「首長」を最近よく、テレビで「くびちょう」と読んでいるのを耳にします。
政治家の発言や、番組のコメンテーター、時にはアナウンサーやキャスターも
「くびちょう」という読み方をしていることもある。
これって、見聞きされている方はどういうニュアンスで伝わっているのでしょうか?
結論から言うと、私は違和感があります。
私個人は「しゅちょう」と音声にします。
一般的に「首長(しゅちょう)」は、国内では
日本の地方公共団体の長(都道府県知事・市町村・特別区の長)のことです。
また国際的には、(今日国賓として来日した)「クェートの国家元首・サバハ首長(しゅちょう)」
という使われ方をします。
いわゆる「くびちょう」と読まれるのは、
前者の国内の地方公共団体の長を指す場合ですが、
「市長」「首相」「主張」などと音が似ているから区別するため、
「くびちょう」と読まれるそうです。
行政用語といいますか、通称ですね。
「首長」が原稿によく出てくるニュースを読んでいる人間からしてみれば、
「市長」などと、音声の区別は必要かな?と疑問に思うわけです。
発音は似ているかもしれませんが、文脈で明らかに分かるのでは。
例えば、「市立高校」と「私立高校」が原稿の中で同時に使われている場合、
ともにに「しりつ」という同じ発音・アクセントでも、意味は違うので、
「しりつ」「わたくしりつ」と読み分けることはあります(特にラジオニュース)。
しかし、「首長」はあきらかに文脈で分かりますし、
「市長」「首相」「主張」と音が異なるどころか、アクセントも違います(「主張」はアクセントのみ)。
ま、個人的に無性化が苦手な私としては、「しゅ」の音を少々びくびくしながら出すわけですが、
それでも「しゅちょう」の方が、本来の意味がきちんと伝わると思っています。
さらに、読み手側としては、「くびちょう」の「クビ」という音の響きが
ちょっとギョッとさせるものではないかという気持ちもあります。
同時に、一人の視聴者としては、「くみちょう」に聞こえて、
発言や会話の腰を折ってしまう、とも感じています。
もちろん、間違いではないのですが、慣習的な「言い換え」「読み換え」は、
伝える側の親切心から来るもののはずなので、違和感を感じずにいられません。
というわけで、行政の現場ならまだしも、
コメンテーターや報道関係者が使うことや、一般化されることには疑問があります。
ヤフーの検索でも「首長 しゅちょう」と入れても、
「首長 くびちょう ではないですか?」と出てくる!
「しゅちょう」と読んだほうが上品に聞こえると思うのですが、、、
言葉は生き物ですものね。
さて、どちらが主流になっていくのか、興味のあるところです。
政治家の発言や、番組のコメンテーター、時にはアナウンサーやキャスターも
「くびちょう」という読み方をしていることもある。
これって、見聞きされている方はどういうニュアンスで伝わっているのでしょうか?
結論から言うと、私は違和感があります。
私個人は「しゅちょう」と音声にします。
一般的に「首長(しゅちょう)」は、国内では
日本の地方公共団体の長(都道府県知事・市町村・特別区の長)のことです。
また国際的には、(今日国賓として来日した)「クェートの国家元首・サバハ首長(しゅちょう)」
という使われ方をします。
いわゆる「くびちょう」と読まれるのは、
前者の国内の地方公共団体の長を指す場合ですが、
「市長」「首相」「主張」などと音が似ているから区別するため、
「くびちょう」と読まれるそうです。
行政用語といいますか、通称ですね。
「首長」が原稿によく出てくるニュースを読んでいる人間からしてみれば、
「市長」などと、音声の区別は必要かな?と疑問に思うわけです。
発音は似ているかもしれませんが、文脈で明らかに分かるのでは。
例えば、「市立高校」と「私立高校」が原稿の中で同時に使われている場合、
ともにに「しりつ」という同じ発音・アクセントでも、意味は違うので、
「しりつ」「わたくしりつ」と読み分けることはあります(特にラジオニュース)。
しかし、「首長」はあきらかに文脈で分かりますし、
「市長」「首相」「主張」と音が異なるどころか、アクセントも違います(「主張」はアクセントのみ)。
ま、個人的に無性化が苦手な私としては、「しゅ」の音を少々びくびくしながら出すわけですが、
それでも「しゅちょう」の方が、本来の意味がきちんと伝わると思っています。
さらに、読み手側としては、「くびちょう」の「クビ」という音の響きが
ちょっとギョッとさせるものではないかという気持ちもあります。
同時に、一人の視聴者としては、「くみちょう」に聞こえて、
発言や会話の腰を折ってしまう、とも感じています。
もちろん、間違いではないのですが、慣習的な「言い換え」「読み換え」は、
伝える側の親切心から来るもののはずなので、違和感を感じずにいられません。
というわけで、行政の現場ならまだしも、
コメンテーターや報道関係者が使うことや、一般化されることには疑問があります。
ヤフーの検索でも「首長 しゅちょう」と入れても、
「首長 くびちょう ではないですか?」と出てくる!
「しゅちょう」と読んだほうが上品に聞こえると思うのですが、、、
言葉は生き物ですものね。
さて、どちらが主流になっていくのか、興味のあるところです。