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おもしろ医療解説

最新医療情報、使える知識、あまり知られていないようなお話まで、子供でもわかる優しい医療解説ブログです。

お宮参りと成人式

2012-08-04 01:08:20 | 病気の仕組み
クリスマス前に退院できたため、初めてのクリスマスとお正月は、家族と一緒に過ごすことができた私。

お正月の初詣は私のお宮参りと母の成人式を兼ねて、盛大にお祝いをしたとか…

同時、19才の父の妹が同居していて、自分の娘の成人式のことばかり気にかけている祖母を見た父は、祖父にこんな相談をしたとか。

お袋のやつ、Y子には数百万の着物を仕立ててやってるのに、M子には何もやらんのか?

すると祖父は、母を連れて街のデパートへ、結婚しているため振り袖は着られないが、ハレの席で着られる着物を買ってあげたそうだ。

その着物を祖母に着付けてもらい、私には母がお宮参りで着た着物のおさがりを着せて、初詣に出かけたのだそうです。

当時の記念写真はアルバムにたくさん残っています。

ランナーズハイ

2012-07-19 08:25:13 | 病気の仕組み
長距離を走ったり歩いたりしているとき、本来はすごく苦しいハズなのに、あるところを境に急に気分が高揚して、おかしくなってしまうことがあります。

この状況をランナーズハイといい、この状況になった選手は、どんな刺激も不快に感じず、痛みすらわからないことがあります。

一見すると、すごく良い反応に思えてきますが、実は全く良くありません。

体からいわせれば本当は休んで回復したいのに、ゴールしなければならないとか、試合に勝ちたいという思いが強ければ強いほど、体の回復にはたらく副交感神経が抑えられ、逃走と闘争にはたらく交感神経が強く現れます。

交感神経は動物の体を、逃げたり戦ったりするのに適した状態にしてくれます。

逃げたり戦ったりする時にお腹がすいたり、眠くなったり、どこか痛かったら集中できず、野生動物の世界なら命取りになることもあります。

運動する時は、獲物を追いかけたり、天敵から逃げたりするのと同じように体を動かすため、交感神経がはたらきます。

人間も動物なんで、基本的なことは他の動物とあまり変わらないのです。

同じような仕組みで、クライマーズハイと呼ばれる現象があります。こちらは登山家がなる病態です。

複雑骨折と粉砕骨折と複数骨折

2012-07-18 08:16:05 | 病気の仕組み
いずれも全く別のものを言います。

複雑骨折
これは別名を開放骨折と言って、骨折とともにほかのけがをしていて、体に傷がある状態です。つまり骨折した骨が外界と接触している状態です。

粉砕骨折
これは文字どおり、骨が粉々になってしまったし状態です。つまり骨がポキッと折れるのでなく、骨が粉々になってバラバラになってしまいます。もちろん修復するのは難しく、ボルトを入れて形を維持したりしています。

複数骨折
これは同時に二カ所以上の骨折が起きることです。折れ方に規定はありません。よくあるのは交通事故やスポーツ事故です。

ほかにも骨折には色々な種類があります。

捻挫と脱臼

2012-07-17 08:10:11 | 病気の仕組み
両者の違いってなんだかわかりますか?

捻挫は靱帯の損傷で、脱臼は間接面の損傷です。

捻挫は間接面がちょっとずれるけど、はずれません。本来の可動域を超えて動いてしまうのです。

一方、脱臼は間接面と間接面が接触しなくなる状態を言います。

脱臼の中でも間接面が少し振れている場合を亜脱臼、完全にはずれた場合を脱臼といって区別します。

捻挫は足関節、脱臼は肩関節に多いです。

腰椎すべり症

2012-07-16 18:01:41 | 病気の仕組み
前回の分離症の続きみたいな話です。

前の椎体の部分と後ろの突起の部分とで分離した腰椎は、時に椎体が前に滑ってしまうことがあります。

というのも、腰椎は前に傾いているし、前には壁となるものがなにもないからです。

上の絵は椎体(左)が大きく前に滑っているのがわかります。

わかりにくい方は、昨日の絵と比べてみてください。

画像はフォトチャンネルにも保存されています。