菅野臣太朗の携帯メール日記

演劇で日本を元気に。そして、健やかに

四十九ノ三百六十三日目

2024年08月19日 | Weblog

八月十九日(月)晴れ


夏の峠が
越えた始めたことを
ここ数日で感じている

そっと吹く風が
少し涼しくなってきた


虫の音が
響き始めた

夏の終わりは
何だか
毎年寂しさが生まれるけど
新しい季節が来る愉しみも生まれる

昔の日本人は
こういう感情を
言葉に残してきたのだから
情緒があるんだなと
改めて思う

贋作オセロー
今日から集中稽古

午後から
稽古場に入り
気が付けば夜

こんな日々が続きそうな
とても濃密な稽古だった

細かい瞬間を埋めて
新しい空間を作っていく

ちょっとした行動
ちょっとした向き

一瞬一瞬を
丁寧に弄っていくことで
大きなうねりを創っていく

小さな積み重ねを
無意識に観客に植え付けていく

大胆なことに走りがちだけど
まずは
繊細なことを丁寧に

秒で終わる毎日が
まだまだ続きそうだ

昼間の蕎麦も

まるで昨日のことのよう


明日も
小欲を捨て
大欲に立つ

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