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ジューク先生インタビュー

2015年03月08日 | ステブキだばーい
少し前になりますが、ジューク先生へのインタビューが出ていました。
ステパノワちゃんとブキンくん、初ワールドへの準備は着々と進んでいるようです。

I: イリーナ・ジューク

I: ヨーロッパ選手権の後、あの子たちには1週間の休みを与えました。それで彼らは多少、フィギュアスケートから離れていたんです。それから練習を再開したのですが、最初はゆっくりと始めました。数日間はただ歩いたり滑ったりするだけ。プログラムを滑ることもしませんでした。あの子たちは気晴らしに、ホールでヒップホップを踊っていたりしたんですよ。それから徐々に本格的な練習を始めました。プログラムの荒削りなところを整えたりして、これでさらにプログラムを強化できると信じています。今ではもう、コンディションも上がってきていますよ。フィジカルコンディショニングのコーチも来ていて、あの子たちが完全に闘いの準備ができるよう、導いてくれています。世界選手権まであと4週間。すべてが計画どおりに進んでいます・・・と、こういうことは口に出さないほうが良いですね。あの子たちはとてもよい雰囲気で練習していますよ。


1ヶ月も前だというのに、もう闘いのためのコンディションに達するということですか?

I: そうです。けれども出力を上げてはいけないのです。今はシーズンの終盤で、疲労もたまっています。まして今年は、本当にナーバスな年になりましたから。あの子たちは本当にヨーロッパ選手権と世界選手権の代表チームに入ることを望んでいて、それに向かって文字通り突き進んでいたのです。そして、これを成し遂げたんですよ。
今はとても慎重に仕事を進めなければなりません。とりわけ進行性の風邪との関係でね。過度に負担を増やすことなく、良いコンディションを保てるようにしなければ。すべてにおいて、正しいことをしようと努めています。もっとも大切なことは、良い気分でいられるようにすることです。そしてこれはサーシャとワーニャがとても得意なことなんですよ。とてもやる気があるんです。何をするにも、とても喜んでやっているので、強制する必要はありません。ですので、私たちはもっぱらポジティブに練習を行っています。


ヨーロッパ選手権の後、彼らは間違いなく勇気百倍となったことでしょうね?

I: もちろんですとも。そもそも私たちは、ストックホルムでこのようなことになるとは予想してもいませんでした。もっとも、ただ幸運だっただけだろう、と言われますけどね。でも私は幸運ではないと信じていますよ。氷なんですから、誰だってミスから逃れることはできないんです。


世界選手権への挑戦についてはもう考え始めていますか?

I: 私たちは、どういう結果を期待しているかなどと、選手の耳に入れるようなことはしません。決してしないのです。ヤナ・ホフロワとセルゲイ・ノヴィツキーにも何も言いませんでした。私たちはいつも、生徒たちが滑り出て行って、習得したこと、というよりも出来ることをやり、演技から最大限の満足を得られるように、自分自身を見せ、パートナーどうし互いに気を配ることができるように、彼らを調整するだけです。私たちがするのはここまでなのです。順位や得点のことについて、何か言ったりは決してしません。


あるいは彼ら自身が、そのことについてそれとなく口に出したりはしないのですか?

I: いいえ。私たちには全く言いませんね。もしかしたら2人の間では何かしら話し合うこともあるかもしれませんが、私たちにはそういう話題は持ち出しません。私たちはそういう話はしないというのを、2人はよく分かっているのです。これはスポーツなのですから、どんなことでも起こり得ます。あらゆる運命に出会わざるを得ないのです。どうかあの子たちが不安に打ち勝つことができますように。だってサーシャとワーニャにとって、これは世界選手権へのデビューなのですから。何事も夢のようであるにちがいありません。ヨーロッパ選手権でもまさにそんな調子で、彼らには、ここに来られただけで幸せなのよ、と言っていました。それで彼らは誰と競いあうというのでもなく、なすべきことをやったのです。それでまぁ、うまく行ったわけですけれどね(笑)。


今、磨きをかけているのはフリーダンスだけですか?

I: いいえ、私たちはSDとFDの両方に取り組んでいますよ。SDでは、つなぎを一つ変更しました。FDでは、もっとキャラクターを出せるように、指、足、手、頭といった細部まで完成度を上げることを目指しています。すべてがクリーンで精密になるようにね。2人が、ダイヤモンドをカットするようにすべての面を取り上げて磨き上げているのは、とても良いですね。それに2人には独自性があるということを強調したいですね。私たちはあの子たちが他から際立つようにしようと努めているんです。


来シーズンに向けた新しいプログラムについては考えていませんか?

I: エキシビジョン用の新プログラムについては考えましたが、今のところ、並行して進めるのは止めることにしました。世界選手権の準備をしなければなりませんから。後でエキシビジョン用のダンスにも本格的に取り組むし、来シーズンに向けても考えることになるでしょう。私たちは仕事が早いんですよ。あの子たちは振り写しをして、すぐに飲み込んでしまいますからね。けれども、いま手を広げていたら、未来について考えることさえ無くなってしまうかもしれません。来シーズンについて考えるのは少し早いですよ。とはいえ、音楽はすでに探し始めています。いくつか案もあるんですよ。音楽については考えられますね。





サーシャちゃんとワーニャのヒップホップ!! 見てみたい!(笑)
来シーズンのプログラムについてもいろいろ妄想したくなるけど、ジューク先生の言うとおり、今シーズンを首尾よく締めくくることが先決だから・・・まずは万全の調子でワールドに臨めますように。


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