おもしろ医療解説

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西洋医学

2012-04-30 20:47:03 | 東洋医学
この前は、東洋人と西洋人の考え方の違いについてお話しました。

今回は、東洋医学と西洋医学の違いについてお話します。

西洋医学

西洋人は物事をなんでも細かく分解して、ひとつひとつの特徴を分析し階層構造に並べるのが好きです。

西洋医学は人体の「構造」に重点が置かれています。そして様々な科学技術を応用した治療を行います。したがって、合理的かつスピーディーに治療が行われ、急性期の疾患や、構造の問題に優れた力を発揮します。

劇的な治療の一方、人体への悪影響も大きく、耐え難い苦痛。そして高額な医療費が患者や家族の家計を圧迫します。つまり、西洋医学の恩恵を受けられるのは先進国、裕福な人に限られてしまっているのが実情です。

そのため、精神病のように「見た目」にわかりにくい病気や、慢性的な疾患を抱える人は、精神的にも肉体的にも経済的にも追い詰められていきます。

また、西洋の考え方は元々「個々」を大事にするので一人で多くの疾患を持っていると、治療が難しくなり、治るどころか一生患者にさせられてしまうことも少なくありません。

欧米の国々では、早い時期からそうした問題点が表面化し、今や代替医療にかかる人が増えています。

ヒトの骨

2012-04-29 15:45:54 | 人体の作り方
ヒトの骨は全部で約200個ほどあります。

ひとつひとつ説明したらキリがないので、とりあえず数だけ書いておきます。

頭蓋骨 23個

脊柱 32~34個

胸郭 37個

上肢 32個

下肢 31個

たくさんあるでしょ(笑)

学校給食の秘密

2012-04-28 12:44:29 | 知られざる真実
世の中の余り物からできている…

学校給食が始まったのは20世紀初等のアメリカ。

産業革命以後、あらゆるものを効率的、かつ大量に作れるようになりました。しかし同時に大量の廃棄物を出すようにもなりました。

売れ残りの野菜などを捨てるのはもったいないと考えた政府は、そんな食べ物のはけ口として給食を思いつきました。

貧しい子供たちに栄養のある美味しい食事を…

というのは建て前で、実は売れ残り、余り物、廃業寸前の食べ物を加工したものなどが出されています。

ここでちょっと考えてみてください。

スーパーに福島県産の野菜と広島県産の野菜がおいてあったら、どちらを買いますか?

放射性物質を気にするなら広島産を買いますよね?

でもそれでは福島県の農家がたちゆかなくなってしまいます。

……もうわかりましたよね?

給食だけではありません。外食産業や各種加工食品など、材料の産地を記載しなくても良い食べ物の中に紛れて売られるのです。

お子さんを持つ方へ、子供たちの未来を守るために、今できることは何か?

少し考えてみてください。

東洋と西洋

2012-04-27 17:43:01 | 東洋医学
東洋医学を語る前に、まずは東西の文化の違いを知らなければなりません。

時は古代、紀元前までさかのぼります。

世界は大きく東洋と西洋の二種類でした。

ここでいう東洋はアジア、西洋はヨーロッパのことをさします。

アメリカやオーストラリアなどは、まだ発見されていない未開の土地でした。

アフリカは人種や文化は西洋寄りですが、それは地中海沿岸の国々限定です。サハラ以南のアフリカは西洋とは区別されています。

さて、東洋と西洋の文化の源は、古代中国と古代ギリシャです。

古代中国では宇宙は「気」というエネルギーで満たされた空間と考えていました。

一方、古代ギリシャでは宇宙とは「無」の空間と考えていました。

これが、東洋人と西洋人の気質に大きな違いをもたらしたのです。

古代中国の「気」というエネルギーは目に見えないもので、あらゆるものに影響を与えていると考えていました。そのため、東洋人は物事をとらえる時、「全体」として捉え、相互の関係やバランスを重視します。

一方、宇宙は「無」から始まったと考える西洋人は、物事を「個別」に捉え、それぞれを細かいパーツに分けて考え、それを系統立てていくことを得意としています。

つまり西洋人は分析力に優れていて、これが後々、様々な科学技術の発展に貢献します。

死よりも苦しい!?

2012-04-26 07:42:03 | 医療と社会
今の状況と死んだあと、辛いのはどちらですか?

死を恐れ怖がる気持ちは、誰しもあるはずです。

でも人は時に、自ら命を絶ちたいと思う衝動にかられる時があると思います。

そう思う時は、たいてい何かにぶつかって悩んでいる時です。どこもかしこも八方塞がりで、逃げ場もなければ、打開策もない時期です。

そして、そういう局面に陥りやすいのは、回復の見込みのない病人や障害者などです。

病気になれば肉体的に感じる苦痛はもとより、家族や縁者に迷惑をかけるのが申し訳ないとか、今までのキャリアやステータスがすべて崩壊してしまうという精神的不安、そして治る見込みがないものなのに嵩む医療費……

死ぬことよりも遥かに苦しい現実ですね。

やはり、病気にならないようにするのが一番です。

もし、なってしまっても、それを受け入れるだけの広く大きな心を持てる人間にならなければなりません。

自分は大丈夫…

いえいえ、明日は我が身ですよ。