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おもしろ医療解説

最新医療情報、使える知識、あまり知られていないようなお話まで、子供でもわかる優しい医療解説ブログです。

舌の話

2012-06-13 22:34:49 | 人体の作り方
ここ最近、ずっと運動器の話をしてたから、そろそろ飽きたでしょ?

今日は舌の話をします。











医学用語では「ゼツ」と読みます。





日常でも「毒舌」とか言いますよね(笑)






舌は味を感じるだけでなく、食べ物を移動させたり、混ぜたりして消化しやすくしたり、発語の時にもその微妙な動きが一役も二役もかっています。

ところで、この舌ですが……









実は筋肉でできています!

のどの奥の方に埋まっている舌骨という骨にくっついていて、その運動は舌下神経によって支配されています。

ちなみに味覚は顔面神経と舌咽神経、味覚意外の感覚(温度や痛みなど)は下顎神経に支配されています。







たかがベロだけど、意外と奥深いですよね。

靱帯

2012-06-06 23:17:39 | 人体の作り方
靱帯は関節の動きを制限したり、骨と骨とがズレたりしないように支えています。

たとえば、足関節には前距ヒ靱帯や三角靱帯という靱帯があります。

足は手と違って、体重を支えなければいけないので、手よりも靱帯が発達していて、関節の動きを制限したり、骨がズレないように押さえています。

体重を支えながら運動するぶん、簡単に外れたり壊れたりしたら困りものですから。

ちなみに、足をくじく(捻挫)というのは、これらの靱帯が障害されたものです。

足を捻挫したことのある人は、そうでない人に比べ、足関節の可動域が大きくなっています。

足を曲げてみると、ぐにゃぐにゃしてたり、関節が柔らかく可動性が高いこともあります。

捻挫によって靱帯が引き伸ばされたり切れたりして、靱帯の本来の力を発揮できないためにおこります。

だから、捻挫がクセになるというのは本当で、緩くなった靱帯のせいで足が簡単に曲がりやすくなるわけです。

筋肉とその動き

2012-05-09 08:46:51 | 人体の作り方
ヒトの筋肉は約600個ほどあります。

もちろん全部解説していたらとんでもない量になりますので、有名な筋肉、一部だけ紹介します。

顔の表情…表情筋

目(口)を閉じる…眼輪筋(口輪筋)

眼をあける…上眼瞼挙筋

食べ物を噛む…側頭筋

頸を回す…頬鎖乳突筋

肩をあげる…三角筋や棘上筋など

前ならえをする…大胸筋、前鋸筋。

肘を曲げる…上腕二頭筋

ドアノブを回す…上腕二頭筋

腕立て伏せ…上腕三頭筋

歩く…下腿三頭筋ほか

などがあります。

関節と可動域

2012-05-07 18:34:09 | 人体の作り方
関節の動かせる範囲は、概ね決まっています。

これを関節可動域(ROM)といいます。

関節の病気では、このROMが足りないことがほとんどで、基準の数値を上回ることはありません。

ROMの一覧

肩関節
屈曲180°
伸展50°
外転180°
内転75°
外旋60°
内旋80°
水平屈曲135°
水平伸展30°

肘関節
屈曲145°
伸展0°

前腕
回外90°
回内90°

手関節
屈曲(掌屈)70°
伸展(背屈)50°
外転(撓屈)25°
内転(尺屈)55°

股関節
屈曲125°
伸展15°
外転45°
内転20°
外旋45°
内旋45°

膝関節
屈曲130°
伸展0°

足関節
屈曲(底屈)30°
伸展(背屈)20°
外反10°
内反20°

ヒトの骨

2012-04-29 15:45:54 | 人体の作り方
ヒトの骨は全部で約200個ほどあります。

ひとつひとつ説明したらキリがないので、とりあえず数だけ書いておきます。

頭蓋骨 23個

脊柱 32~34個

胸郭 37個

上肢 32個

下肢 31個

たくさんあるでしょ(笑)