おもしろ医療解説

最新医療情報、使える知識、あまり知られていないようなお話まで、子供でもわかる優しい医療解説ブログです。

カロリーの秘密

2012-05-31 10:41:05 | 医療と社会
カロリーはエネルギーです

カロリーがあるのは有機物。熱すると焦げて炭になるものはすべてカロリーがあります。

糖質 脂質 タンパク質はもちろん、

ビタミンも微量ながらカロリーがあります。

糖質とタンパク質は1gあたり4cal、脂質は9calです。

つまり1kgの脂肪を落とすには…

9000Kcal消費しなければなりません!

これは、4日くらい飲まず食わずでいてやっと減る値です。

ビタミンはほんのわずかですがカロリーがあります。

そしてビタミンCは防腐剤として、様々な食材に使われています。

したがって……

0カロリーの食品というのは、実は嘘だったりします(笑)

微量ながらカロリーはあります(笑)

狭心症と心筋梗塞

2012-05-30 10:37:34 | 病気の仕組み
まるで兄弟のような病気です(^^)

えっと・・・

心臓を栄養する動脈は冠動脈といいます。

冠動脈はとても細い動脈なので、高血圧や動脈硬化などが進むと、この冠動脈の内側の壁から余分な脂がベタベタ張り付いて血液が通れる道を狭めてしまいます。

これが狭心症です。

冠動脈が完全に詰まって、そこから栄養をもらう心臓の細胞が壊死したのが心筋梗塞です。

どちらにしても、原因は生活習慣と食事です。

日本人の死因では2位と3位を行ったりきたりしています。

終動脈と梗塞

2012-05-29 10:40:13 | 病気の仕組み
終動脈とは、ほかの血管からのバイパスがない血管のことです。

この血管が異物などで詰まると、底から先の領域は細胞が壊れ、死んでしまいます。

これが脳で起きたものを脳梗塞といい、心臓で起きたものを心筋梗塞といいます。

終動脈は脳 心臓 肺 脾臓 腎臓に多く、これらの臓器では「梗塞」が起こりやすいのです。

このような血管の構造は人間皆平等です。

でも脳梗塞になる人とならない人がいるのはなぜでしょう?

それは食べ物や生活習慣などが原因です。

詳しくは、また後日お話します。

歯を抜いた後は…

2012-05-28 10:33:17 | 病気の仕組み




心膜炎にご注意ください






歯を抜くと、元々歯が刺さってた穴からバイキンが入ってきます。

口の血管は心臓に近いので、バイキンが血液にのって心臓に行ってしまうことがあります。

心臓を覆う膜にバイキンがついたら…





細菌性心内膜炎を起こし、命に関わることもあります。

なので歯を抜いた後は、処方された抗生物質をしっかり飲み、今まで以上に歯磨きをキチンとしましょう。

火傷と凍傷

2012-05-27 09:45:27 | 病気の仕組み
原因は間逆だけど、細胞の壊れかたは似ています。

火傷にはよく、第1度、第2度など、細胞の壊れた度合いによって、段階があります。これは凍傷も同じことです。

第1度
皮膚の一番外側の表皮の細胞が壊れます。火傷も凍傷も赤く腫れたような見た目になります。

第2度
表面だけでなく、少し内側の部分もやられます。ここは血管が集まっているため、血管を損傷して体液がうまく回収できないことで、火傷も凍傷も水膨れになります。

第3度
これは、火傷と凍傷で大きく違います。火傷の場合、皮膚だけでなく、中の血管なとも焼けてしまい、皮膚が剥けてケロイドができます。凍傷の場合、末端部分への血流が完全に途絶え、死んだ細胞が、ボロって崩れ落ちます。

第4度
これは火傷だけです。いわゆる黒こげな状態で、焼死体はこの状態で発見されます。

火傷の場合、この程度に関わらず、皮膚が広範囲にヤラレれはヤラレるほど、感染症で命を落とす可能性があります。

凍傷は冷たい血液が心臓や脳をめぐって命を落とさないために、あえて手足を切り捨てるという考え方です。しかし手足を失った体で生きていくのは大変なことです。

くれぐれもお気をつけください。