おもしろ医療解説

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最初の手術

2012-07-31 00:54:19 | 来歴
専門病院のNICUひ入院することになった私…

この日から、母と看護師の交換ノートがはじまりました。

私の人生初の手術は生後一週間で行われました。

水のとおりをよくするため、右目の下まぶたに穴をあける手術です。

本来は左右とも必要だったのですが、手術に耐えうる体力がなかったため、片方ずつ行うことに。

ちなみに左目は、その二週間後に行われました。

交換ノートには、この最初の手術のとんでもないエピソードがかかれていました。

なんと手術中、全身麻酔が途中で切れて覚醒してしまったのだそうです!

いゃあ~

恐ろしいです…

もちろん、今は手術のすべてが全麻じゃないし、部分麻酔のほうが体への負担は少ないです。

でも途中で麻酔が切れるなんて、今考えれば非常に恐ろしいです。

赤ちゃんなら、大きくなれば記憶も消えてるけど、今だったら一生忘れない出来事ベスト3くらいには入るでしょ(笑)

ま、そんなこんなで最初の入院は3ヶ月。

その年のクリスマス前に退院してきました。

2012-07-30 12:32:04 | 東洋医学
東洋医学における「腎」は、先天的なエネルギーを司る場所で、オシッコを作る場所ではありません(笑)

先天的なエネルギーのことを「先天の元気」といって、これは生まれた時に、ある程度決まった量を与えられています。

その量は人それぞれで、たくさん持っている人もいれば、あまり持っていない人もいます。あまり持っていない人は貧弱な体つきで、子供の頃から病気がちです。

先天の元気は、生きていく過程で少しずつ削られ、それが尽きると死んでしまいます。つまり、食べ物や空気のエネルギーと違って、外から補充できないのです。だからお年寄りはおおかた腎虚なのです。

東洋医学では赤ちゃんが生まれる時は、父親と母親の腎の気が少し抜かれて、その子の「先天の元気」の元気を作ります。

それから一生、両親からもらった先天の元気を使って生きていきます。

腎は寒さに弱く、また暴飲暴食やみだらな性生活などの生活習慣によっても壊されます。一度使った腎気は二度と戻ってきません。

自分の体を大切にしましょう。

余談ですが……

腎虚の方々は実年齢より少し老けて見えることがあります……

2012-07-29 12:31:30 | 東洋医学
東洋医学における「肺」は、体の外から空気というエネルギーを取り込んでいます。

脾は食べ物、肺は空気のエネルギーを取り込みます。

西洋医学の肺と違って、呼吸そのものには大きく関わっていません。

肺は湿気を好むため、秋から冬になると具合が悪くなります。

また、精神的に落ち込んでいたりすると、肺に影響を与えます。

2012-07-28 00:24:33 | 東洋医学
東洋医学における脾(ひ)は脾臓ではなく、消化管ととらえます。

脾の働きは、口から取り入れた食べ物をエネルギーに変え、体を作る材料や活動の燃料にします。

脾の機能が弱まると、食欲がなくなり心配事が増えます。

逆に、食欲がなくなったり、色々考え過ぎたりすると脾は弱まります。

また暴飲暴食や、嗜好品の食べ過ぎで脾の機能が強まります。

脾の機能が強まると、成長に悪影響を及ぼし、老化もはやまります。

脾に影響を与える因子は、食欲、食事の内容、悩み事などです。

2012-07-27 18:46:44 | 東洋医学
東洋医学における「心」は現代でいう「心臓」に近いものであり、また「精神」でもあります。

精神は一般的には形として見えないものですが、東洋医学では心と体は一体と考えるため、精神をつかさどる臓も当然存在しています。

心の機能は、精神活動と栄養の循環です。

西洋医学の心臓もポンプとしてはらたいていますね。

心の機能が低下すると、精神的な活動に影響を与えます。たとえば、集中力がなくなったり、忘れっぽくなったり、考えがまとまらなくなって、つまらないミスをしたり、時に大失敗を犯すこともあります。また、栄養の循環が悪いと、体も疲れやすくなり、眼精疲労や肩こりなど、病気に至らなくとも日常で様々な疲れを感じるようになります。

ちなみに心が本当にダメになると、人間は死んでしまうので、東洋医学における「心の病」を持つ人はあまりいません。

逆に心の機能が高まると、精神は高揚し、別の意味で「変な人」になってしまいます。

心に影響を与えるものは、うかれすぎた心や暑さなどです。