日経セミナーへ、大手町に行く。
講演は奈良大学文学部教授の上野誠氏。
奈良が好きで、何度も足を運んでいること
(特に、吉野や大峰山、秋篠寺の技芸天は特別)、
万葉集に興味があったこと
(どれも非常~に情熱的な恋の歌ばかりなので)、
その二点が興味を持った理由です。
上野先生のお話はとても分かりやすく、古代の人たちの感情がイキイキと現代に伝わってくるかのような解説でした。
上野先生が古典をとても愛していることも感じられます。
そして印象的だったのは、
万葉は、ほぼ全て恋愛発想で
一対一のコミュニケーションであること、
そのため、
人が人へ声で伝えていく文化なため、
妙になまめかしい、ということ。
おもしろいですよね、
言葉を文字ではなく声で(人を介して)伝えるために、
表現が練られて、
音で覚えやすい´5・7・5`のリズムになっていく。
「どうやったら相手に伝わるか」
と、昔の人も一生懸命考えていたわけですね。
古代から
男性と女性は、それぞれ別の目線があって、
だからこそすれ違ったり、情熱的に愛を語ったり、ヤキモチをやいたりと、
まあ、すったもんだしていたわけで。
むしろ、
昔の人の方がずっと、熱く自分の気持ちを語っていたのかもしれない。
電車の中で万葉集(四千数百首)に目を通しながら、
また奈良へ行きたくなりました。
後半のトークセッションは、
少し残念。
上野先生の話があまりに興味深いだけに、
パネリストの女性2人の普通のありきたりな感想よりも、
上野先生の解説や見解をもっと聞きたかったです。
講演は奈良大学文学部教授の上野誠氏。
奈良が好きで、何度も足を運んでいること
(特に、吉野や大峰山、秋篠寺の技芸天は特別)、
万葉集に興味があったこと
(どれも非常~に情熱的な恋の歌ばかりなので)、
その二点が興味を持った理由です。
上野先生のお話はとても分かりやすく、古代の人たちの感情がイキイキと現代に伝わってくるかのような解説でした。
上野先生が古典をとても愛していることも感じられます。
そして印象的だったのは、
万葉は、ほぼ全て恋愛発想で
一対一のコミュニケーションであること、
そのため、
人が人へ声で伝えていく文化なため、
妙になまめかしい、ということ。
おもしろいですよね、
言葉を文字ではなく声で(人を介して)伝えるために、
表現が練られて、
音で覚えやすい´5・7・5`のリズムになっていく。
「どうやったら相手に伝わるか」
と、昔の人も一生懸命考えていたわけですね。
古代から
男性と女性は、それぞれ別の目線があって、
だからこそすれ違ったり、情熱的に愛を語ったり、ヤキモチをやいたりと、
まあ、すったもんだしていたわけで。
むしろ、
昔の人の方がずっと、熱く自分の気持ちを語っていたのかもしれない。
電車の中で万葉集(四千数百首)に目を通しながら、
また奈良へ行きたくなりました。
後半のトークセッションは、
少し残念。
上野先生の話があまりに興味深いだけに、
パネリストの女性2人の普通のありきたりな感想よりも、
上野先生の解説や見解をもっと聞きたかったです。