなしです!!
ぜひ!全国各地でお試しを!!
本当はタックルなども説明したかったんですが、それはまた明日…最後まで読んでくださった皆様、ありがとうございます!!
つい、長くなってしまいました^^;
あっ!そー言えば昨日のブログでFLOW2の「Ⅱ」の部分が機種により文字化けするとの事で、「2」に変更しました。