石田芳恵のツボ

フリーアナウンサーのお仕事日記のはずが、大好きな映画・音楽・本のレビューに。感動とやさしい気持ちをお届けしたいです。

上野誠氏講演「万葉に学ぶ奈良・万葉に学ぶ恋」、深読みは楽しい、ということ

2011年02月18日 03時16分10秒 | 音楽CD・LIVEの感想
日経セミナーへ、大手町に行く。
講演は奈良大学文学部教授の上野誠氏。
奈良が好きで、何度も足を運んでいること
(特に、吉野や大峰山、秋篠寺の技芸天は特別)、
万葉集に興味があったこと
(どれも非常~に情熱的な恋の歌ばかりなので)、
その二点が興味を持った理由です。

上野先生のお話はとても分かりやすく、古代の人たちの感情がイキイキと現代に伝わってくるかのような解説でした。
上野先生が古典をとても愛していることも感じられます。

そして印象的だったのは、
万葉は、ほぼ全て恋愛発想で
一対一のコミュニケーションであること、
そのため、
人が人へ声で伝えていく文化なため、
妙になまめかしい、ということ。

おもしろいですよね、
言葉を文字ではなく声で(人を介して)伝えるために、
表現が練られて、
音で覚えやすい´5・7・5`のリズムになっていく。

「どうやったら相手に伝わるか」

と、昔の人も一生懸命考えていたわけですね。


古代から
男性と女性は、それぞれ別の目線があって、
だからこそすれ違ったり、情熱的に愛を語ったり、ヤキモチをやいたりと、
まあ、すったもんだしていたわけで。

むしろ、
昔の人の方がずっと、熱く自分の気持ちを語っていたのかもしれない。


電車の中で万葉集(四千数百首)に目を通しながら、
また奈良へ行きたくなりました。



後半のトークセッションは、
少し残念。
上野先生の話があまりに興味深いだけに、
パネリストの女性2人の普通のありきたりな感想よりも、
上野先生の解説や見解をもっと聞きたかったです。

『RED』痛快アクションで、笑った、笑った。すごく気持ちイイ!

2011年02月15日 05時47分52秒 | 映画の感想
http://www.movies.co.jp/red/

Retired (引退した)
Extremely (超)
Dangerous (危険人物) の略だそうな。

いやあ、久々に大きな声で劇場で笑いました。
何度も何度もケラケラ・げらげらと。
映画館で笑い声が響くって、楽しいなあ。
そして、おなかの底からこんなに笑うと、すごーくスッキリします。

ブルース・ウィリス、モーガン・フリーマン、ジョン・マルコヴィッチ、
ヘレン・ミレン・・・と凄い(濃い)役者たちが、
本気で徹底して、娯楽映画を作りあげてくれている。
B級とか、おばかとか、いろいろと表現はあるのでしょうが、
とーっとも気持ちの良い素晴らしく素敵な・・・爆笑映画なのです。

テンポもいいし、会話も展開もおしゃれ、
パロディやオマージュめいたものも散りばめられているし、
サスペンスの展開もなかなか深みがあって、最後まで謎解きを楽しめる。
(そう、ストーリーがしっかりとしているのがミソ!)

わくわくドキドキ、ハラハラしながら、笑った笑った。

引退から復帰したスパイたちともっと暴れたい!
また彼らに会いたい!
もっとこの映画の世界に居たい!!!
エンドロールを観ながら、
「あ~終わっちゃった(しょんぼり)、もっと観たいのに」と思った映画でした。

あー、おなかすいた。
笑いすぎて、食欲がもりもりわいてくる映画でもありました。

満足満足。


★★★★☆(オースティン・パワーズも好きだけど、こちらも素敵すぎる)
ベルト・シュヴェンケ監督
1時間51分 
2010年 アメリカ

お弁当持参、継続中

2011年02月13日 01時33分05秒 | アナウンスのおしごと
結局、食べるものが人を作るんだなあ、と思う。
口に入れるものが身体をつくり、
心を形成していく気もする。

最近、なるべく外食を避けて、
毎日キッチンに立って、
そして今月から、ランチにお弁当持参しています。


前夜の残り物を中心に
お弁当箱に詰めているだけど、
やっぱり自分でコントロールしたご飯はホッとする!

おなかもココロも満足する。

そして、
素材から何か形になるモノを作ることが、
とっても楽しい。
やっぱり、私は何かを作ることが好きだ。
簡単な和え物でさえ、
出来上がると
凄い達成感と喜びがある。

気まぐれや一過性のマイブームではなく、習慣になるといいなあ。
心地良いことは続くもの。

料理やお弁当づくり、
良い気分転換&生活の一部として楽しみたいです。