昨日8日、「国際厚生事業団-JICWELS」が、ホームページで『フィリピン人看護師・介護福祉士候補者受入れ機関の募集について』の要綱と、来週13日から4日間、東京、大阪、愛知、福岡と4つの会場で、日本国内での説明会が実施されることを発表しました。「国際厚生事業団」は、日本サイドの唯一の、外国人看護師・介護士受け入れ調整機関です。
フィリピン上院での批准(昨年10月8日)からちょうど3か月、いよいよ動き出した、といった感じがします。
「日本国とフィリピン共和国との間に締結された経済連携協定に基づき、フィリピン人看護師・介護福祉士の受入れが決定され、フィリピン共和国の送り出し機関であるPOEA(Philippines Overseas Employment Administration:フィリピン海外雇用庁)と日本における唯一の受入れ調整機関である社団法人国際厚生事業団との間で、送り出し・受入れにかかる覚書が間もなく署名される見込みとなりました。」
http://www.jicwels.or.jp/html/EPA-Philippine_info.htm
「近くフィリピン共和国でも候補者の募集が開始され、受入れ希望機関と候補者の選考、マッチング等を経て4月下旬から5月上旬頃に候補者が入国し、その後6か月間の日本語等研修の修了後に受入れ施設での就労・研修が開始される予定です。」(ホームページより)
フィリピンでのケアギヴァー・コース(Caregiver course - 介護士養成課程)は、現在通常6か月間です。ですから、日本の「介護福祉士」とはずい分開きがあり、あくまで日本における介護福祉士の「候補者」です。
ですが、ケアギヴァー・コースを修了したフィリピン人にとっても、日本の「介護福祉士」になるための要件はかなりハードルが高いでしょう。↓
厚生労働省のホームページ
http://www.mhlw.go.jp/bunya/koyou/other07/index.html
また、「ケアギヴァー」の養成は、現アロヨ大統領政権になってからの国家プロジェクトで、まだ歴史は浅いのですが、「看護師」の方は海外就労(派遣)の歴史もあり、海外では評判が良いようです。
(次回に続く…)