そこをウクレレ

ハワイにあるウクレレ屋から発信する。ワイキキの波映像。ウクレレ紹介。お店に来たお客さまやミュージシャンたち。

音楽ってなんですか。

2007-07-25 12:40:35 | フラ、その他
音楽ってなんでしょうね。

30過ぎてウクレレ屋さんになるまで、音楽はやってなくて、
音楽の知識はなく、楽譜も読めず、歌も下手だし、楽器を触ったことはなく、リズム感はゼロで、通信簿の音楽はいつも2だった。

そんなぼくが、運良くなのか、ウクレレ売って音楽にちょっと関わるようになり、
音楽って、人生にとってものすごい影響をあるということ発見したのです。
まあ、みなさんにとっては常識だったりして、お恥ずかしいお話しで人生30年過ぎてからはじめて目覚めたのです。
ぼくにとってはとてもびっくりした経験で、それに気づいたときは人生がカチッとシフトした瞬間だったと思います。

音楽で世界観が変わったといっても過言でない。
ウクレレの腕は相変わらずで、音楽的な知識の勉強は全くしていないし、コードも覚えておらず、
みんなに「ケン、コードの名前くらい覚えろ」とよく言われる始末、1曲終わりまで弾ける曲もあまりない。
要するに音楽なんて、まだまだ知らないわけです。


だけど、ウクレレを寝る前に抱えながら、メロディにもなっていない音をポロポロと鳴らしていると、
そのまま寝てしまうということが良くあったのです。そのとき寝入るときの気持ち良さといったら、
チューニングも適当だけど、曲なんかになってないけど、ドレミソ、、、ドなんて、
指の動くままにうつらうつらしながら、弾いていると、α派が出っぱなしのような感じ。
それで、その日の疲れが解消されリフレッシュされて明日のパワーの源になる。
自分のレベルで、自分のためだけにやっている音楽は最高だということです。

それまで、ず~と音楽は聞くものだと思っていた自分ですから、
楽器をやるとか歌うとかは音楽の才能の問題だと思っていて、
音楽をやる側とそれを聞く側に勝手に線を弾いていた。ぼくはもちろんいつも聞く側。
それは実はとんでもない、
原点はだれのものでもない、音を出すのは自分のためだけのものだったのです。
ALOHA