名古屋にいる。
きのう開かれたある会合に参加するためだ。
キッカケは主催者さんのブログからである。
催しへの参加をうながす回のそれには、こう書かれていた。
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私はこのブログを介していろいろな方と繋がってきました。
そのイロイロな方と出会ったお陰で今があります。
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また、別の日には次のような文章があった。
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ZOOM会議、ZOOM面接、遠隔臨場、コレで人と仲良くなれました?
誰かと共感し合えましたか?
(中略)
人と共感するには、刺激を受けるにはやはり合うしかないんです。
人と合って、しゃべって、飯食って、酒飲んでそこからが始まりなんです。
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参加者は約60名。
北は山形、南は奄美大島、昼間わたしのとなりに座った妙齢の美女は広島から、前にいる若者は宮崎の人だと言う。わたしにとっては参加者全員が初見の人だ。
そのなかでどうやら2番目の年長者であるようなわたしはといえば、前に出て何かを話すわけでもなく、誰かに招待されたわけでもなく、六十分の一の参加者の1人にすぎない。それもあってか、昼の部も夜の部も若干の緊張とともにある自分が少しおかしかった。
さて、踏み出したこの一歩とそれによるいくつかの出会いが、付き合う範囲や傾向がいつしか固定気味となっていたわたしに、どのような化学反応を起こすのか。山と山とは会えないけれど人と人とはまた会える、袖触れ合うも多生の縁、ああだこうだなんだかんだと言っても、渡る世間でもっとも大切なのは縁(えにし)である。たのしみなのだ。